保育日誌
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雨に濡れることも楽しみに変えて
2021/07/30
昨日夕方から夜にかけて稲光が見られ、突然音を立てて雨が降りました。今日も外遊びを楽しんでいる子どもたちの遊びを中断させるような雨が降り出しましたが、雨が止んだことを確認しながらも、急な雨を心配しながら5歳児ののぞみ・めぐみ組の子どもたちは近くの公園に出かけセミの抜け殻探しなどを楽しんでいたようですが、職員室で仕事をしていると、音を立てて雨が降り出してきました。そこで主任のY先生に「あれ、5歳児帰って来ましたっけ?」と声をかけると「・・・!?ちょって待ってください!」と言って西側玄関に向かってくれたのですが、そんなところにずぶ濡れになりながら子どもたちが走って帰って来ました。その姿はまるでシャワーを浴びたかのようでしたが、そんなハプニングさえも楽しんでいるようでした。因みに念願のセミの抜け殻も結構な数見つけて来たようでしたが、子どもたちの目ざとさはもちろん、抜け殻の数だけのセミが羽化したことが驚きでした。因みに、今日は姉妹園である、第二光の子保育園の5歳児の「お泊まり保育」が行われています。日中は蔵王の「小鳥ハウス」へ出かけ活動して来たようですが、第一の5歳児のように雨で濡れることはなかったとのこと。どうか明日まで事故などなく終えることができるようにお祈りします。
さて、東京オリンピックの開会式でのパフォーマンスが話題を呼んだ「ピクトグラム」は「絵文字」「絵単語」などと呼ばれ、何らかの情報や注意を示すために表示される視覚記号(サイン)の一つで、1964年の東京オリンピック開催時、外国語でのコミュニケーションをとることが難しい当時の日本人(僕は今でもです)と外国人の間を取り持つために、開発されたのが始まりだそうです。しかし、今では至るところに当たり前に存在し(溢れ)、余程特別感があり目立つようなそれでなければ特別感などなく全く意識することはないでしょう。その証拠に保育園のトイレの存在を知らせるサインが大人用トイレと子ども用トイレが違うことに気づいているのは(職員を含め)ほとんどいないと思います。一方、あの開会式以降、仙台駅などで改めて(意識して)「ピクトグラム」を見てみると、コロナの影響によって出来たものなど様々なものがあることに気付かされます。思えば、現在小学校3年生になった子どもたちが年長児だった時、園舎内の廊下や階段などに小さな道路標識を貼り付けたとき、絵だけでその意味を理解し、ゆっくり歩いたり止まったりする健気な姿が見られました。そんな意味からもまだまだ上手に言葉で伝えられない、文字が読めない子どもたちの生活に生かすことが沢山あることを再認識しています。いつかまた、こっそり道路標識を貼ってみようかなあ・・・?
夜も最高!
2021/07/30
みんなで作ったカレーライス、やっぱり最高に美味しかったです!おかわりしすぎ??って心配になるくらい、いつも以上にすすみました。
食事の後はハイキングぐらい楽しみにしていたキャンプファイヤー。午前中の雨の影響は全くなく勢い良く上がる炎に自然と「燃えろよ燃えろ」の歌が始まりました。
火を囲んで「キャンプだホイ!」を歌って踊り、「猛獣狩り」のゲームをして「マイムマイム」を踊って最高に楽しい夜の行事を行えました。
おはなし会が終わったらいよいよおやすみの時間。今年も誰も泣かずに眠れそうです。
蔵王から帰園
2021/06/30
のぞみ組お泊り保育の1日目、蔵王のことりハウスへ行って来ました。帰ってきたのぞみ組のみんなに聞いた所、山のハイキングでは見たこともない虫やヘビ、イモリにも出合ったり、保育園でみつかるセミの抜け殻より何倍も大きいセミの抜け殻をみつけたりしたそうです。
笹舟を作って池に浮かべたり、山中に大きな檻を見つけたので何かと聞くと「イノシシ」を捕まえるための仕掛けだときいてビックリしたり、山の中に行かないと見られないものを見ることができたということでした。
11時30分頃、大河原(園の付近)で雷雨があり、どしゃぶりになったので山の中で雨に打たれたのではないかと心配しましたが、全く降らず、帰りのバスの中でパラパラ降ってきたということで安心しました。
今は夕食作りの最中です。みんなで力を合わせておいしいカレーを作っています!
みその天地がえし
2021/07/30
のぞみ組です。今日は、みその天地がえしをしました。園長先生から、天地がえしについてのお話も教えてもらいました。自分で作ったみそを確認しながら、自分の手でひっくり返し触感を楽しみました!
そして、「みそのいい匂いがする~」と大喜びの子どもたちでした。最後に手に付いたみそをちょっと味見もしました☆「おいしい」と大満足の子どもたちでした!
何にする?どれが良い?
2021/07/29
「♪ 今日ダビデの町で、救い主が生まれました。飼い葉桶の中に赤ちゃんが寝ています。それが〜」今朝、園庭中央の2階建ての家から5歳児のぞみ組のHちゃんがクリスマスの讃美歌を歌う声が聞こえて来ました。これからが本格的な夏を迎えるという時に、なぜ、まだまだ先のクリスマスの讃美歌を思い出し歌い出したのかはわかりませんが、うろ覚えで歌詞が抜けたり間違ったりしていましたが、とても嬉しそうなのです。そこで、Hちゃんの歌と一緒に遊んでいたRちゃんとの会話をそ〜っと聞いてみることにしました。すると「ねえ、Rちゃんは何にする?」「ガブリエルにする?マリアもいいよね!」と話し合っているのです。そこで「Hちゃん上手だね。もうクリスマスの相談してるんだ」と声をかけると恥ずかしかったのでしょう「園長先生に見られた」と言ってニヤニヤしながら家から降りて来ました。そこで「ガブリエルもマリアもできそうだよ!」と話したところ「でも〇〇ちゃんもマリアがいいって言ってたからなあ・・・」との返事が返ってくるのです。お泊まり保育を迎える前(時)は不安を抱えていたHちゃんが今からクリスマスページェントを楽しみにしていること、そして、自分の思いを持ちながらも友だちの思いを推し量ってくれていることがわかり嬉しくなりました。本格的にクリスマスの準備を始める時、2人がどんな気持ちを持っているか今日の会話を忘れずにいたいと思います。
さて、未満児クラスの園庭に置かれているドーナッツという名前のオレンジ色の遊具、本来は中央を向いて座り、回転させて(回してもらい)遊ぶのですが、3歳児てんし組の子どもたちが本来の座り方とは正反対の外側を向いて座り、そんな子どもたちの足に転任のT先生が回りながら水をかけてあげているのです。その楽しそうな様子を見て、更に喜んでもらえるように、そのまま座ってもらった状態でゆっくりドーナツを回し、T先生には動くことなく水をかけてもらいました。すると回転という動きが加わったことで落ちないように座っていなければならないというドキドキ感が生まれ、そこへ水をかけてもらえるという喜び、楽しさが増えたことで嬉しそうでした。お天気が悪かったりRSウイルス感染症が流行るなどしたことで、4歳児は今日がプール開き後、初めてのプールでの水遊びとなりました。約束していた来客があり、あいにくその様子を見ることはできませんでしたが待ちに待ったプール、さぞかし楽しかったことでしょう。楽しそうといえば、1歳児そら組の保育室に貼られている子どもたちの足形を使ったペンギンたちです。そのアイディアに驚かされ「面白いね!誰のアイディア?」と聞いたところM先生がインターネットを駆使し素材を見つけ保育に取り入れたようですが、僕が幼稚園教諭として仕事を始めた時には考えられない時代の流れを痛感させられるました。それにしてもこのペンギンたち1匹1匹違いがあり、見ているだけで笑顔にさせてもらえます。
台風一過
2021/07/28
台風8号の影響を考え、昨日からJRは複数の路線の計画運休を発表していたものの、台風の進路から影響を受ける可能性が少なくなったと言うことで、ほとんどの路線で通常運転に変更されたそうです。しかし5時台のニュースでは通常運転に変更されたとは伝えていなかったことから、昨日に引き続き車で出勤しました。その時点では雨も風も強く運休も納得でしたが、市内中心部を抜けた辺りから雨が弱まり、遂には青空が見え始め、多くの子どもたちが登園してくる頃には台風の影響すら感じられなくなりました。すると、程なくして、園庭に飛び出してきた子どもたちは早速セミの抜け殻探しや、すっかり日課となった感があるトマトの収穫に大忙しでした。大忙しといえば、日々職員室にいる時間がほとんどないほど大活躍で保育園にとって必要不可欠の主任のY先生やM先生がお休みだったため、ハプニングやトラブルがあった時の判断や差配をしなければならなかったもう一人の主任のT先生でしょう。どの保育園でも保育現場では日々大小様々なハプニングは起こっているはずですが、何かあった時に最終判断をしなければならない園長や主任が不在だったり、お休みの先生が多い日に限って何かが起こることが多いのが不思議です。
さて、今日は大河原南小学校へ就学予定の子どもたち7名(本当は9名ですが今日2名欠席)とのぞみ組のR先生をバスに乗せて児童館へ出かけ小学生と交流して来ました。児童館では卒園児を含めた1〜3年生と先生方が子どもたちを待っていてくれて大歓迎してくれたのですが、以前のように自由に遊ぶことができず、ここでも否応なしにコロナ禍を感じさせられました。それでも、つい数ヶ月前まで一緒に遊んでいた一年生と一緒に過ごすことが出来たこと、のぞみ組のS君は大好きなお姉ちゃんと一緒に過ごすことが出来て保育園とは違った表情を見せてくれました。因みに「お姉ちゃんのお名前は何と言いますか?」と聞かれた時、苗字の後に「◯◯◯◯ねえねです」と答えたこともありお姉ちゃんのMちゃんが照れくさそうにしている表情が印象的でした。その他にも元気そうな卒園児たちに会うことが出来て良かったです。コロナが収束した時には卒園児たちにも遊びに来てもらえるような行事を企画・開催したいものです。
台風の影響②
2021/07/27
4歳児のニンジンやキュウリを使ったお料理とレストランごっこ。そして5歳児の味噌の天地返し!
台風の影響①
2021/07/27
昨日帰宅する電車の車窓から綺麗な夕焼けが見えていたのに天気予報では台風の影響で雨が降り風も強まることが伝えられ、電車も運休する路線が予告されていました。そこで今朝は車での出勤したのですが、仙台を出て保育園に着くまで雨に降られることもなく「本当に台風が近づいているの?」といった空模様。ところが、7時を回った途端、音を立てて雨が降り始めたため、予報通りこの調子で一日雨が降り続くことを覚悟しました。先生たちも同様で、今日は保育室やホールやランチルームを使い過ごす計画を立て3歳児てんし組ではK君のお誕生会のためにいらして下さったお父さんお母さんも一緒に過ごして下さいました。お隣のひつじ組の子どもたちは保育室前の廊下や絵本コーナーも有効利用し、5歳児のお泊まり保育で使った小道具やコーナー遊びを楽しんでいたのですが、段ボール製のロボットにHちゃんとM君がぎゅうぎゅう詰めになりながらも二人で入っていたことと、その傍らでロボットが怖くて泣きそうになっているHちゃんがいたことが傑作でした。4歳児は畑で収穫したニンジンやキュウリを使ってサラダ作りに取り組んでいましたが、外遊びをしている時以上に輝いていました。あい組の女の子たちはレストランごっこをしてるのかテーブルと椅子を並べ、お皿を並べて遊んでいました。5歳児は予定を早め、急遽味噌の天地返しをすることになりましたが、デパートのエレベーターで中層階に上ったような容器や屋上を通り過ぎてしまったような容器とベタベタするものの味噌の良い香りに「もう出来たんじゃない?」と興奮する子どもたちの姿が見られました。今日の作業のお陰で昨日までの味噌の香りは薄まりました。次また芳しい香りが漂って来た時はまたエレベーター現象が起きていることも考えられます。目(視覚)だけでなく鼻(嗅覚)も駆使して更なる熟成を期待したいと思います。昨年も暑い夏でしたが今年のように発酵したことにより蓋が外れてしまうことはありませんでした。何はともあれ、良い状態で熟成が進んでいる味噌の容器を落としてしまったり、作業の途中で溢れてしまったりすることが心配だった今年の天地返しはある意味、味噌作りの時より大変な作業だったように思えました。
午前中こんな具合に過ごしていましたが、お昼頃には雨が上がり青空が見られ夏の陽射しが降り注ぐのですからびっくりでした。午後はお天気になったことで午前中、園舎内で過ごさなければなかった子どもたちが今日も嬉しそうに過ごすことが出来ました。しかし、台風は今晩から明日の明け方には間違いなく県内に雨と風の影響を与えそうですが、大きな被害が出ないことを祈ります。
味噌は生きている
2021/07/26
6月初めにのぞみ組の子ども達が味噌作りをして約2ヶ月。土用の丑の日辺りに味噌の上下をひっくり返す天地返しをするようになっていますので、今日は少し早めではありましたがのぞみ組の子ども達で天地返しを行いました。ホールの裏に寝かせておいた味噌は盛り上がっている物があったり、水分が出ていたりしていましたが、色もにおいも出来上がった味噌のようでした。
指導をしてくださったM味噌店様のキャッチコピーに「生きている味噌」という言葉があったのを思い出して「みんなの味噌、生きているんだね~、すごく元気だね~」と言うと「えっ、みそって生きてるの?」と不思議そうにしながらも、大事そうにそっとやさしく味噌の上下をひっくりかえし、味噌の大敵という空気をトントン押して上手に抜いていました。
これからの数ヶ月、暑さ、寒さに耐えながらホールの裏でおいしく熟成されるでしょう。出来上がりは卒園式の3月です。
ぼくらはみんないきている!
2021/07/26
毎週月曜日は礼拝の日、0・1・2歳児は各保育室で、3・4・5歳児は2階ホールで各年齢ごとに守ります。この数週間(数ヵ月)は大人でも難しい旧約聖書の中からのお話ということもあり子どもたちにどのように話せば(伝えれば)いいか困ってしまうことがあります。そうかと思えば子どもたちが喜んで聞いてくれるところもあり、その一つが今日のサムエル記上17章41-54節に記されている小さなダビデ少年がゴリアトという大男を石投げ機で倒す「ダビデとゴリアト」のお話です。このお話に限らず、先生たちは出来る限りその日の聖書の箇所に合った讃美歌を子どもたちと歌うようにしてくれていて、今日も♪「おそいくるライオン」を歌ってくれたのですが、一番の♪「おそいくるライオンとらえ せめてくる ゴリアトたおす~」の「ゴリアトたおす」の歌詞の部分がどうしても「ゴリラをたおす」になってしまうのです。ふざけているわけでも受けを狙っている訳でもなくです。そんな風に大きな声で真剣に歌う様子が可笑しく、そして可愛らしく本当は「ゴリラじゃなくゴリアトだよ」と正確な歌詞を伝えるべきでしょうが、訂正することなくニヤニヤしながら聞かせてもらってます。しかし、聖書の箇所に合わせて讃美歌を歌うことから「ゴリラをたおす~」を聞くことができなくなり、別な曲を間違えて歌う姿が見られることでしょう。
さて、土曜日は保育が行われましたが、先週はお休みがあり、その間に畑の野菜たちが見事に育っていました。特にトマト畑は見事に育った赤い実を収穫しようにも大人では到底入っていくことができないくらいに生い茂りトンネルができています。たった数㍍の小さな畑のトンネルですが、そこをくぐって行けば、「ト〇ロ」や「Field of Dreams」(1989年公開のアメリカ映画)のような素敵な世界が広がっているのかも知れません。そんなトマト畑の隣で4歳児が育てているニンジン。そのニンジンを使って料理をするために収穫していましたが、スーパーでは絶対に並んでいない(売っていない)細かったり、セクシーだったりするニンジンが収穫できました。このニンジン、連日収穫されているキュウリと共に調理されるようですが、好き嫌いなく喜んで食べてくれることを願うものです。
長くなりましたが、最後に・・・。2階倉庫で熟成されている5歳児の味噌!最近いい匂いがしていることは分かっていたのですが、礼拝後椅子を片付けようと倉庫に入ると、これまで以上に倉庫に香りが充満しているので「????」どうしたのだろうと味噌を見てみると、このところの暖かさが影響したのか容器の底にスペースができ、今にも溢れ出そうになっている容器が原因だったことが分かりました。そこで、主任のY先生と応急処置をしたのですが、今週木曜日に予定していた天地返しを早めなければならなそうです。これまで見たこともない現象が心配になり、S味噌屋さんに状況をお伝えしたところ、順調に発酵熟成が進みうまみ成分が溢れているとのことでホッと胸をなで下ろしたのですが、本当に味噌が生きていることを実感させてもらいました。
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