社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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素敵な感性

2021/09/02

「ねえ、園長先生見て!」そう言って4歳児はと組のTちゃんが園庭に落ちていた宝石(コンクリートのかけら付きの石)を解けたゴザの紐で結んだ自作のネックレスを自慢げに見せに来てくれました。ところがまだ紐で上手に結ぶことがでないこともあり、大切な宝石が落ちてしまい、その度に大慌てで拾い上げ直すのですが上手くいかず「園長先生結んで」とお願いされるのです。しかし、一度、子どもならではの不思議な結び方をしてある紐を解いてから結び直すことになるので至難の業となるのですが、4歳で既にオシャレを楽しむことができる様になっているTちゃんの思いを叶えてあげるべく結び直してあげると嬉しそうに「ありがとう!」とお礼を言ってくれた後、みんなに見せてあげる(見てもらう)ため、宝石を落とさないように気をつけて歩いていきました。
 さて、昨日・今日と身体を動かしていないと半袖では肌寒さを感じる一日となり、秋が駆け足で近づいて来ていることを感じました。そんな朝、いつものように園舎内の消毒をしている時、3歳児ひつじ組の窓のところに保育の中で作ったぶどうが飾られていることに気づきました。その作品、同じ材料を使って作っているにも関わらず、いつものことながら同じものが一つもないことに、嬉しさと子どもらしさを感じました。それは担任のN先生が子どもたちに作り方を強制させていないことの表れでもありそこにも喜びを感じました。感謝です!

防災の日

2021/09/01

「数十年に一度」と言われる大雨が毎年のように降るようになった日本、今年も各地に大きな被害を与えました。そんな大雨が降り甚大な被害が起こることがなかった1960年(昭和35年)「関東大震災」にちなんで今日9/1を「防災の日」として制定し、台風、高潮、津波、地震等の災害認識を深め、それに対処する心構えを準備するために全国各地で防災訓練が行われるようになりました。ところが、「酷暑」の表現がピッタリと思える夏が毎年訪れるようになった一方、雨が降らず干ばつによって農作物が収穫できなくなったり、火事が起こっている国があるという現実。それに加え、変異株によって「災害級の流行」と表現されるようになり全く収束の兆しが見えないコロナウイルス感染症など、防災の日が制定された時代とは違う対処や心構えが必要なことが増えていることを痛感させられます。
 春、5歳児が田んぼに植えたきみどり色の稲の苗はすっかり黄金色になり首を垂れて稲刈りを待っているかのようです。しかし、これからが台風のシーズン。数年前のように台風による大雨被害によって「稲刈り」や「親子で遊ぼう会」が出来なくなるようなこと、そして、急に寒くなってきたことで体調を崩したりすることなく、5歳児が今、開催に向けて一生懸命に準備し、他のクラスの子どもたちも楽しみにしている「夏まつり」もみんなで楽しめることを願うばかりです。

存在意義

2021/08/31

ようやく朝夕涼しくなり秋を感じられるようになって来たとはいえ、子どもたちが降園後、締め切られた園舎内は空気が流れないため虫たちにとっては過酷な環境になるのでしょう。出勤すると必ず玄関ホールにアブや蛾や蝶など様々な虫たちが落ちています。そんな虫が登園して来た子どもたちや保護者の皆さんがつぶしてしまうことがないように拾い集めゴミ箱へ捨てるのですが、アブや蛾の中には眠っていたかのように動き出すことがあり驚かされることがよくあるのです。今日も3歳児ひつじ組の前にひっくり返っていた蛾が生きていたので潰してしまおうと思ったのですが、その時、人間(特に大人)に気持ち悪いとか必要ないと思われている蛾やゴキブリなどを象徴とする虫たちの存在意義を考え手を止めました。動物界の弱肉強食同様、虫たちの世界にも食う食われるといった関係性があり、園庭の木製遊具や丸太で成長するキノコたちは菌によって木を土に返す役割を担っている様に、一見、何のため(なぜ)存在している・生きているのだろう?と考えさせられるものにも存在意義があるということになります。それなのに人間(大人)は自分たちの価値観や感情や物差しで存在意義を推し測ってしまいがちです。一方、偏見を持っていない子どもたちは特に初めて出会う事物に対して何の抵抗もなく舐めたり触ったりする(関わる)ため、保育現場ではドキッとさせられることもあるのも確かです。梅雨の頃から鳴き始めた蝉たちから遅れること数ヶ月後に産まれたミンミンゼミたちが日中必死に鳴いているように感じますが、夕方になった途端、秋の虫たちの鳴き声に包まれます。そんな虫たち、愛を語るだけでなく、人間の身勝手さや存在意義を語っていないことを願うものです。

驚き

2021/08/30

園庭の改修工事などでお世話になっているYさんが保育園で電線のドラム要りませんか?そんな連絡をいただいたのですが、既に複数のドラムがあるので大きいサイズであれば・・・。そんな返事をしていたところ、昨日、一番お大きいのは重すぎて運べなかったけど、二番目の大きさのこれまでとは違うサイズのドラムを運んでおいたという連絡が入りました。そんな連絡を頂くと一体どんな大きさのドラムが置かれているのか楽しみで仕方なく出勤して直ぐ園庭に運び込んでもらったドラムを確認しに行きました。すると150㎝はあろう大きなドラムが置かれています。運び込まれたその場所に置いておいてもよかったのですが、少々邪魔になりそうだったため、建設途中の家の側まで移動したのですが子ども1人では絶対に動かせない結構な重量!その存在感から子どもたちが見つければ間違いなく驚くこと間違いなしと思った通り、荷物の片付けを終えた子どもたちが外に出てきた途端、先週はなかったドラムを見て「すっげ〜!大きい」「やばいんだけど」と言いながらも大喜び。5歳児の男の子たちは早速ドラムに上り、自分が飛び降りることができる高さかどうかを確認し、覚悟を決めて満足いくまで何度もジャンプを繰り返していました。そんな5歳児の姿とドラムの大きさにその他のクラスの子どもたちが驚いた様に見ていましたが、その後、自分たちも上っては滑り降りを繰り返すなどして遊んでいました。今後、子どもたちが怪我することなく遊ぶにはどのように管理するかが課題となりそうですが上手に使って欲しいと思います。
 さて、今朝も園舎内の階段の手摺りや窓などを消毒していたとき、西側の階段から外を眺めるとフェンスの外に保育園のドッジボールが落ちているのを見つけました。きっと遊んでいるときにフェンスを超えてしまったものの、先生に言いにくかったのかと思い、掃除を終えた後、3歳児ひつじ組のA君と一緒に田んぼの稲の育ちを見ながらボールを取りに出かけました。ところが拾い上げたボールはペチャンコなのです。どうしてなのか見てみると、空気が抜けているのではなく無惨なことに切り裂かれた様な跡が残っているのです。その様子に8月の始め、斜面の草刈り作業をしてくださったとき、フェンスを超えたボールが草に埋もれてしまっていたため、気付かtれずに草と一緒に切られてしまっていた様なのです。これまでもフェンスを超えたボールが堀を流れる水に浮かび流れて行ってしまった様なことがありましたが、まさか草刈り機で切られてしまうとは・・・。驚きでした。そして、もう一つ驚いたこと。それは、帰宅する電車で仙台駅の一つ前の駅に着いた頃に眠ってしまったらしく、気づいた時には仙台で降りる乗客は全て降りていて、その代わりに折り返しの電車に乗客が乗り込む寸前でした。これまでこんなことはなかったのですが、とにかく気づいてよかった。

以上児 夏祭り

2021/08/27

のぞみ組・あい組・てんし組で夏祭りを行いました。
準備からお手伝いをしてくれた子どもたち☆おいしそうなかき氷やりんごあめ、かわいい金魚ができあがりました。(金魚はカラーセロハンで作ったのですが、水に入れたら色落ちしたり、少しぐったりしてしまいました…笑)
当日も、お店屋さんとお買い物班に分かれて、楽しくやり取りすることができました。「いらっしゃいませ~」「まいど‼」と元気な声が響きました。
みんな買い物が終わった後は、すいか割りをしました。目隠しをして挑戦する子もいたり、見事すいかにヒットする子もいて盛り上がりました♪
その後はおいしくすいかを食べて、笑顔の子どもたちでしたよ☆

よく見てみると

2021/08/27

昨日のプール納会の前の事です。理事長からの電話対応をしているとき、3歳児てんし組のT先生が僕の後ろから何となく慌てた様子で職員室入ってきたと思ったら、コピー機の近くに置いてある裏紙を入れてある箱の中からA4の用紙を取り出しテーブルで何かを書くとその紙を僕にそ〜っと差し出してくれました。何が書いてあるか読んでみると、“西玄関側 桜の木に ヘビ 小型 発見です” と簡潔かつ暗号の様な情報が書かれていました。本当であれば直ちに現場に向かうところですが、親機での通話だったこともありすぐには行くことができず、電話の後現場に向かいT先生にヘビが出たという桜の木を教えてもらいヘビがいないか見てみたときには既に姿はありませんでした。ちなみに見に行って驚いたこと、それは、僕がメモでの情報からヘビが現れたところを想像したところとは違う4〜5㍍はあろう高さの枝の上でトグロを巻いていたということでした。ちなみに、ヘビを発見したのが虫など生き物好きの5歳児めぐみ組S君だったということは納得であり、S君が如何に色々なところに目を向けているかがわかり感心しました。そうかと思えば、今朝もT先生が園庭にいた僕のところにやってきたと思ったら「園長先生、Rちゃんが(4歳児あい組)ブランコのところでヘビを見た(出てきた)そうです!」と言うので案内してもらって探してみたのですが、モミの木の下なのか枝の中に隠れたのか発見に至らず捕獲を断念することになりました。僕も日々掃除をしながら危険なところや修理しなければならないところはないかなどを確認し、先日も伸びきって邪魔になっていたモッコウバラの枝を剪定するなどして色々なところに目と心を向けていたつもりですが、子どもたちには敵わないということでしょう。
 さて、前述のS君Rちゃん2人だけでなく保育園の子どもたちは大人が気付かないうちに面白いことをしていることがわかることがあります。最近は糸が解けバラバラになり落ちているゴザの糸を何本も結んで魚釣りごっこをしている子どもたちがいることは確認して(承知して)いたのですが、誰が考えたのか今日園庭中央の丸太にも上手に紐が結びつけられていることに気付きました。そんなことからも、改めて子どもの遊びの多様さを学びました。とは言え、子どもたちと同じような感性を持っているのか、木に止まっっていると擬態して見つけにくいナナフシを今日も見つけました。都会では見つけること皆無と言えるナナフシ、気付いていないだけで保育園の近くいは意外と生息しているのかも知れません。

また来年

2021/08/26

酷暑と言えるとても暑い日があったかと思えば、お盆の頃には急に気温が下がり長袖が必要な秋を思わせる涼しい日があった今年の夏、今日も気温も湿度も高くベタベタした空気がまとわりつく様な一日となりました。そんな中、2歳児は保育室前のバルコニーに座り、3・4・5歳児は解体したプールを囲んで「プール納会」を行い、事故や怪我なくプールで遊べたことを神様に感謝しました。こんな天気(気温)になるのであれば、最後に全クラスが足だけでも水に入ることができるように今日解体してあげればよかった、そんなことを改めて感じさせられました。しかし先生たちは子どもたちが楽しく最終日を過ごせる様に消防士よろしくホースで派手に水を掛けてあげるなどしてくれたことで川づくりや泥んこ遊びなどが発展する様子も見られました。一方、5歳児は来年の夏は小学校の広いプールでの活動となるため保育園のプールに入ることができません。そんなこともあり、これまで数年間楽しく過ごせた事を感謝するかのようにタオルを使ってみんなできれいに拭き掃除をしてくれました。そのプールは子どもたちがお昼寝している間に先生たちで園舎の陰に運び、ブルーシートで覆うなど片付けを済ませました。
 さて、昨日から取り掛かった新たな家(遊具)作りに気づいた子どもたちは「何だこれ?」「誰が作ったんだ?」「上っていいのかなあ?」と朝から興味津々の様子。昨日、僕が上っても倒れることも壊れることもないことは確認していたので怪我に気をつけて遊んで(上って)もらったのですが、5歳児の男の子たちは上ることよりも早く完成させて欲しいという願望があるようで、これまで基地づくりなどに使っていた角材や丸太など材料となりうるありとあらゆるものを自分たちかき集めてきてくれました。そんな様子を4歳児あい組のY君とM君は面白いことをしながら眺めていましたが、設計図もなく、材料も道具も限られた中での製作となるので完成はいつになるか見当もつきません。もちろんスペインのサグラダファミリアの様に完成まで何年もかかることはありませんが、穴掘りや釘打ちなど子どもたちに手伝ってもらいながら、9月中には完成させたいと思っています。さて、どんな建物になることやら・・・。

緊急事態

2021/08/25

感染力の強いデルタ株による感染拡大により収束の気配さえ見えない新型コロナウイルスにより、政府はすでに緊急事態宣言を発出していた東京等に加え宮城県を含めた8道県にも緊急事態宣言を拡大する事を決めました。仙台駅前のお酒を提供する多くの飲食店は蔓延防止等重点措置により僕が帰宅する時には閉店(片付け)しているか、そもそも営業を控えている様子でしたので、今回の政府からの緊急事態宣言は、存続の危機を覚えている飲食店などが緊急事態を宣言したいとと思っている様に感じてなりません。とは言えこれ以上感染を拡大させることは好ましいはずはなく何としても抑えなければなりません。そのためにも医療従事者だけでなく、保育に関わっている我々も生活の根幹を支えているエッセンシャルワーカーとしての誇りと自覚を持って更に保育をしていかなければならないと思います。
 さて、今朝出勤する時には雲が広がり雨が降っていたこともあり、3歳児てんし組・ひつじ組の子どもたちが楽しみにしていたプール活動は難しいと思っていましたが、今日朝番で出勤していたひつじ組のN先生やてんし組のT先生に入水しないことを確認し、明日のプール納会に向けて朝のうちにプールを解体することにしました。ところが8時半頃には雨が上がり、少しずつ青空が見える様になり、遂には入水できたのではと思うくらい気温がグングン上昇し始めたのです。もちろん入水しないことを決め解体(分解)したため、混乱はありませんでしたが、もし「やっぱり入水します!」となったとすると再度組み立てるには時間が必要で「時既に遅し」となり僕が緊急事態を宣言したことでしょう。残念ながら今日入水とならなかった3歳児の子どもたち、明日のプール納会後、プールの掃除をしながら水遊びを計画している様ですが、天気予報では気温が上がそうですので歓声を上げながらの作業となることでしょう。ちなみに思いの外暑くなったこともあり雨で出来ているいた水溜りで0歳児ひかり組の子どもたちが遊んでいましたが、ズボンのお尻を濡らし、裸足で遊んで砂だらけの足で職員室へやってきたK君はまるで海の家に休憩しにやってきたお客さんの様でしたが、外の蒸し暑さとは違うエアコンの効いた職員室の涼しさを子どもながらに敏感に気づいていた様です。
 ところで、春、安全のために解体した丸太の遊具(家!?)の代わりに新たな家を建築すべく、田植えや稲刈りなどでお世話になっているHさんの山から切り出し、子どもたちに皮を剥ぐ手伝いをしてもらったままになっていた丸太を使って新たな家(環境)作りに取り掛かりました。しかし重機もなく全て手作業のため、時間と労力が必要な上に思わぬ気温上昇で着ていたTシャツやズボンが汗でびしょ濡れに・・・。その様子にはと組のW先生や事務のOさん、作業をしている時にお迎えにいらしたひつじ組のH君のお母さんにまでが「園長先生大変ですね!?」と心配してくださるほどTシャツなどが緊急事態でした。子どもたちの声(感想)を聞きたくて、H君とR君を抱っこして未完成の家に載せて(上ってもらった)あげたのですが、まだ掴まることができる手摺りもない単なる台のような構造物にR君は「怖い」と言っていました。明日も続きに取り組む予定ですが、頭の中にぼんやりと描いている設計図を頼りにしながら、子どもたちの反応と先生たちにも意見を出してもらい子どもたちに喜んでもらえる素敵な建築物にしようと思います。

保育園は楽園!

2021/08/24

大河原町内の小学校は今日から二学期が始まり、駅から保育園に向かう際、しばらくぶりにすれ違う卒園児たちと「おはよう!いってらっしゃい」「いってきます」と挨拶を交わすことができました。保育園時代にはなかった宿題を初めて与えられた1年生にとって宿題はどんな感想だったか、そして、しっかり終えることができたでしょうか?中にはお家の方にはっぱをかけられ泣きながら数日間で終えたなんて子もいた事でしょう。保育園は時間割も宿題も課題もテストもなく、日々思い思いの遊びに夢中になり様々な発見や困難に出会いながら過ごすことができるのですから子どもたちにとって楽園そのものなのかも知れません。5歳児は今日が保育園のプールでの水遊びが最後でしたが気温が上がらず入水は断念となりましたが、水着に着替えての水遊びとなり、入水したのと変わらない場合によってはそれ以上と思えるくらいホースで水をかけてもらい「キャーキャー」悲鳴に近い叫び声を上げていました。一方、2歳児ほし組・つき組は10本ずつ、3歳児ひつじ組・てんし組の子どもたちは49本、午後のおやつに提供されるとうもろこしの皮むき手伝ってくれました。もちろん先生たちも手伝いますが子どもたちの力は侮れず結構な力となるため、厨房のスタッフにとっても、家庭ではなかなか経験することがない皮むきができる子どもたちにとってもwin-winの関係となっていることでしょう。
さて、朝夕と日中との気温差も影響しているのか、このところ熱が出たりお腹を下したり体調を崩しお迎えを待つ子どもたちが職員室にやってきます。今日は3歳児ひつじ組のY君がやってきたのですが、本調子ではないものの元気はあり医務室でお迎えを待つのは退屈になり、身長ぴったりのソファーに寝そべり本を見ていましたが、その様子はまるでお家のリビングでくつろいでいるかの様でした。
長くなりましたが・・・。このところ桜の木から次々と葉っぱが落ちてくるようになり、掃いても掃いてもきりがありません。それでも中には顔のように見える穴が開いている落ち葉があったりするとそれが結構楽しかったりするものです。そんなこともあり、できることなら今後も園庭には落葉樹を植えて行きたいと思っているのです。先日家の近くで可愛らしい実を付けている木を見つけその実に惹かれ思わず立ち止まってしまいました。勝手に実を取る訳にはいかないため、木の下に落ちていないか見てみると実だけでなく種が落ちているのを見つけ、保育園で育ててみたくて数粒の種を拾ってきました。しかし、何という木かわからなかったので調べてみたところ、エゴノキという木であることがわかりました。種から育てることは簡単ではないと思いますが、何年か後に子どもたちに可愛らしい実を見てもらえるように育ててみようと思います。

どうして?!

2021/08/23

雨の影響なのでしょうか、出勤時、そして朝の外掃除をしているとき玄関前の栗の木から結構な数のいがぐりが落ちていることに気付きました。とすると、今年こそは収穫できることを楽しみにしていた園庭の栗も同じようなことになっているのでは?との嫌なことが頭に浮かびました。そこでブランコの下にできていた水たまりの水を取り除くなどしながら栗の木を見にいってみると、案の定、ほぼ全てが落ちてしまっていました。「桃栗3年柿8年、梅は酸い酸い13年、梨はゆるゆる15年、柚子の大馬鹿18年」という諺を考えてみても来年6月、園舎建築から10年を迎える保育園の園庭に移植する前から育っていた栗の木ですので、たくさんの実を落としてくれてもいいと思っていたのに「どうして・・・?!」と思ってしまいます。幸いなことに、昨年豊作だった玄関前の栗の木にはまだたくさんのいがぐりが残っているので今年も栗拾いができることを楽しみにしながら毎日チェックしたいと思います。一方、雨のお陰で未満児クラス前の園庭は長靴が必要な水たまりができていました。これでは大変と思いマンホールを開けて排水したもののすべては排水することは不可能で水が残ってしまいました。しかし、その水たまりが0歳児ひかり組にとって恰好の遊び場となり特にK君はハイハイしたり座ったりと全身びしょ濡れになりながら遊んでいて、そんなK君の様子が気になるI君も行ったり来たり・・・。そして、3歳児てんし組のお姉ちゃんEちゃんが何度となく見に来てはニコニコしていました。気が付けばどうして?!というくらい日が暮れるのが早くなり朝夕の涼しさから秋を感じざるを得なくなり水遊びができるのもそろそろお終いになってきていることを痛感しました。
 さて、町内の小学校は夏休みが終わり明日から登校となり、兄姉のお休みに合わせお休みしていた子どもたちが登園してくれるようになりました。1歳児うみ組のT君も久しぶりに登園して来てくれたのですが、同じクラスのK君のおばあちゃんがお孫さんのK君をお迎えに来てくださったとき、久しぶりに登園してきたT君を見るなり「あら~!T君久しぶりだね~」と言いながらT]君の目線に合わせて身体をかがめ頭を撫でてくれていました。ご自分のお孫さんだけでなくクラスの子どもたちにも目と声と心を向けてくださっていることが伝わってきました。K君に限らず園の子どもたちはこうしてたくさんの方々に見守られて育っていることを再認識させていただき、本当に嬉しく嬉しく思いました。

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