保育日誌
下記よりご希望の保育園をご選択下さい
ハグ!
2021/09/10
この一週間、経過観察のため家庭で過ごされた子どもたちと職員、体調の変化がないかどうか心配しながらの毎日でさぞかし長い一週間だったことでしょう。そんな子どもたち職員全員の経過観察が終了したという連絡が保健所から入りました。すると程なくしてお休みしていた職員から「無事、経過観察が終わりました。ありがとうございました。」と言う連絡が入りました。これで全ての子どもたち職員が登園・出勤することができるようになりました。このような判断がいただけるまで保健所の方々はこの一週間、全ての家庭に毎日連絡し体調の変化等の確認をしてくださっていました。普段目に見えない(見ることが出来ない)働きを保健所の方々が担って下さっていたことを知りました。そのことに感謝と尊敬と敬意を表します。そして、来週久しぶりに登園してくる一人ひとりの子どもたち(無理ですが職員も)をハグしてあげたいそう思います。最後に子どもたち職員のためにお祈りくださった全ての方々にも心から感謝いたします。
いいもの見つけた
2021/09/10
今朝少しづつ落ち始めた落ち葉掃きをしているとき今月から0歳児ひかり組の担任としてお勤め下さるようになったN先生が出勤してきたので「おはようございます!」と挨拶を交わした後、正門から玄関までのアプローチを歩きながら園舎東側の山を眺めいいもの見つけたといった表情で「緑がきれいですね」と一言・・・。そこで「本当ですね。先生たちみたいです!」と返事をすると、一瞬間がありニコニコしながら「よ~し!今日も頑張れそう」と言って玄関に向かって歩いて行きました。昨日降った雨でホコリなどが洗い流されたのか、確かに植物たち生き生きしているように見えましたが、いつも見ている僕たちとは違いN先生には新鮮に感じたのでしょう。これから秋が深まっていくと、緑色だった葉っぱが赤や黄色に色づき、別な景色が見られるようになったとき、今度はどんな感想が聞かれるか楽しみです。ただ、前述の僕の一言がこのところ何かと話題になることが多いハラスメントになっていないか心配になってしまいました。気を付けなければ・・・。
一方、4・5歳児は東部グランドが使えないため、園庭でのサッカー教室となりました。しかも、今月も恰好な暑さの中だったため時々水分補給の時間が取られましたが、5歳児ともなると水分補給だけでなく涼しいところをちゃんと知っていてクールダウンしている姿はまるでネコのよう。そんなところからも子どもたちの成長を感じます。
また、園庭でサッカー教室が行われているため、1・2歳児は今朝N先生が「緑がきれい」と言っていた山のふもとや車が走ることがない道路でカエルを追いかけたり、いがぐりを拾ったりして遊んでいました。そんな中、1歳児そら組のH君が駐輪場に止めてある職員の自転車に興味を持ったらしく、スポークに触るとの車輪が回るという最高の発見をしました。ただ、指が巻き込まれ怪我をすると大変なので転任のM先生に声をかけ見守ってもらいました。するとM先生がペダルを回すと車輪が勢いよく回ったと思った途端、ブレーキが掛けられると一瞬で止まることにビックリし、更に興味が出たようで、真似をしてペダルを回すものの反対に回すためゆっくりしか回らず・・・。それでもそんなH君の様子にH君も自転車に近づきタイヤに触るなどしていました。彼らにとって、見たことはあっても得体の知れない乗り物に感じたであろう自転車は、最高の玩具であり、いいもも見つけたということでしょう。そんなことからしても、保育室(園舎内)、園庭だけでなく、子どもにとっていいものを見つけられる環境がまだまだ隠れていることを再確認することができました。H君たちの様子を動画でご覧いただけないことが残念です。
うまれるまえから
2021/09/09
「は〜い!つぎは◯◯ちゃんの誕生日で〜す」「♪うまれるまえから かみさまに まもられてきた ◯◯ちゃんの たんじょうびです おめでとう」そんな愉しげな声が職員室前のバルコニーから聞こえてきました。一体誰が歌っているのか確かめてみると、4歳児あい組のYちゃん、Cちゃん、Sちゃんたちが誕生日ごっこをしていました。そこで「愉しそうだね!誰の誕生日なの?」と聞いてみると「えっ!?“ミミズ”の誕生日だよ」という考えも(想像も)していない返事が返ってきたのです。そんな返事に僕が「えっ!?“ミミズ”?」と聞き返すと「そうだよ!ほら」と言ってピアノみ見立てていた踏み台の引き出しの中に入って(入れられて)いた長さ15cm〜20cm、太さえんぴつほどのミミズが!(◎_◎;) するとYちゃんがそのミミズを徐につまみんだかと思ったら、これ以上伸びないと思うまで伸ばして「ほら!」と言って僕の目の前に持ってくるのですから驚くやら笑ってしまうやら・・・。大人になっていくにつれて生き物に触ることが出来なくなっていくことが多く、素手でミミズを掴むという姿など見られなくなってしまうことでしょう。そう考えると、少なくとも在園中は思う存分、花や虫たちに触れて欲しいと思います。同様に2歳児つき組の女の子たちは、服が濡れることなど全く気にすることなく、ドラム缶の上に溜まった雨水を夢中になって掻き出していました。マスクをしていても楽しいことが分かる様な笑顔が印象的でした。この2歳児たちそして前述の4歳児、園庭に現れ捕まえられてしまったものの誕生日を祝ってもらったミミズを含め、保育園で楽しそうに過ごしている子どもたちを見ていると、この子どもたちはみんな、生まれる前から「この保育園に行きなさい」そう神様が言ってくれているそう思いました。
さて、今日の給食のメニューは“栗ごはん”や“菊の花が入ったおひたし”など秋を感じられるメニューでした。菊の花の入ったおひたしには抵抗感があり残してしまう子どもたちがいた様ですが、幼いうちから様々な食材に触れる経験は大切なことです。家庭では中々出てこない様なメニューを考え、提供してくれている栄養士のY先生、調理師のT先生、調理補助のスタッフに感謝します。以前も書いたことがあるかもしれませんが、栗ごはんは僕の誕生日の時に母が作ってくれる(もらう)メニューでした。誕生日の頃には栗の旬の時期が過ぎていて八百屋の店頭には並ぶことなどない栗を冷凍し作ってくれていたことを知ったのは随分大きくなってから・・・。そんなことを思い出しながらよ〜く味わっていただきました。一つ違っていたところは、保育園の栗ごはんにはごま塩が掛けられていたことでしょう。とはいえ、「美味しかったです。ごちそうさま。そして、ありがとうございました。」
きっと!
2021/09/08
夏、毎日食べても食べきれないくらいに育ったトマト、収穫時期を逃すとヘチマのように大きくなることもあったキュウリ、今にも空に飛び立つロケットのように育ったオクラ、重さのあまり地面に付いてしまいそうになっていたナス、鬱蒼と育つ野菜たちの中で気付かれないままひっそり育っていたカボチャやスイカ。そんな野菜たちも収穫の時期を終え全てが処分され、その後子どもたちが穴掘りや泥遊びをするのに格好の場所になっていた畑ですが、いよいよ秋冬野菜を育てるための準備を始めることにしました。T先生が肥料や石灰を撒いてくれた畑を耕すために数ヶ月ぶりに管理機(耕運機)を引っ張り出しエンジンをかけると排気音に気づき興味を持った子どもたちがあちこちから畑の周りに集まり始めました。そんな子どもたちにもハンドル(グリップ)を握ってもらい土を柔らかくする手伝いをしてもらったのですが、柔らかくなった上に雨が降ったのですから泥んこ遊びをするのに打って付けの場所となったのは明らか。明日は天気が回復し、暑くなりそうですのできっと何人かは泥んこ遊びを始めることでしょう。そんなことからもマルチシートを張り野菜を植える前にもう一度、T先生と管理機が出動することになることでしょう。それにしても長靴を履くこともなく、靴や靴下が汚れることも気にすることもなく真剣な表情で管理機を押す子どもたちは生き生きしていましたが、その陰には汚れた服や靴下を洗濯をしてくださっている保護者がいることなど全く気にする様子はありませんでした。ちなみに、管理機に興味はあるものの怖いため少し離れたところから真剣な眼差しで見ていた2歳児たちも数年後には作業を見ていた経験を生かしてハンドルを握り、土を耕してくれていることでしょう。きっと!
素敵な思い出
2021/09/07
今朝、園舎内の消毒をしていて西側玄関と階段に差し掛かったときのことです。どこからともなく素敵なピアノの音色が響いてきます。数分前、2階ホールを消毒していたとき、T先生が日課のように練習し、日に日に上達していいく子どもさんびかとは違う曲に、誰がどこで弾いて(練習して)いるのか気になりながら階段を降り玄関の扉を消毒しランチルームに向かって行くと2歳児つき組のS先生が電子ピアノで子どもさんびかを弾き歌いしていて、子どもたちがそのピアノを取り囲み嬉しそうにしているのです。電子ピアノとは言え、大好きな先生の生演奏を聴きながらうろ覚えのさんびかを歌う姿は微笑ましく素敵で贅沢な時間で、子どもたちは何て幸せだろうと思うととても嬉しくなりました。できることなら子どもたちの記憶に残ってくれるといいのですが・・・。
さて、嬉しいといえば、掃除をするために職員室脇の通路に置いてある脚立を取りに行ったとき、クモの様な虫がモゾモゾ動いているので、近づいて見てみるとマツモムシではありませんか!小学生時代ミズカマキリやゲンゴロウを捕まえに行った時、よく刺された記憶があるので、その形からすぐにマツモムシと分かったのですが、見つけた(見た)のはおそらく小学生以来数十年ぶり。そんなこともあり、逃げられては大変と大急ぎでからのペットボトルに捕獲し、水を入れてあげた途端上手に泳ぎ出しました。その姿を見た途端、友だちたちと自転車に乗って出かけ夢中になって遊んでいた(虫捕りをしていた)時のことがついこの前のことの様に思えました。仙台の街中にも水中昆虫を捕まえられるところがあったのに今ではマンションやビルが林立してしまい、そんなことができたなんて誰も想像できないでしょうが・・・。いい思い出です。
昨日、2歳児ほし組の子どもたちが手作りのパーテーションに喜んで食事をしていることをお知らせしましたが、5歳児も同じように手作りのパーテーションを作り、静かに食事をしていました。コロナ禍にあり、沈みがちな保育現場ですが、コロナを逆手にとるかのようにパーテーション作りを保育に取り入れる、コロナだからこその活動。5歳児位になるとなぜ今、黙食しなければならないか理解できる様になっている様ですが、パーテーション作りも悲観的でなく楽しい活動・取り組みと捉えていてくれていることでしょう。
違和感
2021/09/06
二日間の臨時休園明けの今日、多くの保護者の方々から「大変でしたね」「ありがとうございました」との労いやお礼「お休みしているみんなが早く登園できるといいですね」との言葉を掛けていただきました。少々緊張感を持って出勤していた僕にとって、そんな一つひとつの言葉によって緊張感が和らぐことができました。一方、一斉メールでのお願いをご覧になってくださった3•4•5歳児の保護者の皆さんが子どもたちにマスク着用させて登園してくださったのですが、先週までマスクを着用していなかった多くの子どもたちにとっては邪魔なようで5歳児の中には「早くマスク生活終わって欲しいね」なんて大人のような会話をする姿が見られました。また、給食の時間も子どもたちにとって拷問の様な“黙食”をお願いしなければならず、3•4•5歳児の担任は子どもたちから少し離れたテーブルで食事を取ることになったため、いつも一緒に食べていた先生が別なテーブルで食べていることに違和感、疑問をもった子どもたちから「どうして先生たちそこで食べてるの?」と疑問が投げかけられることになりました。そうかと思えば、2歳児ほし組では手作りのパーテーションがテーブルに置かれて食事ができる特別感が嬉しく喜んで食べていたとのことですが、それは黙食をすることは難しいけれど感染予防をするにはどうしたらいいか考えられた保育者のアイディアが生きたパーテーションのお陰でしょう。マスク、黙食、パーテーションというこれまで保育現場では見られなかった・あり得なかった違和感がなくなる日が一日も早く来ることを祈るものです。
さて、こんなコロナ禍にある保育園にあっても何かしら笑顔になることが毎日必ずあるもので、めぐみ組の保育室では図鑑を見ながらカプラを使ってカブトムシやクワガタが作られていたのですが、そのアイディアと特徴を押さえた出来栄えに驚き笑顔になりました。それから嫌でも笑ってしまうのは、何と言っても玄関ロビー掲示板に掲示されている4歳児あい組の面白話です。先週の夕方、保育を終えた先生たちと職員室でその日の保育談話をしていたとき大笑いになったその出来事は子どもならではであり。何の違和感も感じませんでした。
未来のくるま!?
2021/09/06
北海道の電力会社から電気で動く自動車のパフォーマンスを子どもたちに披露させてほしいというお話を頂き、「車のパフォーマンス!?車がダンスをするの!?」半信半疑ながら今日実際に見せていただきました。
無人の車(アメリカ車のテスラ)が音楽に合わせてヘッドライトを点滅したり前後のドアを上下左右に動かしたりすると子どもたちは「わぁーすごいー!」「かっこいいー!」と歓声を上げていました。特に後方ドアはガルウイングで翼のようにバサバサと動くのでまるで鳥のようでした。
このようにダンスのできる車はこの車種だけということでした。無人運転やタイヤのない車などの開発も進んでいるそうです。子ども達が運転できる頃にはそうなっているかも?ちょっとだけ未来を感じたひとときでした。
一日千秋
2021/09/04
9/2、在園児がコロナウイルス感染症の陽性診断を受けたことから感染拡大防止、子ども・保護者・職員の命を守るため、昨日・今日の2日間、臨時休園させて戴きました。保護者の皆様には急なことで職場等にもご迷惑・ご心配をおかけしたかと思いますが、濃厚接触者に該当するとされPCR検査を受けた子どもたち、職員全員が陰性であると保健所から連絡がありました。その間、保健所と役場、保護者への連絡・対応に追われ、曜日感覚が分からなくなり、あっという間に時間が過ぎた様に思う一方、今日、職員室でY先生、M先生と一緒に診断結果の電話を待つ時間はまさに「一日千秋」でした。場合によっては濃厚接触者の該当者が増える場合もあるため、全てをイメージし対応を整えていました。だからこそ「子どもたちも職員も皆さん陰性でした」との連絡を受けた時、受話器を握りながら二人にアイコンタクトと👌OKサインで「陰性」だったことを伝えたとき、ここ二日間の張り詰めた表情とは違う満面の笑みを浮かべてくれました。しかし、僕たち以上に喜びホッとしたのは検査を受け「陰性でした」との連絡が届いた子どもたち(保護者の皆さん)職員でしょう。
しかし、昨日の河北新報一面には“子ども感染 相次ぐ休校”との見出しで仙台市立の小中学校での感染が相次いでいることを伝えています。来週からは通常保育となりますが、新聞記事を「対岸の火事」と考えるのではなく、命を預かっていることを再認識するだけでなく、感染者個人の特定や誹謗中傷が絶対にないこと、そして、これまで以上に感染予防に取り組みたいと思います。保護者の皆さんには臨時休園へのご理解・ご協力を戴けたこと給食の食材を納入してくださっている業者の方々にもご対応戴けたこと、子どもたち、保護者、職員のためにお祈りくださっていた皆さん、連日遅くまでコロナ対応に追われている保健所の方々、役場の担当課の方々に感謝に感謝致します。そして、この二日間、Y先生・M先生という有能なBrain、陰性のメールを見てすぐさま駆けつけてくれたY先生という保育園の人的宝によって難局を乗り越えられたことを痛感・再確認させてもらい心から感謝します。最後に、陰性と診断されたもののしばらく経過観察のため家庭で過ごさなければならず保育園に来ることができない子どもたち、職員は登園・出勤できるまでまた「一日千秋」の思いかと思いますが、そんな一人ひとりのために祈ります。
待っています
2021/09/03
突然の臨時休園にご理解・ご協力いただきありがとうございます。子どもたちはお休みでしたが、保健所との連絡、提出資料の作成、保護者からの電話対応、以前から予定されていた役場での会議のため、M先生・Y先生にも出勤してもらいました。いつもなら朝から園庭や保育室から聞こえてくる賑やかな子どもたちの声が一切響くことはなく、時々電話は鳴るものの建物も園庭も息を失った様で寂しい一日でした。子どもたちが登園しなくともいつものようにランチルームや2階ホールや保育室の窓を開けるなどしましたが、その際、5歳児めぐみ組の保育室のテーブルに置かれている来週7日に予定されている「夏まつり」のために作られた“たこ焼き”に目が止まりました。今にもソースの香りがして来そうで口に入れた途端、その熱さに思わず吐き出してしまう本場大阪のたこ焼きを思わせるクオリティにニヤニヤしながら映像に残しました。しかし、一斉メールでお知らせさせて戴いたように日程を延期して行うことにしようと思っているのでこのたこ焼きが活躍するのも園庭や保育室からこれまでの様な声が響いてくるのはもうしばらく先になりそうです。
さて、本日、PCR検査の結果や今後の休園等について数件の問い合わせを戴きましたが、明日の保健所からの結果次第になることをご理解ください。濃厚接触者の対象とならなかった皆さんも休園期間など今後のことが心配かと思います。しかし、PCR検査を受けて結果を待っている子どもたち、保護者、職員はもっと心配しながらの夜を過ごすことになります。その様なことをご理解いただき、今しばらく連絡をお待ちください。なお、明日も一斉メールをお送りすることになりますが、受信した場合、必ず開封チェックをして戴けます様お願い致します。
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