保育日誌
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のぞみ組夕涼み会 その2
2022/08/26
今日一日を振り返り、燃える火を見つめながらキャンプファイヤーを行いました。火のまわりで「キャンプだホイ!」を歌って踊り、「今日の日はさようなら」を歌い、楽しかったことを思い出しました。Yくんは「カレー作って食べたのがうれしかった」と大きな声で今日一番嬉しかったことを発表してくれました。
お泊り保育はできなかったけど、だれ一人欠けず全員で参加できたこと、一人一人が嬉しい気持ちになれたことは何よりでした。
また、計4週間の実習を当園で行い、最終日の今日は最後まで参加してお手伝いをしてくれた実習生のK先生にも良い思い出として心に残ったのであれば幸いです。
のぞみ組夕涼み会 その1
2022/08/26
先月行う予定だった「お泊り保育」のかわりに今日のぞみ組が夕食を自分たちで作って食べたり、キャンプファイヤーをしたりする「夕涼み会」を行っています。
3時のおやつを食べた後、みんなで相談して決めたメニューのカレー作りを始めました。玉ねぎを切ると目に染みて涙が出てきたり、畑で採れたピーマンをカレーに入れるのに苦手だけど食べられるようにみじん切りにしたり色々工夫しながらも楽しく行いことが出来ました。
いよいよ夕食のカレーを食べる際、「暗くして食べたい」という意見に「いいね!」とテーブルに一つ一つのキャンドルを置いて素敵な雰囲気の中最高においしいカレー、サラダ、パフェを食べました。
キャンプファイヤーで使う枝も夏前に土手に散歩に行った際にみんなで拾ってきていました。「土手で拾ったんだよねー」と言いながら枝くみをしてこれから行うキャンプファイヤーがいよいよ楽しみになってきました。
収束を願って!
2022/08/26
コロナ禍になってから、これまで当たり前だったことが次々に出来なくなってしまっています。その中の一つが、子どもたち一人ひとりの誕生日に合わせて行っていた誕生会です。保護者の方々をお招きし、子どもたちと同じように過ごして(遊んで)もらい、給食を食べ、その後、お茶を飲みながら懇談の時間となっていました。その事により、子どもたちが普段保育園でどのように過ごしているか知る(見る)ことができるため、誕生会を楽しみにしていてくださる保護者の方々もおおいのです。しかし、そんな楽しみ・喜びの時間がコロナによって変更を余儀なくされてしまい、保育園生活最後の誕生会となる5歳児以外は午前中だけの誕生会をお願いしています。今日は5歳児めぐみ組のK君、2歳児ほし組のKちゃん、0歳児ひかり組のAちゃんのお誕生会を行いましたが、僅かな時間でも皆にお祝いされることは誕生日を迎えた子どもはもちろん、父・母となった保護者の方にとっても特別な時間です。今年度は難しいかと思いますが、少しでも早くこれまで通りの誕生会ができることを願わずにはいられません。
さて、時々玄関ホールに袋詰めにされた採れたて野菜が並べられて(販売されて)いることに多くの方がお気づきかと思います。今日も一袋¥100-と値付けした、きゅうり、なす、かぼちゃ、オクラ、唐辛子、モロヘイヤを並べたところ、わざわざお財布を取りに車に戻ってお買い求め下さる保護者の方が大勢いらっしゃいました。この野菜の売り上げはキリスト教保育連盟を通してウクライナの子どもたちや災害に遭われた方々のためにお送りします。来月には最後となるであろう、えだまめを収穫することができるかと思います。その後、サトイモ、ネギ、そして、今週種を蒔いていただいた人参、これから種を蒔くカブも並ぶ日がやってくるはずです。コロナが落ち着いていれば、子どもたちをバスに乗せて収穫に行きたいと思っているのですが・・・。
まさかの地上絵!?
2022/08/25
昨日、物置から運んできた大きなゴザのお陰で子どもたちの遊びに変化が見られるようになりました。今日も園庭に広げられたゴザの上で4歳児あい組の男の子たち数人が楽しそうに遊んでいるので様子を見に行ってみました。すると、顔(ほっぺ)が砂まみれになったY君の上にY君、A君、R君、H君が跨ったかと思ったら、Y君が腕立て伏せをするかのように上半身を持ち上げると上に乗っていた子どもたちが転がり落ち大喜びしています。どう見てもY君は重くて苦しそうで、揉めてしまうのでは?と思い「ねえ、ねえYちゃん重くて苦しいんじゃないの?」と聞いてみると「うん大丈夫」と返事が返ってきたと思ったら転がり落ちた仲間たちに「早く乗って」と催促して同じことを繰り返して大喜びしています。そこで、改めて何をしているのかよ〜く観察していると、どうやらY君は強い恐竜になりきっていて、仲間をその背中に乗せて遊んでいたと言うことがわかりました。あい組は今なお恐竜ブームが続いているようですが、ゴザがあるお陰で保育室やホール以外でも遊ぶことができるようになったのかも知れません。その隣に敷かれた古いゴザの上では5歳児のぞみ組の女の子たちがお家ごっこをして遊んでいたのですが、身動き一つせず目を閉じて眠っているHちゃんをSちゃんトントンしてあげていて、それをHちゃんが見守っている様子はお家ごっこというより、物資がない時代を彷彿とさせ、担任のW先生と一緒に笑ってしまいました。たった一枚のござが子どもたちの遊びや生活を変化させてくれましたが、数日遊ぶと飽きて(慣れて)また別な遊びが始まるとともに、ここ数日憧れの眼差して見ていた他のクラスの子どもたちが遊び始めることでしょう。そして、ゴザの近くの地面に描かれた可愛らしい顔の絵、誰が描いたのかわかりませんが「ナスカの地上絵」ならぬ「まさかの地上絵」そんな風に見えてなりませんでした。
秋
2022/08/24
「園長先生、お家のカブトムシ死んじゃったから、保育園で探して欲しいんだけど」最近そんなことをお願いされます。しかし、バッタやコオロギ、カマキリやトンボが活躍する季節に代わってしまった今、どう頑張ってもカブトムシを見つけることは不可能なことです。それでも大切にお世話をして育てていたカブトムシが息絶えてしまうことはショックなことで、何とかしたいという思いは理解できます。そんな子どもたちには「寒くなってきたのでカブトムシは捕まえられないけど、これからトンボとかバッタがいっぱい出てくるからそれを捕まえよう!」と話し、納得してもらうようにしているのですが、捕まえられる虫たちの立場で考えると「たまったもんじゃない」ないということになります。うるさいほどに鳴いていたセミたちも夕方を知らせるかのように優しくカナカナと鳴くヒグラシがほとんどとなり、桜の木は少しづつ葉を落とし始めています。一方、植えてから数年経っても中々大きくならず心配していたカツラの木の樹勢が良くたくさんの葉を付けてくれています。この葉っぱ、秋が深まると綿あめのような甘い香りを漂わせ、子どもたちの遊びに幅や深まりを与えてくれることでしょう。
さて、不思議なほどに子どもたちに人気があるゴザ。その多くがボロボロになりつつあり解れた紐が園庭のあちこちに落ちていて、それを結んで釣りごっこをする姿が見られるのです。そんなゴザでも子どもたちにとっては大切な遊び道具で、時には奪い合うほど・・・。そして、今日5歳児めぐみ組のYちゃんが「園長先生、敷いて遊ぶやつ(ゴザの意)誰も貸してくれない」と不満を訴えてきました。そこで、「わかった、じゃあ、物置に片付けてあるはずだから一緒に探しに行こう」と伝え、Sちゃんにも手伝ってもらい「遊ぼう会」などで使う普段使っているゴザの6枚分ほどの大きさのゴザを物置から運び出し、園庭に広げました。すると、別なことをしていた子どもたちまでが集まって来て、ゴザの上で走ったり踊ったり・・・。ちょっとしてこと(変化)で子どもたちの遊びは変わります。そのちょっとしてこと(スパイス)を準備してあげることが保育者に必要なことです。今週末はお天気が崩れそうですが、身体を動かすのが気持ちのいい季節を迎えます。先生たちも様々なスパイスを用意してくれていますので、どんな秋を過ごすことができるか楽しみです。
苦渋の決断!?
2025/02/23
今日は「くもり」との天気予報だったはずですが、日中日が差し暑い一日となりました。本来であれば去りゆく夏を思う存分満喫するべくプール遊びをするところでしたが、なかなか収束の兆しが見えないコロナウイルス感染症のことを鑑み、来週予定していた「プール納会」を待たず、プールを解体し園舎北側に片付けました。記録的な速さで梅雨明けしたものの、その後雨の日が続いたことやコロナの影響もあり入水することができた日は少なかったようです。そんなこともあり、プールを片付けた後、水着に着替えた5歳児は担任の先生たちにホースで水を掛けてもらい海水浴場で歓声をあげて遊んでいるかのようでした。また、2歳児ほし組の子どもたちは紙を剥がした団扇を使ってシャボン玉遊びを楽しんでいましたが、たらいに入れられたシャボン液がまんべんなく団扇に行きわたらなかったり、強く振り過ぎたりで上手に飛ばすことができない様子も見られましたが、いい具合に外れたお天気を楽しんでいました。
一方、担任のN先生が大好きで仕方がない4歳児A組のKちゃんやHちゃんは片時もN先生の傍を離れたがらないことがあるのです。そんな2人を含め、朝N先生と一緒にいた子どもたちに毎朝必ず死んでいるアブを見せて「ねえ、このアブ、ありの巣に持って行ってみない?」と声をかけてみました。すると、2人は同じようにN先生の顔を見上げるのです。そんな2人にN先生が「行ってみたら!?」と促し、園庭中央のケヤキの根元にあるアリの巣まで一緒に向かい、穴の上に置いた(置かれた)アブが小さなアリが小さな巣の中に運び入れる様子を夢中になって見ていました。これから訪れる秋・冬に向けてアリたちがせっせと食料を運ぶ様子を見ていて、少しお手伝いしようかと思い、このアリの巣にはほぼ毎日数匹のアブなどを運んでいるのですが、時には別な巣にも運んであげようと思っています。それが余計なお世話にならないことを願いながら・・・。
保育園の隠れた主
2022/08/23
保育園に住みついているカエルが2匹。下に降りていると子どもたちにこねくりまわされてしまうからか、外から園庭への通用門のフェンスに住みついています。フェンスの間に入っているカエルは入りすぎて自力では這い出して来ることができなくなり、子どもたちからよばれて時々救出します。門柱の上にいるカエルは1日ほとんど動きません。時々テラスに置いてある先生たちの靴に入り込み、それを知らずに履いた先生をびっくりさせます。
2匹とも、夜にはクモや飛んできた昆虫を捕まえるために活発に動くのでしょうが、日中はのんびり、スローライフです。
保育園が無人になる真夜中も知っている、保育園の隠れた主です。
生き物天国
2022/08/23
保育園開設から4回目の夏です。1年目はミミズ、蟻くらいしかいなかった園庭ですが、2年目に蝶カブトムシ、バッタ、カマキリ、トンボが顔を出し、3年目には肉食系昆虫や小動物をえさとするトカゲなどが出てきました。それも、樹木、草木類が繁茂し土壌が豊かになってきたから。草や木の葉、花蜜、樹液などをえさにしている蝶、バッタなどの草食系昆虫、それを食べるクモやカマキリ、トンボなどの肉食系の昆虫、小動物。またそこにはこうした小動物をえさとするトカゲやカエル、さらにそれを食べる・・・そういった食物連鎖は自然生態系のテキストにあるとおりで驚きます。
夏になると、園庭には草が生い茂り、先生たちが草刈り、草取りに追われる日が続きます。時々、グラウンドのような園庭だったら草取りが楽だと思うこともありますが、こんな豊かな食物連鎖を目の当たりにできる園庭は他にないなとも思います。この園庭の魅力を保育に活かしていきたいと改めて思う4年目の夏です。
栄冠は君に輝く
2022/08/22
仙台育英学園高等学校が全国高校野球選手権で東北勢初制覇を果たしました。東北の悲願だったことを象徴するように、帰宅時にいつも通る仙台駅や駅周辺のファッションビルには早くも優勝を祝う掲示や横断幕が飾られていて、多くの方が映像に納めていました。しばらくはこの快挙が話題になりそうです。
ジンクス
2022/08/22
仙台の夏の風物詩で東北三大祭りの一つである「仙台七夕まつり」、また、冬の一大イベントとなった「仙台光のページェント」には、それぞれあるジンクスがあります。一方、園庭に植えてある柿の木やザクロ、ビワなどの果樹を見ていても何かしらの法則があるように思うのです。特に柿は豊作の年と不作の年が隔年で訪れると聞いたことがあります。確かに園庭の柿の木も昨年は結構な数の実が付いていましたが、子どもたちに取られてしまったことも影響しているの今年は余り実っていないような・・・。反対に昨年・一昨年とほとんど実が付かなかったザクロと築山の近くに植えたある栗の木には昨年と比較にならないほどの実が付いています。その原因は何故なのか調べてみると、柿が実を付けると植物ホルモンが分泌され、周囲の芽の成長を抑え次の年に実がならないようにしているといわれているそうなのです。これを「隔年結実」と言うようで、たくさん実を付けた翌年は、柿もパワーを蓄えるために休憩しているようなのです。このようなことが、みかんや栗、りんごなどでも見られるということから、合点がいきました。ということは今年あまり実が付かなかったビワは来年たわわに実を付けてくれるということでしょう。今年、園庭以外でも野菜を育てる機会を戴き、これまで複数の野菜を収穫することができていますが、そのためには、種まき苗植え後の、除草、追肥など様々な手が加えられていることを実体験(目の当たりにし)して農家の方々の大変さと収穫する喜びを感じています。同様に果樹農家の方々も素人とは違い、毎年同じように収穫できるように剪定や肥料を与えるなど様々手入れがなされていることと思いますが、来園も梅ジュースを作ることができるよう、次期を見て梅の枝の剪定をしたいと思います。
最後に高校野球ファンのみならず、東北の多くの方々が深紅の優勝旗が白河の関を越えることを待ち望み興味関心を持っていた、その願いが遂に結実し優勝旗が宮城県にやってきました。雪が多い東北や北海道では積雪や寒さから冬場はグランドで練習することは不可能となり、優勝することは難しいといったジンクスめいたことがあったかも知れません。しかし、今では室内練習場が充実するなど環境も整ってきたチームも多く、これまでのようなジンクスは払拭されることでしょう。コロナ禍にあり嬉しいニュースが少ない今、この優勝は地域を明るくしてくれることでしょう。仙台育英の皆さん、優勝おめでとう!プロ野球でも、東北に同じような喜びが訪れることを願うものです。
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