社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

下記よりご希望の保育園をご選択下さい

私たちの記録 第一光の子保育園 私たちの記録 第二光の子保育園 私たちの記録 角田光の子保育園

自分のこととして

2022/08/08

各地で3年ぶりに様々な行事やお祭りが行われていることが伝えられていますが、先週8/5の夜、仙台中心部では「仙台七夕花火祭」が行われ花火が打ち上げられました。その日の夕方、帰宅する電車には浴衣姿の方が大勢の乗車されていたことから、この日を心待ちにしていたことが感じられました。翌日からは仙台市中心部で仙台の夏の風物詩である工夫を凝らした笹飾りが街に彩りを与えてくれています。そんな中に、毎年、広島・長崎に原爆が投下されたことを忘れないようにとの思い・願いが込められた、折り鶴だけで作られた平和七夕が飾られていたと思います。77年前の8/6の広島8/9の長崎の空には花火とは違う有り難くない光と音「ピカドン」が炸裂し、多くの人命が失われ、今もなお苦しんでおられる方がおられます。広島・長崎では幼い頃から原爆のことが伝えられ(平和教育がなされ)ています。この季節、広島の中心にある平和記念公園では東北では聞くことがないクマゼミの鳴き声が響き渡っていますが、その鳴き声が77年前の悲しみ、叫びのように感じたことを思い出します。今日、保育園でもセミの鳴き声が響き渡る中、5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちが畑で育てたこだまスイカを収穫し食べていましたが、スイカが嫌いなA君は「園長先生トマト食べたい」と言うのでS君にも手伝ってもらって赤く実ったトマトを好きなだけ収穫し食べてもらうことにしたのですが、S君はトマトが苦手!完熟して絶対に甘くて美味しいと思うミニトマト選び洗って食べてもらったのですが、口の周りをトマトのジュースと種まみれにしながら「美味しい」と言って食べているA君とは対照的にS君は小さなトマトを一口かじった瞬間「うぇ〜!まずい」と言ってギブアップ。A君とS君、スイカとトマトどちらが先に克服する事ができるでしょうか?77年前の食糧難の夏とは違い、園庭でも様々な物が収穫できます。そして、夏はもう少し続きますので子どもたちの様子を見ていたいと思います。
 さて、今週に入り、コロナウイルス感染症陽性と診断されるお子さんが増えて来ました。園ではこれまで同様、消毒や換気といった基本的なことを徹底して参りますが、お子さんの体調に変化が感じられるような場合、登園を控えご家庭で様子を見ていただだいたり、必要であれば病院を受診していただいたりしていただけますようお願いいたします。

肌寒そう

2022/08/05

この数日雨が降るなど8月だというのに夏を感じられない日が続いています。今日も水遊びやプールに入ることを楽しみにしていた子どもたちががっかりする天気となりました。もしこんな中、水遊びをしようものなら間違いなく肌寒ささえ感じてしまうような気温だったにもかかわらず、5歳児めぐみ組のSちゃんとHちゃんは園庭にできた水溜りをお尻にぴったり合うサイズに掘ってそこに座ってキャーキャー言いながら楽しそうに遊んでいるのです。ということは言うまでもなく、服はもちろん手もお尻も顔も泥だらけ。しかも時間は8時半。こんな早い時間から着替えしなければならないほどダイナミックに遊んでいることが丈夫な身体を作っているのかも知れません。そんな2人に負けないどころか、それ以上に水遊びを楽しんでいたのが0歳児ひかり組のK君です。誕生会のためにお父さん・お母さんにもいらしていただき、午前中一緒に過ごしていただきました。クラスで誕生会を終えた後、保育室前の園庭で遊び始めたのですが、K君は服が濡れることも水の冷たさも気にする様子など全くなく水道を独り占めして水遊びに夢中になっていました。前述の通り、水遊びをしたならば肌寒さを感じてしまいそうな天気(気温)だったにも関わらず、そんなことを気にする様子もないK君、そしてそんなK君の姿を見て「風邪をひいたりするから」なんて心配することなく、反対に「水遊び好きだもんね〜」とニコニコしているお父さん・お母さんがとても素敵に思えました。
 さて、これまで10年、特にこの2年、園庭の遊具の改修と新設を重ねてきましたが、そろそろその最終章を迎えるべく、いつもお手伝いいただいているYさんに今年度もある構想をお伝えしたところ、昨日の夕方早速切り立てのケヤキを運んで来てくださいました。この木を使って作業に取り掛かるのはまだまだ先となるため、しばらくの間、園庭に置かれることになります。その間子どもたちが自由に楽しく遊べるように天然のジャングルジムのように据え置いてもらったのですが、昨日なかった不思議な環境に子どもたちが群がり遊んでいました。今後も時々丸太が届けられることになりますが、どんな素敵な最終章を迎えるべきかしっかり構想しておかなければ。

ゴロゴロ、グラグラ

2022/08/04

今朝、いつものように園舎内の消毒をしていて5歳児のぞみ組めぐみ組の保育室前のトイレで作業をしている時、めぐみ組の薄暗い保育室から「昨日、カミナリ『ゴロゴロ』してたよ!」「うん知ってる」そんな子どもたちらしい会話が聞こえてきました。おそらく雷や稲光が嫌いだったり、怖かったりするからなのでしょう。姿は見えずともお互いに否定することなく雷がゴロゴロピカピカする光景を共感し合っていることが伝わってきました。そんな会話を聞きながら思ったこと、それは、僕の休日は天気が良くとも「ゴロゴロ」していて、時々カミナリが落とされることです。一方、荷物を片付け外へと飛び出して行った子どもたちですが、直ぐに雨が降り出してしまい戻ってくることになってしまいました。そのため園舎内で過ごすことになってたのですが、今度は立っていてもそれとわかうような建物を突き上げる地震が起き、何かが倒れるような音がしたようでビックリすることになりました。そして、直ぐに地震発生と安全確保のための園内放送を入れ、各保育室に安全確認に向かいました。すると、3歳児ひつじ組の子どもたち上手にテーブルの下に潜り込み身を守ってくれていました。そんな子どもたちに「もう出てきても大丈夫だと思うけど、また地震がくるかもしれないから気をつけて遊んでね」と話した後、他のクラスの様子も確認しながら声をかけ職員室に戻りました。その頃には雨が上がり、また園庭に子どもたちの姿が見られるようになり、0歳児ひかり組のM先生が子どもたちを三輪車に乗せたりつかまったもらったりして歩く練習をしていたり、2歳児ほし組の子どもたちが雨でできた水たまりで泥んこ遊びを始めたり担任のM先生に手伝ってもらいながら、たまった水を流したり楽しそうに遊んでいました。こんな風に昨日のカミナリも今朝の地震でも被害はありませんでした。しかし、隣県では大雨による被害が出ています。自然災害はいつやって来るか分かりません。被災した方々の生活が一日でも早く元通りになること、これ以上大きな被害に繋がらないことを祈るものです。

ジメジメした雨の日でも

2022/08/03

今朝多くの子どもたちが「園長先生セミ見つけた」と言いながら砂場で使うふるいをお皿で蓋をして嬉しそうに見せに来てくれたので「見せて」と声をかけてみました。すると、「いいよ!」と言って自慢げに蓋をとってくれるのですが、足(お腹)を上に向けてひっくり返って動かないセミが一匹ずつ入っているのです。暑さが原因なのか寿命なのか分かりませんが子どもたちが見せてくれたのは死んでしまったセミたちなのです。そんなセミたちを摘み、お互いに見せ合っていました。そんな子どもたちの姿を見ながら、よ~く考えてみることがありました。それは、子どもたちは僕に報告しにきた時、セミを「つかまえた」ではなく「見つけた」と言っていたことです。既に死んだしまっていたセミを見つけたのであり、捕まえたのではないことから間違っていないことに気付かされました。子どもたちは意識することはなく使っていると思うのですが、そこに言葉(表現)の成長を感じました。また、そんな子どもたちが園庭で遊んでいた際、急に雨が降り出しました。ところが子どもたちも先生たちも動ずることなく先生たちが「雨が降らないところで雨宿りしよう」と声を掛けると、乗り物置き場や園庭中央の家の1・2階、車掌車のデッキに逃げ込み雨が止むのを待つ姿、また、葉っぱが傘の代わりをしてくれて雨脚が軽減される桜の木の下でペダルカーで遊ぶ強者も見られました。デンマークやスウェーデンなど北欧の「森の幼稚園」などでは「悪い天気はない。天気に応じていない服装がいけない(悪い)」と言うと聞いたことがありますが、それを証明するかのようにレインコートに身を包み過ごす子どもたちと先生たちの姿が何とも嬉しく誇らしく思っています。
 さて、昨日、しそジュース作りがブームのようになっていることをご紹介しましたが、今日3歳児てんし組では以前作った梅シロップと今回作ったしそジュースを使ってゼリーを作ったようで、担任のN先生が職員室に届けて(お裾分け)くれました。子どもたちの中には酸味や香り苦手で好き嫌いが分かれてしまうこともありますが、ジメジメした今日のような日は爽やかな味が涼を与えてくれる和菓子のようでした。

ブーム

2022/08/02

子どもたちが好きな歌の中に、郵便車、清掃車、救急車、梯子消防車、カーキャリー、パネルバン、レッカー車、タンクローリー、フォークリフト、ブルドーザ、ショベルカー、ダンプカーが歌詞の中に登場する「はたらくくるま」という曲があります。今日も給食前に2歳児ほし組の保育室から楽しそうな歌声が聞こえてきましたが、今朝、4歳児あい組のHちゃん、A君、F君が畑で育てたきゅうりを収穫し僕のところへ見せにきてくれた際、ちょうどいい具合に曲がったきゅうりがあったのでマイクに見立て「ねえ、何か歌ってみてくれない?」と話してみました。恥ずかしくてモジモジするHちゃんとF君とは対照的にA君が小さな声ではありましたが、前述の「はたらくくるま」を歌い始めました。ところが、何だか歌詞が違うような気がします。そこで、よ~く耳を澄ませ聞いてみると、車ではなく「〇〇ザウルス」と恐竜の名前に替えて歌っているではありませんか。どうやら巷では恐竜ブームが起きているようで、子どもたちの多くが恐竜がプリントされたシャツやパンツ(ズボン)を身につけて登園する姿が見られますが、その中でも特にあい組はA君の影響を受けて一大ブームが巻き起こっていて、担任のN先生は子どもたちのために恐竜の本を買い求めるなどしていて、沢山の恐竜の名前を覚えたといのです。そして、今朝A君が口ずさんでいた替え歌もN先生がYouTubeで見つけ歌詞を書き取り子どもたちと歌ってくれたお陰で覚えたようなのです。このブームどうやらしばらく続きそうな気配です。
そして、もう一つ、多くのクラスで取り組まれているのが、赤しそを使った「ジュース」作りです。これまでもじゃがいも3歳児が人参掘りでお世話いただいているYさん(本業は自動車整備)から「園長先生、保育園で赤しそ使いませんか?」とのご連絡を頂き、大量の赤しそをいただいたことがきっかけとなり、先週、今週とあちこちのクラスから日本のハーブの香りが漂い、きれいなピンク色のジュースを飲む姿が・・・。しかし、好き嫌いがはっきりするようで、一生懸命に葉を摘み取ってくれたにも関わらず、飲めない(飲まない)子がいたというのが何とも面白いです。砂糖と酢のお陰で結構な期間保存できるとのことで、冷蔵庫には複数のしそジュースの素が眠っています。

愚痴になってしまいました

2022/08/01

昨日は東北とは思えないうだるような暑さだったこともあり、今日も結構な気温になったはずなのに、若干涼しさを感じるという、不思議なことが起きました。しかし、子どもたちの身体は正直でシャワーでも浴びたかのように汗で髪がびしょびしょになりながら遊ぶ様子や、涼を求めるかのように水遊びに興じる姿があちこちで見られました。また、この暑さがいい影響を与えてくれたのか、未満児の子どもたち用に作られた園庭のフェンス際に卒園記念として植えていただいたブルーベリーの木にたくさんの実が付き色付き出しました。それに気づいた子どもたちは喜んで実を積み美味しそうに味わっていました。こんな子どもたちの姿に喜びを感じるのですが、今朝の地元紙「河北新報」の一面に、東北6県の公立小中高校などで2022年度、教員の定数に対する欠員が335人に上るということが書かれていました。主な要因は「代替講師の不足」とのことですが、その他にも「新型コロナウイルス感染への不安」といった背景があるようです。しかし、同様のことが幼稚園・保育所・認定こども園といった保育現場でも起きていることを感じます。コロナウイルス感染症が流行して以来、感染への不安や対応など、保育者本来の仕事とは違ったことも求められるようになり、仕事量が増えてしまという現実があります。先月、ネットで炎上騒ぎになった「底辺の仕事ランキング」に保育士もランクインしていました。しかし、ランクインした仕事は、どれも生活になくてはならない仕事ばかりで、皆さん誇りを持って務めていて順位付けすること自体ナンセンスなことは言うまでもありません。このネットニュースや新聞記事を政治家の方々選挙の時だけでなく常に気にかけ改善する術を考えて欲しいと思うのです。そのためにも、学校での授業の様子や子どもたちが下校後の先生たちの仕事、保育施設での子どもたちと保育者の関わりなどを見るだけでなく、実際に数日間実体験して欲しいと思うのは僕だけではないと思います。子どもが国の未来を守り・作って行くのであり、その子どもたちと関わっている先生たちが疲弊するようなことがないこと、そして、憧れの職業となってくれることを願わずにはいられません。
 そうそう、夕方も気温が高かったことから熱中症にならないように判断したのでしょう。いつもなら外遊びをしている時間も、エアコンが効いた園舎内で遊んでいましたが、それでも体を動かして遊び汗まみれになっていました。中でも4歳児はと組のS君やHちゃんは、これから旬を迎える福島県桑折町特産のもものようにほっぺを赤くして遊んでいました。

余韻

2022/07/29

早いものでお泊り保育から一週間が過ぎました。先週の天気とは違い、今日は雨に悩まされることはありませんでしたが、コロナウイルス感染症の感染が拡大していることを考えると、時折雨が降ったり、足元がぬかるんだりする中でも実行したのは(できたのは)良い判断だったと思っています。さすがに5歳児は今週疲れた様子が感じられましたが、玄関ホールから保育室へ向かう階段には今回のお泊り保育に大きな影響を与えてくれた大河原町の観光PRキャラクター「さくらっきー」を描いた絵のディスプレーが残され、保育室前の廊下には思い出を描いた絵が飾られていること、また、のぞみ組めぐみ組、それぞれの子どもたちが素敵なお礼状を作って職員室に届けに来てくれるなど、まだまだ余韻に浸りながらのんびり過ごすことができた一週間だったような印象を受けました。そして、今日は2階倉庫で熟成させている春に仕込んだ味噌の天地替えをしました。仕込んだ時とは明らかに違い、蓋を開けずとも味噌の美味しそうな香りが漂う容器の中に手を入れて熟成が進んでいる味噌をかき混ぜる作業が楽しかったようで、「いい匂いする」とか手に付いた味噌を眺め「舐めてみたい」と言いながら夢中になって作業に取り組んでいました。そして、作業後もしばらくの間、ホールに味噌の香りが残り、作業の余韻を感じることができていました。
 さて、多くの子どもたちが園庭から見える田んぼを見下ろし、昨日まではなかった大きな鳥型の案山子に気付き「あれなんだ~?」「すっげ~!」と会話する姿が見られました。おそらく、いや、間違いなくあの鳥よけの鳥型案山子は田んぼの所有者であるHさんのお孫さんB君の提案で設置されたものだと思います。あの広い田んぼに1羽だけで効果があるのかどうか分かりませんが、子どもたちの楽しみが一つ増えたことは間違いないでしょう。来週、もしHさんにお会いすることがあれば、設置の提案者と案山子の効果をお聞きしてみようと思います。

記憶と記録

2022/07/28

お泊まり保育を終えた5歳児のぞみ組めぐみ組の保育室の前には、子どもたちが描いた「お泊まり保育の思い出の絵」が飾ってあります。不思議なほどに要所要所で雨が上がり、経験して欲しいと願っていたことができたこと、そして、一人ひとり楽しかったことが違っているからこそ、描かれている絵も三者三様であることが伝わってきます。そんな中で印象に残ったのはめぐみ組のMちゃんが描いたお楽しみの劇の絵です。たった10分程度の劇でしたが、登場人物の着ていた服の色合いや使われた小道具の色、そして、登場していない人物まで描かれているので「ねえ、Mちゃん、Mちゃんが描いた絵に黄色い服を着ている人がいたけどあの人はだあれ?」と聞いてみると「カメラマン!」と言う返事が返ってきました。確かにあの日、カメラマンのMさんが来ていたTシャツは黄色!子どもたちの観察力と記憶力、そして、それを記録として残す力に驚かされます。ご存知の通り、一斉活動として絵画や運動、文字教育といった保育は行っていませんが、5歳児の生き生きとした絵を見ると、楽しいことはしっかりと記憶として焼き付けられているのだと確信することができます。今日、園庭の築山では4歳児あい組の子どもたちが担任のN先生が準備してくれたブルーシートにホースで水を掛け、そこをウォータースライダーのように滑り降りるといった水遊びをしていました。事前に「園長先生、築山でウォータースライダーしたいのですが・・・?」と聞かれた時点で「やりなやりな」と返事をしましたが、子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿を見ていると、この経験も楽しい思い出として残って欲しいと思いました。また、昨日、大量の赤しそを戴いたので、クラスや先生たちが自宅でしそジュースを作るなど無駄なく使ってもらおうと声をかけました。そして、3歳児ひつじ組の子どもたちに「ねえ、ねえ、この葉っぱで美味しいジュース作れるんだけど、葉っぱを取るの手伝ってくれない?」と声を掛けると何人かの子どもちが喜んで手伝ってくれたのですが、一枚一枚丁寧に取ってくれる子がいるかと思えば手元を見てる?と思うほど大胆に(雑に!?)もぎ取る子と性格は如実に表れるので笑ってしまいました。ところが、そんな大胆なAちゃんが今週から出産のためにお休みに入ったS先生のことを思い出したのか「園長先生、S先生いないんだよね」と言い出すのです。すると近くにいた虫やカエルなど生き物が大好きなM君が「そうだよ、お腹に赤ちゃんがいるから・・・」と言うのです。そんな子どもたちの言葉をS先生に聞かせてあげたいと思うと共に、子どもたちがS先生が母になる事を楽しみにしてくれていることが伝わってきて嬉しくなりました。その他にも5歳児めぐみ組のYちゃんがハート型に折ったお手紙(絵)を持ってきてくれたので、開けて見てみると「お泊り保育楽しかったありがとう」といったことが書かれていました。Yちゃんありがとう!また楽しいことを考えようね!

次こそは

2022/07/27

昨日作った葛の葉の染色液を使って羊毛染をしましたが、何しろ初めてということもあり手順が全く分からず、指南しにきて下さったKさんとОさんの動きを見ながら支持されるままに動くことしかできず、しかも、染めることができたのはほんの僅かでした。そんなこともあり子どもたちと一緒に色の変化(化学反応)を見て驚いたり感動したりすることをイメージトレーニングしていましたが、そのようには行きませんでした。スイッチ一つでご飯が炊けたり、レトルト食品を電子レンジで温めてすぐに食べられたり、お風呂を沸かすことができる時代とは違い、今日の草木染はまさにアナログそのもので、色がしっかり入るように羊毛を明日まで一晩、染色液に浸しておきどれくらい色が入ったか(染まっているか)は明日確認することになります。また、0歳児ひかり組のM先生は今日の染め物を楽しみにしていた一人で、自分のTシャツを2枚持参して染め物体験をしましたが、前述の羊毛同様、今日一晩染色液に浸して置くことにしたようです。一方で、素人の僕らには単なる雑草としか思えない植物が染料の材料として貴重な「にほんあかね」が園の敷地内に自生していることを教えてもらい、今度はその「にほんあかね」の根を使って赤く染めることも提案して頂きました。そのためにはいつもきれいに下草払いをしてくれているT先生にも「にほんあかね」の存在を伝えなければならなそうです。

ワイルドだろ!?

2022/07/27

「園長先生子どもたちがセミが羽化するのを見つけました」5歳児めぐみ組のN先生が職員室の僕に教えてくれました。そこで、朝の打ち合わせを終えた後、柿の木を取り囲んでセミが羽化する様子を見ている子どもたちのことを見に行きました。すると、N先生が「触ると死んでしまう」と教えてくれていたこともあり、誰一人幼虫に触ることなく、じ~っと変化を見守っているのです。しかし、成虫となって飛ぶには結構な時間がかかるため、見守っていた子どもたちが飛び立つ姿を見ることはできなかったと思います。土の中で数年間過ごし、やっと空を飛べると思っていた幼虫が他のクラスの子どもたちに見つけられ願いが叶わなかったということになっていないといいのですが・・・。
さて、そんな自然豊かな保育園ですが、明日は春に毛刈りしてきれいに洗った羊毛を園庭の一角で染める予定をしています。そのために子どもたちに園舎東側の斜面に伸びている葛の葉っぱを収穫する手伝いをしてもらうことにしました。ところが、自生している葛はロープのように丈夫なものもあり、子どもたちが引っ張る程度では抜けません。それどころか、場合によっては、絵本「おおきなかぶ」のように転んでしまうことも考えられます。そんなこともあり、4歳児はと組のT先生が斜面に生えている(伸びている)蔓を引っ張って子どもたちのところに落としてあげて、その蔓から子どもたちが葉っぱを摘み取り、準備しておいたカゴに入れるという分業がなされました。もし僕一人でおこなったら数時間、いや数日かかりそうな作業が子どもたちと先生たちのお陰であっという間に終わり、その後、かまどで葉っぱを茹でて染料も元を作る作業まで終えることができました。明日は織物や染色をお仕事になさっている方々にご指南いただくこととなっていますが、色の変化や自然の不思議さに触れるひとときが持てることを期待したいと思います。あまりの綺麗さ不思議さに驚いて青くなるかも・・・。

採用について

採用情報から各種文章まで、ご報告。