社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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お願いですから

2022/11/18

一週間ほど前、0歳児ひかり組のM先生が園庭に実ったザクロを使って「ザクロシロップ」を作っていることを書きましたが、そろそろ飲み頃になったかと思い、どんなふうになったか尋ねてみました。すると、残念なことに飲み頃を迎えたと思ったら、胞子によってによって増殖するありがたくない緑色の小さな菌類が育ってしまい、味わうことができなくなってしまったと言うのです。これまでにないくらいに豊作となったザクロ、その実でシロップ作りにトライしたことが初めてだったこともあり、どんな味になるのかひかり組の担任はもちろんみんな楽しみにしていたのですが、それも叶わず終いとなってしまいました。この失敗の原因を探り、きっといつか美味しく飲むことができる日がやって来ることでしょう。そんなガッカリな結果とは反対に、先日、りんごを薄く切り、ネットに入れて乾燥させてりんごチップス作りもしていましたが、こちらは上手く出来上がったらしく、ひかり組の子どもたちだけでなく、他のクラスの子どもたちもご相伴に預かっていました。そして、2階のバルコニーには、これまた園庭で収穫した柿を使って干し柿が作られていますが、こちらもありがたくない菌類によって食べられなくなってしまうことがないように願うものです。
 さて、今朝は冷え込み寒い朝でしたが、空気が澄むようになり園庭から見える蔵王に雪が積もったことがはっきり見えるようになりました。そんな様子を映像に残したく誘われるように園舎の屋根に上ったのですが、蔵王のきれいさはもちろんでしたが、それ以上に園庭で楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿が芸術的に見えてなりませんでした。

いつの間に

2022/11/17

玄関ホールの掲示板に各クラスの子どもたちの様子が掲示されています。そんな中で気になっていたのが先日5歳児めぐみ組のN先生が書いていたHちゃんの「空中逆上がり」の話題でした。いったいどんな技だろうと思っていたのですが、お願いしたわけでもないのに今朝、鬼ごっこをしていて男の子を物凄い勢いで追いかけていたHちゃんが「園長先生見せてあげる」と話しかけてくれて披露してくれたことで、どんな技か分かりました。これまでの卒園児でもこの技を披露してくれたという記憶はなく、Hちゃんが最初だと思います。担任のN先生によれば随分練習してできるようになったとのことですが、前述の通り、鬼ごっこをしている時のスピード感やバランスなどを見ていても、その運動能力、運動神経の高さは間違いないと思います。将来のことは自分で決めるものですが、陸上でも体操系(鉄棒)でも、もしかするとサッカーでもオリンピックなどで活躍し注目されるトップ選手になれるのでは・・・?そう思ってしまうのは親バカならぬ園長バカなのかも知れません。もしそうなったら、それはご家族の皆さんはもちろんのこと、N先生や園庭が培ってくれたことになるかも知れません。
 さて、このところずっとまとまった雨が降らず、朝の冷え込みで霜によってお湿り程度の水分しかなく、園庭も畑の土も乾燥しています。ところがそんな環境にあっても畑の野菜たちは枯れることなく育ってくれていて、今朝、明日の給食に必要なほうれん草を収穫してくることができました。畑の先生によれば「雨が降ればもっとグッと大きくなるのだけど」とのことですが、嬉しい反面、そうなれば収穫するのも大変なことになるのは間違いないでしょう。それでも、そろそろ雨の日があってもいいと思っています。

完成

2022/11/16

今日の午前中は園を留守にさせてもらい、某県立大学の勉強熱心な学生さんお二人と一緒に以前勤務していた幼稚園(現在は認定こども園)を含め、仙台市内の認定こども園、2箇所にお邪魔させてもらいました。第一光の子保育園もそれなりの広さがある施設だと思いますが、いずれの施設も保育園とは比較にならない広さと自然環境が整った中でしっかりとした保育観を持って保育がなされていることを再認識させられ、改めて他を観ることで気づくこと、考えさせられることの多さ、大切さ、必要性を痛感してきました。とはいえ、保育園も地域との関わりや唯一無二の園庭の手作り遊具、そこで楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿、0歳児ひかり組の子どもたちが園の畑で育てた二十日大根を使って調理する姿、誰にでもフランクに関われる可愛らしい子どもたち、自慢することができるスタッフがいることを再確認する機会にもなりました。午後には保育園を案内しましたが、その際、昨日園内の地図を描いていた5歳児のぞみ組のN君が「園長先生、見てできたよ」と言って1階の保育室も書き加え完成させた園舎内の平面図を見せてくれました。そこで「N君、今度はお庭の地図も描いて(書いて)みてくれない?」と聞いてみたのですが、様々なものや木がある園庭の環境を思い浮かべたのでしょう、わずかな間があった後、苦笑いを残して保育室へ戻って行きました。

だいこんの~お・へそ!

2022/11/16

のぞみ組担任Rです。

今週は『感謝祭』ということで、神様が与えて下さった秋の収穫物を喜んでいただいたり、感謝したりする気持ちを持ちながら過ごしています。月曜日には感謝祭の礼拝を守った後、いつもお世話になっている地域の施設(交番や銀行など)の方々へ、壁掛けのプレゼントを届けてきました。全園児で作った、秋の果物の壁掛けです。プレゼントを届け、喜ばれて嬉しい気持ちになったようです。また、昨日は『もちつき』をしました。本物の臼と杵でついたお餅は、とても伸びる~!きなこ味の餅をおいしく食べました。
そして今日のぞみ組では、先生たちの家庭から持ち寄った野菜を食べてみました。まずは大根を生で食べてみると「うわ~!から~い!!」と涙目に。次は大きな鍋で煮てみました。すると…「わ!あま~い!おいしい!!」と、調理法によっておいしさが変わることに気づいたようです。そして、少し時期は早いですが『へそ大根』に挑戦してみました。「だいこんの~お、へ、そ♪」とオリジナルの曲も作り秋の収穫物に盛り上がっている子どもたちです。
週末にはクッキングも予定しています!どんな味になるのかな?と楽しみにしています。

寒さとともに

2022/11/15

ジャンパー、暖炉、毛糸、寒くなると必要不可欠

どうして

2022/11/15

『桃栗三年柿八年』という有名な諺は、単に実を付けるまでの年月を表すものではなく、人が技術や知恵を身に付けようとしても一朝一夕に実現できるものではなく、長い年月をかけることが必要という意味があるそうです。そんな諺に出てくることのないセンダンの木、数年前、月一度、絵本の読み聞かせをしにきてくださる、ごろすけおばちゃんことKさんの庭で育った苗木をいただき園庭に植え替えて以来、すくすくと育っていましたが、昨日の朝、園舎西側の階段の手摺りなどの消毒をしているとき今年初めて実をつけたことに気づきました。同じようにこれまで成ったことのない実が付いていることに何人かの先生たちも気づいていたようで「園長先生、この木なんて言う木ですか?」「今まで実がなったことないですよね?」と聞いてくれました。銀杏のような強烈な匂いがすることもなく、一見すると小さなりんごのように見えるため、食することができそうに思いますが、人や家畜が食べると中毒を起こして酷い時は死に至る毒があるそうなので、園庭で実ったものは何でも口にしてしまいがちな子どもたちも多いので気をつけなければなりません。一方、漢方ではひび、あかぎれ、しもやけ、煎じて内服すると整腸薬、鎮痛剤、樹皮は虫下しの駆虫剤として内服、葉は強い除虫効果を持つため農家において除虫に等々色々な効能があるというのですからどうしてなのか不思議でなりません。不思議といえば、5歳児のぞみ組のN君が間もなく給食の準備を始めるころ担任のW先生にもらったのでしょう、空になった牛乳パックを持って何かをしているので「ねえねえ、N君何してるの?」と聞いてみました。すると、「えっ、保育園の地図だよ」と言って迷路のような線と箱が描かれた物入れが付いた不思議な作品を見せてくれました。しかし、まだまだ完成には至っていなかったようで、各保育室の前に移動して座り込みクラス名のプレートを見ながら箱の中のクラス名を真剣に書いて園舎内の地図を完成させました。どうしてこんなことを始めたのか定かではありませんでしたが、漢字で書かれた「子育て支援室」とトイレを知らせるピクトグラム(男の子と女の子)だけは「難しいから無理」と言っていましたが、素敵な地図が描かれました。
さて、今日は日差しが少なかったため、子どもたちもジャンパーに身を包んで遊ぶ様子が見られ、5歳児のぞみ組の子どもたちは給食が配膳される前、暖炉の前に群がり「あったか〜い」と言いながら身体を温めていました。また、めぐみ組の子どもたちは2歳児の保育室のバルコニーで担任のN先生と一緒に毛糸と枝を使ってインディアンクロス(蜘蛛の巣編み)作りに夢中になっていました。ジャンパー、暖炉、毛糸と寒さが深まるとともに必要不可欠なものが揃ってきたようです。

はんごろし??

2022/09/15

 この地域の方言なのでしょうか?もち米をもち状にならないように半分だけ突き、おはぎぐらいの状態にすることを「半殺し」と言います。
 今日は日本の伝統食で年末の行事にもなっている「もちつき」を行いました。実際に突いたのはのぞみ組、あい組、てんし組のお友だちでしたが、ほし組、そら組、ひかり組のお友だちもいつも食べている「ごはん」とは違う食感の「もちごめ」を半殺し状態できな粉を付けて食べました。ひかり組のT君も先生の真似をして一生懸命棒で突いてくれました。
実際に餅つきができない小さい組のお友だちにも餅つき担当者が「もちつきごっこ」ができるものを作ってくれ、お兄さんたちが行っていた餅つきを見て真似していました。
 「おかわり」があっという間になくなったほど、みんな喜んで「きなこもち」「はんごろし」をおいしくいただきました。

たいへんよくできました

2022/11/14

3歳児ひつじ組のK君が嬉しそうに「園長先生見て!」そう言って手にした小さな袋を見せてくれました。しかし、袋にプリントされている某キャラクターははっきり見えるもののK君が何を見て欲しいのか直ぐには分かりません。そこで、「何が入っているか見せて」とお願いして袋を手渡してもらい、よ〜く見てみると、そこには、誰もが幼い頃に一度は経験した(遊んだ)ことがあるであろう、ダイヤモンドが複数入っています。K君も園庭で見つけた宝物をお母さんにプレゼントするため大切に袋に入れていたようで、それを僕に見せてくれたと言うわけです。園庭全体が砂場と言っても過言ではない環境のためダイヤモンドは星の数ほどあり拾い放題!そこから自分が納得したものだけをお母さんへのプレゼントとして持ち帰ろうとしている姿がなんとも健気で可愛らしく思いました。お家でもK君の思いを受け取り大切にしてくれていることを願うものです。一方、花見やぐらでは5歳児めぐみ組の子どもたち数人がレーシングカートの古タイヤを運び、それを重ねて遊んでいます。園庭には乗用車の古タイヤも転がっていますが、サイズも重さを考えても小さなカート用のタイヤが手頃で扱いやすいようです。片腕に複数のタイヤを入れて運ぶ様子は、フランスの某タイヤメーカーのキャラクターのようでした。
 さて、3歳児てんし組の窓には子どもたちが毛糸を使って作った、どれひとつとして同じものがない唯一無二で表情豊かな可愛らしいハリネズミたちが飾られています。こらから寒さが増してくると、保育室で遊ぶことも増え、毛糸を使って遊ぶことも苦ではないでしょう。このところ雨が少なく比較的暖かい日が続き、園庭も乾燥してカラカラ状態ですが、寒さが本格的になったとき、大雪が続くなんてことがないといいのですが・・・。どうなることでしょう?

素敵ですね

2022/11/11

園舎2階が生活スペースの3・4・5歳児は朝、送って来てくれたお父さん・お母さんが出勤するする姿を玄関上の大きな窓や階段の踊り場から「いってらっしゃ~い」「〇〇時にお迎えにきてね」「じゃんけんぽい」とコンタクトを取るのが朝の恒例の姿です。特に5歳児は遠足が延期になったもののお弁当持参だったこともあり、嬉しそうに登園してきました。そして、めぐみ組のHちゃん姉妹が踊り場から車に向かったお母さんに向かって大きな声で「ママだ~い好き!」と叫びました。その時、お子さんを保育室に預けお仕事に向かうために階段を降りて来た4歳児はと組のK君のお母さんがその声を聞き「わ~かわいい!」とおっしゃっるので「素敵ですよね」と話し掛けると「本当にそうですよね」と言って車に向かっていきました。大好きなおかずが入っていたであろうお弁当を持ってきた(作ってもらった)から出た「ママ大好き!」ではないことは、車を見送る2人の姿はもちろん、多くの子どもたちの姿や様子から伝わってきます。そして、そう言ってもらえる保護者の方々も幸せだなあ、そう思いました。
 さて、やきいも作りのために集められた落ち葉を更に乾燥させるため、夏にプールが設置するアスファルトの上に広げられました。子どもたちはその落ち葉を拾い上げて空へ向けて放り投げて頭に降ってくるのを喜ぶ姿や、良い音を立てるのが嬉しくて踏みしめる様子が見られました。そうかと思えば、3歳児ひつじ組のT君は砂場で使うことを目的に作られている玩具(トンネル)を腕に装着し、足にはレーシングカートのタイヤを履き、ロボットになり切って闊歩していました。この姿、誰に教えてもらうわけでもないのに毎年見られるのです。子どもの思考回路は同じということなのでしょう。

秋から冬へ

2022/11/10

日の出、日の入りの時間、朝夕の気温の変化、乾燥した空気感から確実に季節が秋から冬へと移り変わっていることを実感させられます。桜やケヤキの木から落ちた葉っぱは、朝露で湿るものの、しばらく降らない雨と日中の日差しのお陰でカラカラに乾燥し、やきいも作りに最適な状態になっています。その落ち葉が集められた大きなビニール袋が複数、3・4・5歳児の西側玄関に準備されていますが、露天風呂気分を味わっているのか、園庭中央に置かれている大きな木製の臼の中に拾い集めた落ち葉を入れて楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿も見られます。また、0歳児ひかり組の子どもたちは落ち葉を使ってみのむしを制作したようで、ランチルームに飾られた可愛らしい完成品が風に吹かれてゆらゆら揺れていました。3歳児は、段ボールの台紙に毛糸を巻き付けて真剣にハリネズミ作りをしていました。また、4歳児はと組のT先生と子どもたちは、クリスマスに向けた準備なのでしょう。園庭で拾い集めた枝を使って☆星作りに励んでいました。
 一方、毎週木曜日、隣接する体育館で卓球をなさっている田んぼの先生Hさんたちのところへ卓球が終わったころに5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちが野菜や果物を届けに行ってくれました。しかし、Hさん以外は既に帰宅した後で手渡すことができず、Hさんに届けていただくことになってしまいました。コロナ禍にあって実現していない「羽釜での新米炊き」や延期することにした明日の「5歳児遠足」を実現できる日が訪れますように・・・。
 最後に、新型コロナウイルス感染症について、保育園として出来る限りの予防対策を講じているつもりではありますが、収束するどころか感染者や濃厚接触者が途切れることがないため、保護者の皆様には家庭保育のご協力などご迷惑をお掛けしていることをお詫びいたします。今後も園として最善の取り組みを講じていきますが、感染した方々、濃厚接触者に該当して子どもたちのためにお祈りいただけますよう、ご理解・ご協力をお願いいたします。

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