社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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気になりますか?

2023/01/12

コロナ禍となったこの2年間、少しでも子どもたちの感染リスクを軽減するために外遊びと環境の充実のために園庭に独自の遊具を作ってきました。そして、今年度その最終章とするべく8月に材料となるけやきを運んでもらっていましたが、切り出した時から4ヶ月以上が過ぎたことで当時の瑞々しさはなくなり、どう頑張っても剥がれることさえなかった皮にヒビが入り始めていました。そこで子どもたちの怪我を未然に防ぐことと、作業時の作業効率を図るべく剥がれそうな皮を剥ぐ作業を始めたところ、いつものことながら妙なことを始めた僕に気づいた5歳児めぐみ組のAちゃんが「何してるの?Aもやりたい」と言うので訳を話すと剥がれた皮を載せるためのワイドカート(手押し車)を運んできて僕の作業を見ながら皮を拾い集める作業に加わってくれました。そのうち皮を剥ぐことにも興味を示してくれて、要領よくバールを使い自分で剥いだ皮を嬉しそうに拾い集めてくれました。そこへ、S君とM君がやってきて「Aちゃん何してるの?」「僕もやりたい」と仲間が増え結構な面積の皮を剥ぐことができました。今日子どもたちに手伝ってもらった木を使い遊具小屋周辺に最終章となる新たな環境をと思っていますが、さて如何に!?
 さて、暖炉の火が絶えることなく燃えるように時々ランチルームに足を運び薪を焼べているのですが、その時、僕に気づいた0歳児ひかり組の子どもたちが廊下側の窓から無言で覗いている目が並んでいます。何とも可愛らしい姿に自然と笑みが浮かんでしまうことからも、0歳児ならではの力を再確認・再認識させられました。

期間限定

2023/01/11

幼稚園教諭現役時代、5歳児の担任をすると♪歯がぬけた~歯が下の前歯がぬけちゃった。3年と8ヶ月いっしょにくらした仲だったのに一ぬけたと行っちゃった「あれえ?」の歌詞で始まる「下の前歯が抜けちゃった」という童謡を歌っていました。それは言うまでもなくこの年齢になると多くの子どもたちの乳歯が抜け変わり始め、この時期にしか見られないどことなく間抜けで何とも言えない可愛らしい姿が見られたからでした。そして、3ヶ月後に卒園を迎える子どもたちの中にもまさにその時期を迎えている子どもたちが複数いることもあり、当時を懐かしく思い出します。今月予定されている保育参観が終わると5歳児は卒園式に向けて準備を始めていくことになりますが、その中に卒園写真を撮影することが含まれます。卒園証書と一緒に渡される笑って写る笑顔もこの時期ならではの前歯が数本ないということもしばしば。しかし、口腔ケアをしないでいると大人でもそんな5歳児と同じようになってしまいます。個人的なことになりますが、本日の午前中、健康診断の時間をいただきました。幸いなことに全てにおいて異常は診られず病理検査や再検査の必要もないとのことでしたが、身体は正直で年々衰えを感じずにはいられません。日々汗ばむような運動をすることやストレッチを心掛けなければ・・・。
 さて、健康診断を終え出勤すると3歳児てんし組のN先生が「園長先生職員室の後ろの方にR君のお父さんが持って来て下さった蜂の巣が入った段ボールを置いておきました」というのです。いったい何のことかと思ったら、ご実家で駆除した蜂の巣を子どもたちに見せてみては?とのご配慮で持って来て下さったとのこと。そこで気付かなかった段ボールを見てみるとスズメバチのものと思われる空になった大きな巣が入っていました。道具も使うことなく何重にも重なる見事な巣を作る蜂たちの力に脱帽させられました。ただこの巣、出来立てではなさそうなため、とても繊細で壊れやすそう。子どもたちが喜んで触るとあっという間にバラバラになってしまうことでしょう。

泣く子はいねが~

2023/01/10

「泣ぐ子(ゴ)はいねが~」「悪い子(ゴ)はいねが~」と奇声を発しながらやってくるという“なまはげ”ではありませんが、年末年始の長いお休み後、しばらくぶりに今日から登園してくる子どもたちが泣きながら登園しないか心配していました。しかし、3ヶ月後には進級・卒園するという喜びもあるのでしょう、そんな僕の心配は全くもって不要だったようで、泣くどころか、嬉しそうに登園し、まさかと思うような雪が降る園庭で楽しそうに遊ぶ姿から登園を楽しみにしていたことさえ感じられました。また、18日(水)に予定されている“もちつき”に向けて子どもたちの気持ちが高まるようにと、担当の先生たちが玄関ホールに杵と臼を準備し、もちの原料や地域によってどんな食べ方をしているかが貼り出されていました。そのお陰で降園する際、お母さんにあいどりしてもらいながらもちつきの真似をする子どもたちが大勢いました。このもちつき、例年であれば経験豊かな地域の方々にお手伝いいただき賑やかにもちつきをしていましたが、中々収束しないコロナウイルス感染症、そして、インフルエンザや感染性胃腸炎も心配なこともあり、残念ながら今年は先生たちで頑張ってみることになりそうです。そして、コロナウイルス感染症の経口抗ウイルス薬(飲み薬)が流通されるようになったとしても“もちつき”に限らず、数年前のような行事や保育に戻ることは難しいのでしょう。キリスト教の園でこんなことを書くと誤解を招きそうですが、なまはげが怠惰や不和などの悪事を諌め、災いを祓いにやって来てくれるといいと思ってしまいます。そうそう、雪を吹き飛ばすような冷たい風が吹いても園庭のカツラの木の枝には春を待っているのか、落ち葉を芸術的に丸めたサナギが風に揺られていました。また、3歳児の保育室前に飾られた表情豊かな制作物(雪だるま)も風に揺られていました。

くるくるたこ

2023/01/10

 「せんせい、みて!」と自分たちで作った渦巻き状の物を持ってきて見せてくれたのぞみ組のお友だちがいました。聞くと、持って走るとくるくる回ってキレイなのだとか。「中ホールでやってるよ」とのことで見に行くとバレリーナのように回ってその渦巻き状の物を回しているお友だちがいました。
 「くるくるたこだよ」「はさみで切るのむずかしかった」との事。中には1時間以上かけて模様を丁寧に描いていた子もいました。一つひとつ、自分たちで考え、難しい曲線もハサミで切って完成させたということでした。外で回すのが楽しみですね。

スッキリしました。

2023/01/06

地域や国によって違いますが、ヨーロッパではクリスマスの飾り付けは今日1月6日を過ぎてから取り外すのが一般的です。ウクライナへ侵攻したロシアのプーチン大統領でさえ、東方正教のクリスマス1月7日に合わせ、6日正午(日本時間同日午後6時)からウクライナで停戦に入るよう軍・国防省に命じたほど大切な日です。なぜそんなに大切にされているかと言えば、クリスマス親子礼拝(クリスマスページェント)でご覧いただいたように東方の博士が赤ちゃんイエスの元を訪れその誕生を祝福した日が1月6日とされ(キリスト教の世界では公現節と呼ばれています)イエス様が救世主として祝福されたとても重要な日のためです。それに倣って保育園でも年が明けてもクリスマスの飾りつけがそのままにしてありましたが、僕もアドベント期間に飾りつけした玄関ホールのクリスマスツリーや昭和感たっぷりの園庭のヒバの木の電飾を全て片付けました。また、先生たちも保育室のアドベントカレンダーの他、子どもたちの(クラスの)様子をお伝えするために貼り出していた掲示板のクラスの様子も全て取り除かれ、代わりに磁石でうさぎの顔と卯の文字が作られ、また、5歳児めぐみ組の新年の保育の様子が貼られていました。それにしても、飾る時には時間がかかるものの、片付けの時はあっという間!料理も作る時には時間がかかるけれど食べる時はあっという間!だからこそ、「いただきます」「おいしかった」「ごちそうさま」といった感謝の言葉が重要であることを感じさせられました。
 一方、クリスマス感が全く感じられなくなった園庭では、久しぶりに登園してきた子どもたちが友だちとの再会を喜び合い思い思いの遊びに興ずる姿が見られました。そんな中、チェーンソーのけたたましい音を響かせ丸太を切っている僕に興味をもってくれた1歳児の子どもたちが担任と一緒に「園長先生がんばって~!」と嬉しい声を掛けてくれるではありませんか。そんな声援のお陰で年末に運んでいただいた丸太や枝全てを三日間で暖炉用の薪にすることができました。給食では七草汁が提供されるなど、昨日に引き続き春を感じさせてもらえる週末でした。
 長くなりましたが最後に・・・。昨日の地元紙に3歳児てんし組のR君のお母さんが登場していましたが、今日の同紙の社説には保育の質向上について書かれています。通園バスでの置き去り死事件や保育所での虐待事件など、嬉しくないことで保育界が注目されていますが、フランスの某タイヤメーカーがレストラやホテルに星を付けるように、保育界でも不適切な保育がなされていないか、調査される時代が来るのかも知れません。「さて、保護者の皆さん、我が園の保育に星は付きますか?」

北風の中

2023/01/06

 今日は「寒の入り」ということだけあって、さすがにジャンパーなしでは外で過ごすのはできなかったようですが、のぞみ組の女の子は上着の袖をグッと上にあげて大きくなった小松菜を収穫していました。暮れに一度マヨネーズ味で食べたら気に入ったらしく今日もマヨネーズ味のリクエスト。給食の時間においしく食べました。
 園庭はぬかるんでいましたが、子どもたちは気にせず「けいどろ」やサッカー、おしくらまんじゅうをして北風の中遊んでいました。

冬来りなば春遠からじ

2025/09/05

これからの季節、保育室から聞こえてくることが多くなる♪「北風小僧の寒太郎 今年も町までやってきた ヒューン ヒューン ヒュルルンルンルンルン 冬でござんす ヒュルルルルルルン」の歌詞でお馴染みの童謡“北風小僧の寒太郎”にぴったりの風が吹いた朝、「園長先生、ばってんブランコ押してね」と念を押されていた4歳児はと組のFちゃんが忘れることなく「園長まだ?」と話し掛けてきました。別に僕以外の先生でも簡単にできることと思っていしまうのですが、なぜだか僕にリクエストしてくれるのです。もちろん、昨日からの約束ですので、「OK待ってて」と返事をして優先順位の高い仕事を済ませてからリクエストに応じてあげたのですが、寒さなど微塵も感じさせることなく「わ~い!たっのし~!」と歓声を上げて揺られていました。すると、Fちゃんの楽しそうな様子に気付いた子どもたちが集まって来て「わたしたちも入れて」と順番待ちができました。さて、いつしか「ばってんブランコ」と名付けられたこのブランコ、おそらく全国各地のどの保育施設にもない唯一無二の遊具だと思うのですが、一緒に作った(作ってもらった)ものの、自分では乗ったことがないため、その爽快感やスリルは全くわかりません。しかし、現在小学校3年生になったH君が仙台の小学校に入学するため、就学前の健康診断で学校へ行った際「保育園で一番好きなことは何ですか?」と質問された時、間髪入れず「ばってんブランコ」と答えると当然のことながら小学校の先生は「?????」との反応になり、お母さんが慌てて“ばってんブランコ”のことを説明しなければならなかったというほど人気がある遊具なのです。冷たい北風を気にすることなく喜んで揺られる子どもたちを見ている時、近くの梅の木の枝にイラガの空の卵と小さな梅のつぼみができていることに気付きました。これから冬本番、寒さの底を迎え、雪かきをしなければならない日がやってくることをイメージトレーニングしているというのに既に木々は春の準備を始めていること、その小さなつぼみから寒さの中に春の暖かさを感じる嬉しい出来事でした。

今年もよろしくお願いいたします。

2023/01/04

数日間の年末年始のお休みを終え、届出保育の申し込みをしていた子どもたちが嬉しそうに登園してきました。登園してきた子どもたちは僅かでしたが、暫くぶりの保育園が楽しみで仕方なかったようで、霜が融けてぬかるんだ園庭を気にする様子もなくビニールの買い物袋で作った凧を飛ばすために走り回る姿や砂場で遊ぶ様子が戻ってきました。また、年末、0歳児ひかり組の先生たちがバルコニーに干していた、茹でた大根がたった数日間だけで驚くほど小さくなっていることにびっくりさせられました。今週は、まだまだ登園する子どもたちの人数は少ないのですが、来週にはいつも通りの賑やかさが戻ってくることでしょう。そして、卒園・進級までの3ヶ月はあっという間ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、2022年はコロナ禍に加えロシアのウクライナ侵攻、それによって生じた物価高騰によるインフレ、また、様々な分断の深まりの中で世界中が苦しんだ一年となりましたが、2023年はどんな年になるか、どんな年にしなければならないか考えながらの仕事始めとなりました。まずは、これまで通り、園舎内の消毒作業をした後、未だに月初めに報告しなければならない園庭の放射線量の計測と役場への報告を済ませ、年末年始の怠惰な生活による体重増加と薪不足解消のため、年末Hさんにいただいた丸太を薪にする作業に取り掛かったのですが、日陰での作業に加え水分を含んだ玉切りされた丸太が凍ってしまっていることもあり、手袋をしているにも関わらず手の感覚がおかしくなるほど冷たいの何の!ところが、以前にもお伝えした通り、そんな丸太の中にクワガタの幼虫が住んで(生きて)いるのです。そこで、今日はいつも以上に慎重に斧を振り下ろし出てきた幼虫を全て拾い集め、虫好きのT先生に全てプレゼントしました。安眠妨害され叩き起された幼虫たちにとっては大変迷惑なことだったと思う一方、薪の中に住んでいることを知らず、灼熱地獄の暖炉に放り込まれ天に召されたり、興味はあるものの成虫まで育てることが難しい子どもたちにプレゼントするよりはT先生に下で育てられることは良いことなのだと思います。しかし、仕事始めの日にクワガタの幼虫という妙なお年玉をもらうことになったT先生にとっては仕事が増えることになってしまいますが、サンタクロースからのプレゼント同様、貰うことより、渡すことが多くなってしまったであろう“お年玉”の代わりになってくれたらいいのですが・・・。

仕事納め

2022/12/28

1837年フレーベルがドイツで世界で初めての幼稚園(Kindergarten)を作ってから185年過ぎました。幼稚園と訳されているKindergartenは言わずと知れたKinder(子ども)とgarten(庭)という二つのドイツ語で造られていますが、最近殊に日々園庭で遊んでいる子どもたちの姿を見ていると、フレーベルはgartenを単なる庭ではなく、子どもにとっての園(楽園)との想いで作ったように思えてなりらないのです。今日で今年の保育が最終日となり、保育室や玄関の掃除をする子どもたち・先生たちの姿が見られました。しかし、登園した子どもたちがぐ〜っと減ったため、いつもなら玄関の下駄箱に溢れんばかりに置かれている靴も園庭から響く声も少ない(小さく)ことが寂しく感じられ、今更ながら子どもたちの存在・力の大きさに気付かされました。
 一方、まもなく2023年を迎えようとしている今、残念なことに子どもたちにとって楽園でなければならない保育現場における不適切な保育、関わりが話題・問題になっています。決して許されることではありませんが、事件・事故を起こしてしまった保育者も子どもたちの健やかな育ちを願いながら保育をしていたものの、子どもの成長の捉え方、そのための方向性と関わり方(手段)が間違っていた(間違ってしまった)と信じたいものです。僕は保育とは子どもたち・保護者・保育者の信頼関係の中で育まれるものだと思っていますが、断片的な関わりをご覧になり、不適切な関わり・保育と思われてしまうこともないとは言えません。年末年始、数日間の休みを過ごし登園してくると今年度の保育も残り3ヶ月だけとなり、あっという間に卒園・進級の時期を迎えますが、不適切な保育を思われるようなことがないように、今年の保育を今一度振り返り、Nursery schoolと訳されている保育園であっても子どもたちにとってのKindergarten楽園でありたいと思います。コロナ禍にあり保護者の皆様には様々なご迷惑をおかけすることが多々ありましたが、その都度ご理解ご協力をいただけたこと感謝いたします。また、心身ともに疲れを覚えながら子どもたちに関わってくれた職員に心から感謝します。休み明け、保育室前に吊るされたへそ大根の変化とみんなの元気な顔を見られることを楽しみにしています。

よいお年を

2022/12/28

 2022年の保育も今日で最後となりました。布団や上靴などの重い荷物を持ち帰っていただきありがとうございます。
 今日はのぞみ組・あい組の子どもたちが園庭の畑のカブを抜いてカブのスープを作りました。小さな畑にぎゅうぎゅう詰めで種をまいて間引きもあまりしなかったのでたくさん小さなカブができました。
 クリスマスの聖誕劇のビデオ上映会をしながらカブのスープを食べました。スープの具はカブだけでしたがとてもおいしかったです。
 新年も「保育園大好き!」と子どもたちが喜んで登園してきてくれるのを楽しみにしています。良いお年をお迎えください。

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