社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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苦渋の決断

2020/10/17

「今日こそは」との思いで準備を進めてきた親子で遊ぼう会でしたが、5時過ぎから降り出した雨が開始時間が近づくにつれ雨脚が強くなり、止む気配がなかったため悩みに悩んだ末、3月に卒園し今後遊ぼう会を経験することができない5歳児のプログラムに限定して開催することにしました。昨年は台風19号、今年はコロナ禍により3・4・5歳児だけのプログラムに限定せざるを得なかったのに、結局はお天気に悩まされ5歳児だけでの開催となってしまいました。それでものぞみ組・めぐみ組の子どもたち、保護者の皆さんはお揃いのTシャツを身につけ雨対策をして集合時間に間に合うようにグランドへ集まってきてくれました。僕だけが感じたことではないと思いますが、その表情は「どうしてこんな天気に?」とか「30日に延期しては?」という否定的な感情ではなく「今日できてよかった」とか「やるからには楽しもう」という肯定的な思いが伝わってきました。それが、雨の中での声援、保護者の「本気のリレー」で真剣に走ってくださる姿や片付けのお手伝いでひしひしと伝わってきました。もちろん、これまで子どもたちと涙ぐましい準備や話し合い、様々な配慮をしてきた5歳児の担任であるM先生、S先生、それをサポートする先生たちからも物凄い熱意が感じられ、素敵な保護者・スタッフに囲まれともに働くことができていることを再認識し只々感謝でした。一方、苦渋の決断だったとはいえ、5歳児同様にこの日を楽しみに準備してきた3・4歳児の子どもたちと担任、保護者の方々のことを思うと複雑な思いです。来年のことを軽々に口にすることはできませんが、来年度遊ぼう会をするときにはコロナ禍になる前のように、全園児が一堂に会し、青空の下で賑やかな遊ぼう会を迎えられることを願い祈ります。最後になりますが、雨の中ご参加くださったのぞみ組、めぐみ組の保護者の皆さん、応援に駆けつけてくださった3・4歳児の子どもたちと保護者の皆さん、家庭保育にご協力下さった保護者の皆さん、午後まで保育をしてくれた先生や給食を提供してくれた栄養士のY先生、準備や片付けを含め運営に関わってくれた職員全てに感謝します。雨で体が冷え風邪をひくことなく来週みんなが元気に登園・出勤してくれることを祈ります。

明日こそ!

2020/10/16

今朝はこの秋初めて電車に暖房が入り、電車を降りて保育園までの道のり、マスクを外してみると吐く息が白く見えるほど気温が下がりました。しかし、日中は「秋晴れ」という表現がぴったりの気持ちの良いお天気になり、3・4・5歳児は、明日こそ絶対に遊ぼう会ができますように!との願いとともに東部グランドへ出かけ最後の確認をしていました。いつも不思議に思うことですが5歳児のリレーは今日もアンカー勝負の接戦で見ていてハラハラドキドキ!何としてもそんな姿をたくさんの保護者の方々にご覧いただけることを願っているのですが、5歳児のぞみ組のS先生が掲示板に思いの丈を書いてくれていました。おそらく、5歳児の保護者の方々も保育園で最後の遊ぼう会を楽しみにしてくださっていると思いますが、ただ一つ、不安や重荷に思っていることがあるとすれば、5歳児のリレー同様、遊ぼう会の恒例プログラムとなった感のある「のぞみ組・めぐみ組の大人のリレー」で走らなければならないことでしょうか・・・?中には「昔とった杵柄」(学生時代陸上部だった)なんて方にとっては、子どものリレーも楽しみだけど、自分が走るのも楽しみという方もおられるかも知れません。そんな5歳児の保護者だけでなく、3・4歳児の子どもたち、そして、その保護者の方々が事故や怪我なく楽しいひと時を過ごせることを願い明日を迎えたいと思います。
 そうそう、 前述のように電車に暖房が入ったように、ランチルームの暖炉(薪ストーブ)も試し焚きのため火を入れてみました。寒いのは苦手ですが、数ヶ月ぶりでしたが煙ることもなくパチパチと音を立てて燃える薪を見ると、毎日慌ただしく過ぎていく時間を忘れることができホッとできます。頑張って薪運び、薪作りをしなければ・・・。

また行きたいな

2020/10/16

今日はのぞみ組のみんなが楽しみにしていた「芋ほり遠足」に行ってきました。
天気予報では曇りのち小雨…遠足の日の天気は大丈夫かな?と心配していましたが、なんと今日はとても良い天気!まさに秋晴れの一日でした。

今年も亘理町にあるYさんの畑へお邪魔させていただき、芋ほり体験がスタートしました。
畑へ降りるとあたり一面にさつまいもの根っこがあり、そこを掘り進めて行くと大きなさつまいもがあるとのこと。子どもたちは夢中になり軍手を付けた両手で根っこを掘り続けました。「なかなか抜けない~!」「○○くん!こっち手伝って!」と勢いよく穴を掘り進めると、芋の根っこが途中で切れてしまいました。さつまいもが顔を出したら、芋の周りを優しく掘ることをYさんに教えてもらい、もう一度挑戦!「あ!顔が出てきた!」「こうやって掘るといいんじゃない?」と友だちや先生たちと協力をし、優しく優しく掘り進めるとやっとお芋を掘ることが出来ました。中には小さい芋や、長細い芋、太っちょ芋などたくさんの形があり掘れるたびに「先生~!みてみて~!」と大喜びの子どもたちでした。
たくさん掘ってお腹がすいた子どもたち。お弁当は園の近くの公園で食べました。レジャーシートを広げ、お家の方が作ってくれたおいしいお弁当を食べました。みんなの顔はニコニコ!また遠足に行きたいなとつぶやいていたのぞみ組のこどもたちでした。

のぞみ組担任でした。

刻々と変化が!

2020/10/15

新聞やニュースではもちろんのこと、月二回発行される大河原町の広報誌「おおがわら おしらせばん」でも「新型コロナウイルス」という言葉や文字を見ない・聞かないということはありません。そして、国内外でワクチン開発が急ピッチで進められていて、京都大の技術で、新型コロナに感染した細胞を攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」をiPS細胞から作製し、2~3年以内に患者に投与する臨床応用を目指す。ということが伝えられるなど、未知なるウイルスに対する治療薬やワクチン開発が刻々と変化しています。一方、それ以上に先生たちが心配している変化は言わずと知れた今週土曜日の「親子で遊ぼう会」のお天気です。先週土曜日に延期を決定した後、伝えられるのは中止の判断を下さなければならない雨の確立が高い天気ばかり・・・。しかし、今日の午後、5歳児のぞみ組のS先生が「園長先生、くもりになりました!」と嬉しそうに報告してくれました。是非とも、その報告通り雨が降ることなく開催できることを楽しみにしています。
 さて、変化と言えば二階の倉庫に寝かせてある5歳児の子どもたちが春に仕込んだ「卒園記念」の味噌です!気温や湿度の変化とともに熟成が進み仕込んだ時とは全く違う色に変わり、蓋を開けてみるとしっかりと味噌の香りが充満しています。これから更に数ヵ月、どのように変化していくか楽しみです。
 そうそう、昨日の朝、交通量がまだ少ない時間に複数の人がペデストリアンデッキに何やら横断幕を張る作業をしていました。一体何かと思ったら、コロナウイルスの影響で様々なことが開催されなくなっていく中、今年も「全日本大学女子駅伝」が仙台市内で開催されるため交通規制がなされることを知られる横断幕でした。自分が生まれ育ち、よく知っている仙台の街並みを懸命に走るランナーたちの姿が映し出される不思議さや喜びを今年も味わいたいと思います。

心配

2020/10/14

保育園の栗はこれまでにないほどの豊作となりましたが、例年であれば園に隣接するチェーン着脱所には毎日拾いに行っても拾いきれないほどたくさんのドングリが落ちるのですが、今年は梅雨の長雨や梅雨明け後の酷暑が影響しているのか、子どもたちが散歩をしながらドングリを拾いに出かけても、「ドングリ拾い」ではなく、「ドングリ探し」になってしまっています。特にどこかのクラスが拾いに出かけた翌日に出かけたものなら見つけることも困難になってしまいます。こんな様子は園の近くだけではないようで、仙台駅の近くにある、ドングリの実がオブジェになっていてドングリの木がたくさん植えられているビルでもドングリが全く落ちていません。これから例年のように落ちてくることは考えられそうにないので、もし、これが里だけでなく、動物たちの住処である山でも同様であれば、この季節に栄養を蓄え冬を迎えなければならない熊などの動物が食べ物を求め、人里へやってきてくるようなことも増え、同時に人が襲われるリスクも高まります。数年前には保育園からそれほど離れていない地域で熊が出没したこともあるので、ドングリ拾いに出かける時には交通安全だけではなく動物にも気をつけなければならなそうです。
 さて、秋の深まりと比例するかのように、朝の最低気温もどんどん下がってきました。忠、日差しがあれば湿度もなく日中は過ごしやすく、外遊びにぴったりで、今日も多くの子どもたちが園庭で遊んいました。そんな中でも、5歳児のぞみ組のS君は器用に桜の木に登りご満悦、そして、それを根元で見ていた妹のRちゃんは、そんな兄の姿を誇らしげに見ていました。このままの気候が続くと良いのですが、確実に冬はやってきます。そこで、今年も園医にいらしていただき、職員がインフルエンザの予防接種をしてもらいました。今年はインフルエンザだけでなくコロナウイルスのことも心配しなければならない冬となります。予防接種をしたとはいえ、安心することなく、どちらも感染拡大しないように今後も消毒や予防対策に努めていこうと思います。

待ってました! #2

2020/10/13

4歳児はと組の前に飾られている「てるてる坊主」のお陰か今日はお天気が回復し、いつものように外遊びができました。あい組の子どもたちは未満児用の園庭で幼虫を探すため、盛んに穴を掘っていましたが、0・1歳児が転んでしまうと危ないので、盛んに掘った穴を左官屋さんのように平らに埋め戻してもらいました。1歳児つき組の子どもたちもたくましく育ち、グラグラ揺れる遊具で楽しそうに遊べるようになりました。

待ってました!

2020/10/13

親子で遊ぼう会が晴れるようにとの願いを込めて子どもたちがお家に飾ったり、4歳児はと組の保育室の前に飾られている「てるてる坊主」が効いたのか、連日降り続いた雨が上がり、今日は日中日差しが差し込み久しぶりに園庭からいつものように子どもたちの声が響いてきました。5歳児のぞみ組のS君とKちゃんは、雨のお陰で程よい湿り具合になった砂で上手に型抜きをしてお皿に並べて遊んでいました。また、4歳児あい組の男の子たちは、未満児たちが頻繁に遊ぶ(歩く)園庭で幼虫探を探すために穴を掘り始めていました。この調子で次々と掘られては0・1歳児が転ぶ要因になってしまいそうだったので、幼虫がよく出てくるところを紹介する代わりに穴を埋めてもらったのですが、いつもなら掘るとすぐに出てくる幼虫が雨が原因なのか一匹も出てこず可哀想なことをしたしまったようです。ところが、担任のM先生が幼虫探しをしていたすぐ近くに植えてある、ニシキギという木に怪しげな虫がたくさんいることを見つけ「園長先生、あそこの木に気持ち悪い虫がたくさんいます」と教えてくれたので、見に行ってみると、確かに、きみどりいろ(パステルカラー)のカメムシがたくさんいるのです。実はこの虫、以前にもお見えになったことがあり、S学院大学のY先生に危険がないかどうか調べてもたったところ、害はなく、それどころか、一般的なカメムシのように臭くなく、フルーティな香りがすると教えていただいたことを思い出し、確認のため調べてみました。すると「キバラヘリカメムシ」といい、黄色いお腹に黒マント、膝上までのブーツを履いたオシャレなカメムシで、一般的にカメムシとは違い、ハ◯チ◯ウの青りんご味にそっくりなフルーティで爽やかな香りがするので見つけたら香りを嗅いでいただきたい。ということが書かれていました。しかし、見た目が少々グロテスクなこと、そして、フルーティな香りと言われても、カメムシと聞いただけでどうしても臭いという先入観もあり、匂いを嗅いでみていません。勇気がある誰かに是非確かめてもらいたいと思っています。
 さて、今年も秋の味覚の代表「さんま」が深刻な不漁で、気仙沼では数日前に今年初めての水揚げされたというニュースが伝えられましたが、今日の給食で「さんまの塩焼き」が提供されました。5歳児は骨付きのまま提供されたため、普段、食べ慣れていない子どもたちは悪戦苦闘!中には担任や栄養士のY先生に骨を取ってもらう子もいましたが、反対に漫画で描かれるように、見事に骨だけ残し上手に食べる子どもたちも見られビックリするやら嬉しいやら・・・。もちろん、今日提供されたのは生さんまではなかったようですが、しっかりと脂がのり美味しくいただくことができました。今後、安定した水揚げが続き、高級魚となりつつある「さんま」が、庶民の味として食卓に上ること、特に給食では絶対に提供されることがない刺身として食べられることを期待します。

おみせやさんごっこ

2020/10/13

 10月8、9日に、のぞみ、あい、てんし組の子ども達でお店屋さんごっこをしました。
「いらっしゃいませ~!どれにしますか?」「ドーナッツください☆」と子ども同士の可愛いやり取りが聞こえてきました。
ひかり、そら、ほし組のお友だちもお買い物にきてくれ「いらっしゃいませ~!」の声も力強く、張りきっていました。
 お店屋さんをした後は、お買い物券を握りしめて、ほしい品物を選ぶ子ども達。ドキドキ、ワクワクしながらお買い物も楽しみました。「何買ったの?」と買ったものを友達や先生と見せ合い、にこにこと嬉しそうな子ども達でした♡

コロナ禍の中で

2020/10/12

今日も午後まで雨が降り止まず、園庭から子どもたちの声が響くことはありませんでした。3・4・5歳児は「親子で遊ぼう会」が延期になったこともあるのでしょう、いつになくテンションが低く、そんな様子から、いかに残念に思っていたかが伝わってきました。ところが、週間天気予報によると、今週末のお天気も今一つという予報が出ていることもあり、もし、天気予報が的中しようものなら、子どもたち以上に先生たちが落胆する姿が目に浮かびます。今年度はコロナウイルス 感染症によって行事の中止や変更が余儀なくされるような異例ずくめの保育が続いていることもあり、特に5歳児の保護者の方々と担任は少しでも思い出になる行事として遊ぼう会が開催できることを願っています。もちろん、その気持ちは5歳児の担任だけでなく、職員みんなの思いであり、遊ぼう会を迎えるまでクラスの垣根を越え、毎日のようにリレーをしたりドッジボールをしたりしながら成長してきた子どもたちの姿を是非とも多くの方々にご覧いただきたいそう思っています。そして、そんな5歳児の姿を見た4歳児が刺激を受け、継承していってくれることを願わずにはいられません。一方、保育園の親子で遊ぼう会は、昔の乳幼児施設で見られたような練習に練習を重ね当日を迎える「運動会」とは違い子どもたちも先生たちも喜んで準備してくれているものの、今週末もあいにくのお天気となり、中止となった場合、この行事のねらいや目標が達成されなかったことになります。そう考えると、今一度、本当にこの行事が必要なのかどうかも考えなければならない時代がやってくるのかも知れません。
 さて、日に日に秋が深まり、朝夕の冷え込みが感じられるようになってきました。園庭の柿の木が葉を落としはじめたことで、オレンジ色になってきた実が目立つようになり、気が付けば子どもたちが夢中で追いかけていたトンボや忙しそうに働いていたアリの姿も見られなくなり、今朝2階のバルコニーではきりぎりすと思われる虫が息絶えて横たわっている様子にイソップ童話の「アリときりぎりす」を思い出し、また、園庭の畑の冬野菜たちが順調に育っていそうな様子を見ると暖炉に日を入れる時期が近づいていることも実感させられます。この寒暖の差で体調を崩さないように気をつけなければ・・・。

あいにくのお天気に・・・。

2020/10/10

昨日、何度も天気予報を確認し皆で夕方まで悩みに悩みながらも何とか予定通りに開催できることを願い、保護者の皆さんに開催する方向で考えている旨を一斉メールを送り、準備を終えて帰宅しました。しかし、そんな願いや想いと裏腹に朝から雨が降り、土の入れ替え工事が済み、水はけが良くなったグランドでも水たまりができていることから、開催断念・延期せざるを得ないと判断しました。普段少々の雨であれば外で遊んでいることもあり、この日のために子どもたちと準備をしてモチベーションを高めてきた先生たちにとっては残念な思いもあり、また、来週まで気持ちを維持することは難しいかと思います。しかし、保護者の方々がいらして下さる特別な「親子で遊ぼう会」が少しでも満足していただける一日になる事、そして何より開催できることを願っています。今日の遊ぼう会のためにお仕事の調整や様々な準備をして下さった未満児クラスの保護者の方々を含め皆さんに感謝いたします。一方、3・4・5歳児の保護者の皆様には延期の判断が当日朝ぎりぎりになってしまったり、一斉メールが届かず、電話をいただいたり、登園していただくようなこともあり大変申し訳ありませんでした。

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