社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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明るいニュース

2021/01/29

今日は3歳児、てんし組とひつじ組の保育参加が行われ、保護者の方がお見えになって下さいました。お天気は悪くなかったものの、朝から強風が吹いていたこともあり、外で遊ぶ姿ではなく、保育室での活動をじっくり見ていただき、一緒に紙皿のコマ作りにも参加していただきました。この日を心待ちにしていたこともあり、子どもたちはいつになく(いつも以上に)嬉しそうで、お家の方々が来てくれることが如何に嬉しいかが分かりました。また、担任の表情も朝と保育参観後では全く違い、保育参観を終えた4・5歳児クラスの子どもたちと担任の表情同様充実感とホッとしという様子が見て取れました。残りは1階の0・1・2歳児クラスということになりますが、全てのクラスで保育参観を終えると、いよいよ卒園式の準備が本格的になり、5歳児は不安と緊張、喜びと悲しみが入り交じった複雑な時期を迎えることになります。ところが、のぞみ組のRちゃんは今から保育園を卒園すること、小学校へ行くことが嫌で仕方がないというのです。その原因は担任のS先生とさようならすることが悲しいということ。そのため今日もS先生の匂い(香り)がするタオルを握りしめ過ごすほどです。そこで、S先生に「じゃあ、そのタオルプレゼントしなきゃ」と伝えると「そうするつもりです」という返事が返ってきました。学校に行くのが不安になってもそのタオルを持っているだけでS先生がいつもいてくれると思える、そんな宝物になることでしょう。
 さて、テレビでも新聞でもインターネットでも連日新型コロナウィルス関連のニュースばかりで辟易としている方も多いことでしょう。そんな中、東日本大震災から間もなく10年を迎えようとしていることもあり、最近、新聞ではあの日を振り返るような記事が目立つようになりました。コロナウイルスのことを蔑ろにすることはできませんし、することもありませんが、世界的な感染、そしてなかなか収束が見えないこともあり、話題がコロナ関連になってしまうのは仕方がないでしょう。しかし、東日本大震災も決して忘れてはならない大きな出来事であることは誰も否定しないと思います。そんな悲しく辛い震災を経験し、今なお心や体に傷を負い生活している方が大勢いる一方、悲しみや苦しみを乗り越え前向きに生きている方もいることを記事が伝えています。少々、不謹慎と思われるかもしれませんが、そんな記事を見ると悲しく辛い震災の中にも明るいニュースがあるように思えてしまいます。また、震災で被災地が悲しみに暮れている時、仙台に本拠地を置くプロ野球球団「東○楽◯ゴ◯ル◯ン◯ー◯ル○」が初優勝・日本一となり、明るい話題を提供してくれましたが、その立役者の一人となり、アメリカに渡り、メジャーリーガーとなり大活躍していた投手が8年ぶりに、仙台に復帰するというビッグニュースが飛び込んできました。この明るいニュースに楽◯ファンはさぞかし興奮し、今から開幕が待ちきれず、中には早くも優勝を想像している方もいるのでしょう。もし、震災から10年の節目の年に優勝・日本一になることができたなら明るいニュースになること間違いなし!さてどうなることやら・・・。

外で、お部屋で、一緒に

2021/01/29

 今日は一日電車も遅延するほどの強風で、0歳児や1,2歳児の子どもたちには木々を揺らす音も自分の身体を持っていかれそうな力も怖いようで外に出てくることが出来なかったようですが、3歳以上のクラスの子どもたちは外に出てきて、走ったり鬼ごっこをしたり宝探しをしたりといつものように遊んでいました。てんし組のTくんは「つよいかぜもつてち(すてき)!」と顔を真っ赤にしながら体をくるくる回して本当に素敵なことを言っていました。
 1歳児はお部屋でソフト積み木を組み立て色々な物に見立てて遊んでいました。1歳児でもこのくらいの時期になると友達と一緒に同じ物を共有して遊べるようになったり同じことをして遊びたがったりするようになります。取り合いなどもありますが、保育士が丁寧に気持ちを伝えたりして一緒に遊ぶ楽しさを感じていけるようになっています。

I have a request !

2021/01/28

人間が生きていく上で必要不可欠な「食」、食べるということ。2005年に成立した食育基本法には、「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」と位置づけられ、学校教育ではもちろんのこと、幼稚園、保育所、認定こども園でもて大切にされています。今日も5歳児がランチルームの薪ストーブを使い料理をしていましたが、保育園でも栄養士のY先生を中心に子どもたちの健全な育ちのためにメニューを考え、調理師のT先生や調理補助の方々と共に給食を提供してくれています。今日はこの季節になると提供される「へそ大根」入りの煮物がメニューでしたが、乾燥され、シワシワになった「へそ大根」が水で戻すと大きくなることを子どもたちに見てもらえるように玄関ロビーに置いておいてくれました。一方、保育園のが畑で育てた大根を使い、先生たちが作ったそれは、あまりの小ささのため先日の強風で飛ばされていたのですが、紐が付いていたお陰でゴミと間違われることなく処分されずに済みました。これから春になるまでにあの独特な食感のへそ大根の煮物が何度メニューとして登場することになるか、期待したいと思います。
 さて、「ねえ、園長先生、今日は何する?」「薪割りする?」こんな質問・会話が3歳児てんし組のA君との間で毎日のように繰り返されます。昨日もクラスのみんなが節分に向けて鬼のお面(被り物)を作っている中、園舎内の窓や階段の手すりなどの消毒(拭き掃除)をしている僕に、「ねえ、園長先生今日は何するの?」「お掃除が終わったら薪ストーブに薪入れるの?」「Aが入れてあげる?」と尋ねてくるのです。そこで、「火傷すると大変だからなあ?!でも、そんなに薪ストーブが好きなら、ダンボール探してあげるからN先生と一緒に作ってみたら?」とN先生に許可をもらうことなく何とも無責任なことを口走ってしまいました。すると、それまで以上に目が輝き出し、「どこにあるの?」「ねえ、いつ段ボール持ってくるの?」と質問攻めになってしまいました。そこで、丁度いいサイズの段ボール箱を一緒に探しに行き、保育室へ持って行きました。保育室では、先ほど同様、クラスの子どもたちがお面作りの真っ最中。しかし、A君の頭の中は薪ストーブ作りのことでいっぱいになってしまった様で「いつ作るの!」とお面作りそっちのけ。そこで、「お面を作ってからにするんだよ」と念を押すように一声かけ保育室を後にしました。その後、約束通りにお面を作ったようで、今朝は「Aのお面は一つ(つのの数)にしたから見て」と飾られてある(出来上がった)お面を教えてくれました。そして、本当はクラスの皆で作ってもらうつもりで探してきた段ボールを昨日A君が家に持ち帰り、おばあちゃんやお母さんにも手伝ってもらい煙突付きの薪ストーブを完成させたそうです。それがとても嬉しかった・満足できたようで、「明日見せてあげる」と約束してくれました。どんな出来上がりの薪ストーブなのか見せてもらえるのが楽しみです。
 ちなみに、A君だけでなく、先生たちから「園長先生、ちょっとお願いがあるのですが、いいですか?」と声を掛けられることがあります。特に、行事によって経過報告を発行することがあると依頼が重なります。しかしながら園長と言えど、僕自身しっかりとした文章を書けているかと言うと・・・・? それでも、お願いされるからには出来る限りのことはしてあげるようにしています。そこで大切にしなければならないことは、先生たちが感じた思い(文章)を極力生かしながら必要なところを直してあげるということ。それが本当に至難の業!時には僕も文章を見てもらいたいと思うことがあるのですが、やはり先生たちは気を使うのでしょう、敬遠されてしまうという現実。そんなこともあり、一人密かに「誰か助けて〜!」叫んでいます。

今日はこんな日 3

2021/01/27

紙皿で制作した節分の被り物を被った3歳児てんし組のTちゃん、Eちゃん、K君。ランチルームで給食が食べられるようになるため進級が楽しみな2歳児と、いつもより少し大きい椅子とテーブルで給食を食べる3歳児の様子。

今日はこんな日 2

2021/01/27

保育参観の様子

今日はこんな日

2021/01/27

先週の5歳児の保育参観に続き、今日は4歳児、あい組・はと組の保育参観でした。今年度はコロナウイルス 感染症の感染拡大防止を優先し、一人ひとりの誕生日に合わせた誕生会も保護者の方々にいらしていただくことができず、また、遊ぼう会は天気に恵まれず中止になるなどしたこともあり、今日の保育参観は子どもたち以上に保護者の方々が心待ちにしてくださっていたようで、平日にも関わらず大勢の方々が参加してくださいました。心配だった雨も朝方には上がり、園庭はいい湿り具合となって綱引きをするのにピッタリのコンディション!そんな中で行われた保護者の方々のクラス対抗の綱引き対戦は、遊ぼう会で力を発散できなかった鬱憤を晴らすかのようで、子どもたち以上と思えるぐらい盛り上がり白熱した本気の引き合いとなりました。そんな様子をバルコニーから応援しながら見たあと、すぐに園庭に行ってみたのですが、白熱した本気具合を裏付けるように、特にはと組のHちゃんのお父さんが踏ん張った足元にはイノシシが畑を荒らしたような跡が残っていました。その後ホールで行われた親子ゲームやコンサートが行われましたが、子どもたちの成長に目を細めながら参加してくださっている保護者の皆さんの姿、そして、給食を食べずいつもより早く降園できることを喜ぶ子どもたちの表情が印象に残りました。
 さて、4歳児が給食を食べずに降園することになっていたので、2歳児が進級したことを意識し、ランチルームで給食を食べました。そのため、3歳児が2歳児にスペースを譲り、3歳児が普段4歳児が給食を食べているテーブルで食事をすることになりました。2歳児にとっては大きな変化が嬉しくて仕方がないのが伝わってきましたが、3歳児も、たった数メートル違っただけで大きくなった(進級した)気分を味わえるようで、みんな大喜びでした。また、4歳児は節分に向けて紙皿を使って制作したつのの付いた被り物を被り「鬼だぞ〜」園舎内を駆け回っていました。金曜日にはそんな3歳児の保育参観が予定されています。そこでも沢山の笑顔と笑い声が響くことでしょう。
 さて、保育には全く関係ないことですが、今日は「ミ◯タ◯ド◯ナ◯」創業の日(創業50周年)だそうで、期間限定であるサービスが行われています。そんな話題で先生たちと花が咲きました。先生たちを含め多くのファンがいるからこそ50周年を迎えることができるのでしょう。納得です。

芸術的

2021/01/26

春を思わせるような昨日の暖かさの影響でしょう、今朝、正門から玄関まで続くフェンスの下に植えてある芝ざくらの上に吹き溜まった落ち葉を掃き集めてみると、一輪のスイセンが咲いているのを見つけました。1月も残り数日というだけあり、日々、日の出が早くなっていることには気付いていましたが、まさかこんなに早くにスイセンが花を咲かせていたとは・・・。反対に園舎北側の丸太を薪にするために動かしてみるとダンゴムシたちが春の到来を待ちながら土と落ち葉を寝床に丸まったまま暖かな眠り続け、丸太を割ってみると寒さを堪え眠っていたカミキリムシの幼虫が叩き起こされ、成虫になることなく鳥の餌になってしまうことになります。歯以外、道具もないのに硬い木にせっせと穴を開けこれまで頑張って生きていたことを想うと残酷なことをしていることを感じ申し訳なく思ってしまいます。そして、幼虫たちの作った通り道やダンゴムシのねぐら、人間が作り出すことができない、自然が織りなす芸術的な色や形に驚かされます。
 さて、このような自然豊かな保育環境を生かすかのように、1歳児そら組の子どもたちが隣接する杉林に薪ストーブの焚付けに使う杉の葉っぱを拾いに出かけてくれました。オール電化が進む世の中にあって、焚付けようの杉の葉っぱを集めている1歳児はどれくらいいるでしょう?世界中の国々が一つとなって地球温暖化の原因となる二酸化炭素濃度の上昇を抑制する、「カーボンニュートラル」という概念が叫ばれています。そら組の子どもたちがいつか、大気中にある二酸化炭素を取り込んで育つ木材を熱源として使う(生かす)ことが自分たちが生きていく地球を守っていることに気付いてくれる時がくることを願うものです。

しばらくぶりに

2021/01/25

今日はとてもお天気が良く、園庭から見える蔵王も雲に覆われることもなく山頂までくっきりと見えました。しかも、降り積もった雪に当たった太陽の光が反射し白と言うよりも銀色のように輝いているのです。しばらくぶりにこんなきれいな蔵王を見ましたが、このような日が年に何度あるか分かりませんが、今日スキーやスノーボードに出かけた方々は最高のコンディションの中での滑走を楽しむことができたことでしょう。
 一方、園庭では4歳児あい組とはと組の子どもたちが今週水曜日の保育参観に向けて綱引きをしていました。お天気に泣かされ中止となってしまった「親子で遊ぼう会」で保護者の皆さんに見てもらえなかったこともあり、是非、保育参観でとの思いがあるようで、どちらのクラスも数ヵ月前を思い出し、負けじと綱を引いていました。前述のように今日はお天気が良く、朝、凍っていた園庭は融けたものの、転んでも痛くなく、綱もどろどろにならない丁度いいコンディションの中で過ごしていました。そして、遊ぼう会から随分時間が経過したこともあるのでしょう、子どもたちが上手に綱を片付ける手伝いをするなど成長の証も見ることができました。今度こそ、お天気に恵まれ、子どもたちのそんな姿をご覧いただけることを願っています。

嬉しそう!

2021/01/22

今朝はさほど冷え込むこともなく日中も気温が上がり暖かい一日となりました。嬉しい反面、早い時間から凍っていた園庭が融け始めどろどろのコンディションになってしまいました。5歳児、のぞみ組・めぐみ組の保育参観は予定通り開催することができたものの、あいにくのコンディションの園庭を使うことを断念し、しっかりと換気するなどの配慮をして保育室と2階ホールでの開催となりました。ところが、園庭とは比較にならない限られたスペースで当たっても痛くない変化球になるようなボールを使ってのクラス対抗ドッジボールは保護者も子どもたちも大喜び・大興奮で、歓声が職員室まで響いて来るほどでした。あいにく、昨日リハーサルをしていたコンサートの様子や保育室での様子は見ることはできませんでしたが、降園する際の子どもたちと保護者の皆さんの嬉しそうな笑顔が、皆が満足できたことを物語っていました。少しずつ日が長くなってきたことが感じられるようになってきましたが、それでも夕方5時には真っ暗となってしまいます。「暗い」=「もう遅い時間」と思っている子どもたち、また、普段夕方まで保育園で過ごしている子どもたちにとって、給食を食べることなく降園することができるのは特別感があり嬉しくて仕方がなくニコニコ!そんな姿を象徴するように、玄関を出ても直ぐに降園することなく、園舎東側の斜面(山)で嬉しそうにひと遊びする子どもたち、そんな子どもたちの様子を笑顔で見守り、集合写真撮影をするお母さん方の姿も印象的でした。残り少なくなってくる保育園生活ですが、子どもたちはもちろん、保護者の皆さんも思い残すことなく楽しい毎日を過ごしてくれるよう願っています。

卒園が近づくと・・・。

2021/01/21

園舎北側で薪を作っていると、2階ホールから5歳児の子どもたちの歌声が聞こえてきました。つい少し前まで園庭で避難訓練をしていたのですが、明日の保育園生活最後の保育参観で予定されているコンサートで披露する曲のリハーサルをしていたようなのです。外まで聞こえてきた曲の多くが、卒園、就学が近付くと全国の幼児施設で歌われている耳慣れたメロディーと歌詞ばかり。明日お見えになる保護者の皆さんも、これまではそんな曲が聞こえてきても特別感傷的になることがなかったとしても、いざ自分の子どもが卒園を迎え、最後の保育参観で歌う子どもたちの姿や声を聞くと急に現実的になり、これまでと違った聞こえ方、違う曲に聞こえるかも知れません。一方、担任2人は明日の保育参観後、一気に卒園式に向けてシフトチェンジをして日々過ごすことになりますが、気がつけばあっという間に卒園式ということになるでしょう。そして、そんな卒園式と並行して、来年度入所することが決まったご家庭に昨日内定通知が届けられたこともあり、これから卒園式と同時進行で新入園児の受け入れの準備も行われますが、どちらも丁寧に準備していかなければと思っています。
 さて、話は一転しますが、十数年前まで幼稚園教諭として子どもたちと過ごしていた時のことです。5歳児の担任をまかせてもらい、卒園を迎えようとする時期になると決まって読み聞かせをしていた本があります。その本は、日本の「戦後最大のベストセラー」と言われている、黒柳徹子著の「窓際のトットちゃん」です。なぜこの本を読み聞かせしたかと言えば、時代は違っても小学校も楽しいところと思って安心して卒園してもらえる様にとの願いがあったこと、また、戦争や差別、障がいを持ったクラスメイト、楽しい出来事、払い下げになった電車が教室、悲しい別れ、そしてなんと言っても子どもたちの幸せを本当に考えている校長先生のことを伝えたいと思ったからでした。40年も前の1981年(昭和56年)3月6日に発行された本ですが、何度読んでも新しい気付きや忘れてはいけないことがたくさん書かれていることもあり、僕にとっては今でも保育の最高のテキストです。僕はどう頑張っても本に書かれている校長先生にようにはなれそうにありませんが、園庭にあの車掌車があるのは、この「窓際のトットちゃん」に書かれている電車の教室に影響(憧れている)されている証なのです。

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