社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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実体験の大切さ

2021/05/11

毛刈りの様子とヤギのようになったひつじと、刈り取った羊毛2.5kg!これを綺麗に洗い教材として使います。

実体験の大切さ

2021/05/11

「インターネットの普及によって固定電話やFAXの需要が減る一方、パソコンが特別なものではなく、スマートフォン(携帯電話)は一人一台(複数台)は当たり前の時代になり、小学校などでも生徒一人ひとりにタブレット端末が配布され、簡単に情報を手に入れられるようになりました。そこにコロナ禍(下)によってオンラインでの会議や研修が求められるように、さらにインターネットが必要不可欠な存在となりました。そんな中にあっても保育園では仮想現実(バーチャルリアリティ)の世界で生活することより、遊びと実体験の中での学びこそが大切と考え、園庭には季節ごとに咲く花や実のなる木、子どもたちが自由に登れる木や創意工夫して遊べる環境を整えるとともに、様々な行事を計画しています。今日はその一つである「ひつじの毛刈り」だったこともあり、今朝はいつも元気で賑やかな子どもたちが、いつもに増して興奮して落ち着かず、軽トラックに乗せられてやってくるひつじが待ち切れない様子でした。そして予定通りやってきてくれた軽トラックが園庭に止まるや否やひつじ見たさに軽トラを取り囲み「かわいい」「くさ〜い」と大騒ぎ!中には楽しみに待っていたものの、思っていた以上に大きかったからか近付けず表情が硬ってしまう子どもや、軽トラから数十メートル離れているところで先生に抱っこされて泣いている子どもがいるかと思えば全く怖がることなくグングン近づいて撫でたり触ったりする3歳児、フワフワする背中に頬ずりしたりする強者の5歳児たちがいるのです。このようにしばしひつじと交流をしてもらい、いよいよ、5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちがバリカンに手を添え毛刈り体験をし、その様子を羨ましそうに見つめる5歳児以外の子どもたちの姿も保育園の風物詩となりました。しかし、めぐみ組のH君は毛刈りを頑なに拒否し、笑うことなくタイヤの上に座って近づこうともしませんでした。反対に刈り取った脂が残っている羊毛を触り「ベタベタする」「フワフワだ」と大喜びする子どもたちと対照的な姿も見られました。今日来てくれた「ティミちゃん」という名前のお母さんひつじから刈り取った毛の重さは2.5kg。この毛を洗って教材として使われることになります。ちなみに、ひつじ独特な匂いや豆のようなフンを見た子どもたちが、町内にある「“とんとんの丘”の匂いだ」と言っていましたが、これこそが実体験による学びということでしょう。5歳児は先日の「田植え」今日の「毛刈り」来月は「味噌づくり」と行事が続きますが、良い経験、学び、記憶に繋がってくれることを願うものです。

まさか

2021/05/10

昨日の段階から強風を見込み東北本線や常磐線が運行を減らすとのことでしたが、予報通り朝から音を立てた風が園庭の新緑を揺らし始め砂埃をたてながら吹き荒れました。その影響でしょう、昨日飛んできた黄砂までもが舞い上がったようで園舎内のあちこちがガサつくだけでなく目が痒くなるほどでした。しかし、子どもたちはどこ吹く風といった様子で外遊びに興じているのです!中でも、お誕生会にお母さんが来てくれて一緒に過ごすことができた3歳児てんし組のR君と4歳児あい組のY君、そしてお母さんたちも嬉しそうでした。そんなお母さんたちにもご一緒していただき、今日は3・4・5歳児合同で「家族に感謝する礼拝」を守りました。3歳児はこれまで各保育室で礼拝を守っていたため、ホールでの礼拝は勿論、お話をしてくださるM先生に会うもの今日が初めてでしたが、とても静かに話を聞き上手に讃美歌を歌う姿にM先生は驚いていました。しかし、ご家庭の都合で今年度始めての今日の礼拝が最後の礼拝となってしまいました。M先生も保育園の子どもたちとの礼拝を楽しみにしてくださっていましたので、年度内にまたお話をしにきてくださることを願うとともに、これまでのご奉仕に感謝しご家庭の上に神様のお守りがあることを祈るものです。
 さて、先日、園庭の梅の木にたくさんの実が実っていること、そして、毎年その実が大きくなる前に収穫されてしまうということを書きましたが、案の定、今年もまだまだ小さな梅の実が収穫されました。子どもたちにとっては楽しくて仕方がないことですが、既得権はなく、みんなのものという暗黙のルールがあるため、収穫してしまったM君とHちゃんは担任のW先生に注意され自分たちがしたことの重大さに気づき意気消沈。とは言え、今から枝に戻すことは不可能ですので、残りの実が今後収穫されないといいのですが・・・。
 ところで、午前中から吹いていた風も5時頃には弱い風に変わってきました。帰宅する途中、空を見上げると青い空をバックに浮かぶ雲がオレンジ色の夕焼けに染められとてもきれいでした。夕焼けの翌日は晴れと言われていますので、明日予定されている「羊の毛刈り」は穏やかな中で行うことができることでしょう。間近で羊を見る多くの子どもたちの反応が楽しみです。

今日も色々なことがありました #3

2021/05/07

フェンスのところに咲き始めたモッコウバラと奇想天外な子どもたちの行動!?

今日も色々なことがありました #2

2021/05/07

楽しかった田植え!

今日も色々なことがありました

2021/05/07

昨日ほどではありませんでしたが、今日も外遊びには最適な一日となり、5歳児は楽しみにしていた田植えが予定通りできることが嬉しくて仕方がなく興奮気味で登園してきました。そんな5歳児以上に田植えをさせてくださるHさんは9度目となる子どもたちとの田植えを楽しみにしてくださっていたようで、道路から田んぼへ入るための渡り板を手作りし昨日から準備してくださっていたほどでした。田植えができる5歳児の子どもたちのことが羨ましがる5歳児以外の子どもたちが田んぼが見える園庭西側のフェンスにへばりつき、「お〜い!何してるの?」とか「頑張って〜!」と大きな声で声をかけてくれました。そんな声援にも取材のために来てくれたTV局や新聞社の方のことも気にすることなく(余裕もなく)歩くことが困難な泥と格闘しながら夢中になって苗を植えてくれました。めぐみ組のKちゃんは「楽しみだけど、泥んこが嫌なんだ」と言っていたのに、泥の感触が気持ちよかったのか、余程楽しかったのか、みんなが飽き始めても「何回もしたい」と言って飽きる様子もなく何度も植えてくれました。その姿・反応がとても意外な気がして、Kちゃんの違う顔(一面)を見せてもらったような気がします。今日の田植えを終え、昨年度は初めて経験することになったコロナの感染予防を鑑み、経験させてあげられなかったことが残念であり申し訳なかったと思いました。ちなみに、数人は転ぶなどして手足以外も泥だらけになることを想定していたのに、のぞみ組のS君だけが尻もちを付いてお尻が泥だらけになっただけという奇跡的な田植えとなりました。自然災害等がなく成長し秋に稲刈りができるこを願い祈りながら、時々田んぼを見に行きたいと思います。
 さて、子どもは奇想天外なことをする存在ですが、4歳児はと組のH君が回転遊具に座りながら「園長先生見て!ヘルメットだよ」とごっこ遊びに使われる鍋を被りニコニコしている姿が何とも可笑しくて仕方がありませんでした。来週は「羊の毛刈り」が予定されていますが、その時も楽しい出来事がありますように・・・。

やらなければならないことがいっぱい

2021/05/06

県を跨いでの外出自粛が呼びかけられたGWはどのように過ごされたでしょうか?コロナに加え、5/1(土)には緊急地震速報の嫌な音の後、最大震度5強を観測する地震が発生し、同様の地震が発生することもあるとのことで心穏やかに過ごすこともできなかった方も多かったことでしょう。地震発生時、保育園の子どもたちは外で過ごしている時間帯だったこともあり、先生たちが直ぐに子どもたちの安全を守ることができ、人的にも物的にも被害がないとの連絡を受け、ほっと胸を撫で下ろすことができました。県内は今日、夏を思わせるような晴天となりましたが、沖縄と奄美地方では早くも梅雨入りしたとのニュースが伝えられました。数ヶ月すると東北地方でも梅雨の季節が訪れることになりますが、地震に限らず、大雨など自然災害はいつどこで発生するかわかりません。他人事ではなく、常に自分のこととして考え備えなければならないことを再認識させられました。梅雨と聞くと、その文字にあるように、入梅の頃に梅の収穫時期がやってくることを思い出させられ、今朝、大河原駅から保育園まで間にある公園の梅の木の育ち具合を見てみました。すると、小さいながらもしっかりと実をつけていることがわかりました。そうなると保育園の梅の木が気になって仕方がありません。そこで、園庭の梅の木を確認してみると、前述の公園の木に負けないくらいたくさんの実がついていました。しかし、子どもたちの手が届く(目に付く)高さに実っている実があるため、毎年大きくなる前にもぎ取られてしまい、ごっこ遊びに使われることもあるため収穫する(できる)ころまでにどれくらい残っているか心配ですが、できることなら、今年も自園で収穫した梅を使った梅ジュース(シロップ)を作ることができること、また同じように、小さな実(花)をつけたぶどうも美味しく食べることができることを祈りながらその時期を迎えたいものです。
 さて、今日は、こいのぼりのポールの撤収、月一回報告しなければならない放射線量の計測、畑に撒く石灰や畝立てをした後に張るマルチシートの購入、そして何よりも大切な礼拝などやらなければならないことがいっぱいでした。本当であれば管理機で石灰や肥料を混ぜたかったのですが、昨日の雨で土が湿っていたため断念・・・。苗を植えるまでにしっかりと畝立てができるか少々心配になってきました。反対に、来週予定されている「羊の毛刈り」に向けて子どもたちが興味を持ってくれるように担当の先生たちが玄関ホールに様々な準備をしてくれています。今日も新たなディスプレイが加わったのですが、お昼寝を終え、おやつを食べるためランチルームへ向かう子どもたちが、それに気づき、ディスプレイの前に座り込み、「これいいね!」「わたしはこっちがいい!」と会話していました。先生たちも子どもたちもやらなければならないことがいっぱいある一ヶ月になりそうです。

畑作り

2021/05/06

今日は連休前に耕した畑に苗を植える準備として“うね”を作りました。のぞみ組が4月から取り組んできた「土プロジェクト」ということでやる気満々。先生と一緒にクワを持って「よいしょ!よいしょ!」の掛け声に合わせてうねをつくっていきました。最初は先生の手も借りていましたが、「一人でやってみる」と、腰を入れてやっていました。(本格的!)来週苗が届いたらポットを植える位置に置いて慣れさせ、少しずつ植える準備をし畑つくりを皆で取り組みたいと思います。
(のぞみ組の日誌より)

SDG’s

2021/04/30

役目を終えた丸太と四つ葉のクローバー、そしてロケットストーブのために頂いたペール缶!

自己完結

2021/04/30

9年前の6月、園舎が出来上がったものの何もなかった園庭に子どもたちが遊べるところを作ってあげようと最初に作ったのが砂場、その後、建築の際に出た廃材と薪ストーブ用の薪にするために頂いた丸太で作った名前のついていない遊具と言えない木製の構造物(遊具)。これまで転落して大怪我をする子どもたちもなく、外遊びが始まると誰かしらが必ず遊んでくれていましたが、経年劣化が進んでいること、そして、白石市の小学校で痛ましい事故が起きたこともあり、子どもたちが怪我をすることがないように解体処分しました。先日も書きましたが、少ない道具を使い、一人で作ったこともあり解体するとなると寂しい感情が湧いてくるかと思っていましたが、2階の床として張っていた合板を剥がしてみると思っていた以上に腐食が進んでいたこともあり、寂しいという感情が湧くこともはなく、事故が起きる前に解体することができてよかったとの思いと、次はどんなものを作ってあげようか?そんなことを思い浮かべながら作業をしました。そんなことを考えながら解体作業をする様子を見にきた多くの子どもたちが「ねえ、園長先生何すると?」「どうして壊しちゃうの?」と聞いてくるので「古くなっちゃったから、壊して新しいお家作ってあげようかと思って!」と返事をすると「いいね!」「今度も2階建てにして」「いつ作るの?」と残念がる様子もなく、それどころか、新たな何かができることを楽しみにしてくれているようでした。実はそんな子どもたち以上に僕の方が次の建物作りをイメージし楽しみで仕方ないのです。何はともあれ自分で作った建物を自分で解体処分することができて納得することができました。ちなみに、子どもたちが飛んだり跳ねたりするのを支えてくれた丸太はその役目を終え、チェーンソーで切られ今度は薪ストーブで燃やされ子どもたちに暖を与えてくれることになります。自分たちが遊んでいた遊具が今度は薪となって使われ、しかもSDG’sの観点からも理にかなったカーボンニュートラルな燃料!今後も子どもたちが喜んで遊んでくれる地球に優しい遊具を作りたいと思います。ちなみに、T先生からロケットストーブを作りたいとリクエストがあったのでペール缶を2缶いただきました。やりたいことがいっぱいあるのですが、完成はいつになることやら・・・。そうそう、建物の解体の際、最後の柱は5歳児の子どもたちに手伝ってもらい倒したのですが、その足元に🍀四つ葉のクローバーがあるのをM先生と子どもたちが見つけ大喜びしていました。四葉のクローバーがボロボロになった建物の下にあったこと、そして解体した時に見つたことの不思議、四葉のクローバーが解体処分は賢明な判断だったことを教えてくれていたように思えてなりませんでした。

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