社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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働く車

2021/02/26

 今朝、保育園の駐車場と道路を掘り起こし、水道管の工事が始まりました。この間の地震で不具合が生じた所を修理するということで色々な工事関係の車の出入りが多く見られました。ショベルカーを載せてやってきた大型車を見て、2歳児がピョンピョン跳ねながら喜んでいると、5歳児のぞみ組のS君たちが「ウイング車だ!」と教えてくれました。更に「オレもウイング車になれる」と自分の身体をえびぞりにしたり、ロープで吊り下げる様子を手首を使ってうまく表現するので2歳児の子ども達も感心して見ていました。
 道路の工事が始まり、ショベルカーが首を振ったり持ち上げたりするたびに歓声を上げていました。
 また、今日は火災避難訓練の日でした。予告なしの訓練日で先生方もドキドキしていたと思いますが、子ども達も月1回の訓練にすっかり慣れて落ち着いて避難することができました。
 栃木の山林火災も数日続いております。乾燥している日が続いているので、こちらも気をつけましょう。

ビックリ!

2021/02/25

「園長先生今日時間ありますか?」朝、栄養士のY先生から突然の質問が・・・。主任のY先生は振り替え休日でお休み、事務のOさんは週一回の会計入力のため法人本部の第二光の子保育園へお出掛けの予定があったものの、今日は来客の予定も外出の予定もなかったので「大丈夫だけど何かあった?」と聞くと「姉が来園したいのですがいいですか?」と言うので、何か用事があるのだと思い「いいよ!」と返事をしました。すると、程なくしてやって来た双子でそっくりな姉のMさん。いったい何の用事があったのかと思いきや、ここ数日、疲労が蓄積したのか足に違和感を覚え、歩き方が妙になっている園長の様子に気付き、その体調を案じてくれたY先生が姉に連絡し、僕の体調を整えるために来てくれたというのです。あまりにも突然の出来事に驚きビックリでしたが、Y先生の優しさと気配り、その気持ちだけで足の違和感や痛みが軽減されたように思えるほどでした。自分ではまだまだ元気と思っていても身体は正直であることを痛感させられていますが、妹のお願いに応えてやって来てくれた姉のMさんに只々感謝でした。ところで、この姉のMさん、背格好はもちろん声までそっくり!そんなこともありマスクをしていると日々一緒に仕事をしている先生たちもY先生だと思ってしまうほどなのです。そのため、園庭で遊んでいる子どもたちのところに行っても子どもたちはY先生だと思って疑うことなく、いつも通り話しかけているのです。それどころか、先生たちまでがY先生だと思っていたというのですからビックリです。
 さて、ビックリと言えば、午前中、子どもたちが「園長先生大変。ちょっと来て」というので案内されたところに行ってみると桜の木に取り付けてもらったブランコのロープが5年間という時間の経過によって切れそうになっていることに気付き教えにきてくれたのです。このまま使って直ぐに怪我に直結することはなさそうでしたが、修理してもらうまでしばらく使用を我慢してもらおうと思います。
 そして、最後にもう一つビックリしたこと、それは前述のy先生のお姉さんのMさんと園庭に出ていた時、近所のKさんという方から「突然で申し訳ないのですが、ひな人形を差し上げたいと思っているのですが、如何ですか?」「もしよければ取りに来ていただければ・・・」というお電話があったので、早速午後にお邪魔し戴いて来て箱から出して飾り付けてみました。Kさんは「お内裏様とお雛様だけなので・・」とおっしゃっていましたが、段飾りとは違った気品のようなものを感じられる素敵なひな人形に子どもたちも先生たちも足を止め「すっご~い!」と見入っていました。数年間、箱に入ったままだったという人形たちも喜んでいたのかも知れません。「もう大きくなったから」という娘さんのためにも、これから毎年段飾りと共に大切に飾り付けるようにしたいと思います。

嬉しいけれど・・・。

2021/02/24

今朝、掲示板を見てみると5歳児のぞみ組のS先生が最近の子どもたちの様子と現在の自分の心境を書き記した記事を貼ってくれていました。気がつけば2月も残り数日となり、卒園式(就学)までのカウントダウンが始まったようなもの。記事の中の本のわずかな文面から、子どもたちとお別れという気持ちが「少しずつ」から「実感」に移ろいでいることがひしひしと伝わってきました。そんな中、今日5歳児はのぞみ組・めぐみ組ともお休みする子どもたちがなく、久しぶりの皆出席となったこともあり、子どもたちも担任たちも大喜び!そこで、それぞれのクラス集合写真と2クラス合同の集合写真撮影(誕生会にいらしてくださっためぐみ組のY君のお母さんも一緒に)をすることができました。入園式の時や行事の度に「は~い!こっち見て~!」と言われながらもなかなかカメラを見てくれず、カメラマンをてこずらせていた子どもたちが「1足す1は?の声にカメラをしっかり見てポーズを取りながら「2~!」と返事をすることができるようになったことに改めて成長を感じさせられます。また、新たな遊具や廃棄処分を免れたベンチなども気に入ってくれたようで「これ、何人座れるかなあ?」と言って、1人2人と仲間が増え、結局4人で腰掛け「狭いけど座れるね」と嬉しそうに遊ぶ様子に、卒園前に出来上がって(作ることができて)よかったと自己満足に浸っています。来週からは本格的に卒園式の練習が始まる予定ですが、「嬉しいけれど寂しい」、「寂しいけれど嬉しい」、そんな気持ちを胸に「卒園式」という保育園生活最後の大切な行事を素敵なセレモニーにすべく僕自身が準備をしなければと思っています。

如何ですか?

2021/02/22

公園にあるベンチは特別注意書きがなくても「座るもの」だと理解でき、また、ドアや棚に取っ手がついていれば「開けるもの」だと理解できるように、物が持つ形や色、材質などが、その物自体の扱い方を説明しているというのが、アメリカの心理学者ジェームズ・J・ギブソンが提唱した「アフォーダンス理論」で、Affordanceとは「与える・提供する」という意味の「アフォード(afford)」という言葉から名付けられた造語です。この言葉を初めて聞いたのは6年ほど前の研修会ことですが、きっとこうなるだろうと思っていた通り、今日の子どもたちの様子を見て、その言葉通りの行動を見ることができました。まず一つ目は、未満児用の園庭に作った古くなったブランコに手を加えたベンチに座る姿、二つ目は木製の電線ドラムを使って作ったシーソーに群がり遊ぶ姿です。それだけ環境の変化に気付いているということですが、子どもたちが変化したことに興味がなければ、それに関わろうとすることはないことを考えれば、どちらも子どもたちに受け入れてもらえたという証拠!?そう信じ喜びながらアフォーダンスならぬ、アホダンスを踊らなければ・・・!
 話は一転しますが「ピンクシャツデー」をご存知でしょうか?「ピンクシャツデー」は、2007年、カナダの学生2人から始まったいじめ反対運動です。ある日、ピンクのポロシャツを着て登校した少年が「ホモセクシャルだ」といじめられました。それを聞いた先輩2人が50枚のピンクシャツを購入し、インターネットで「明日、一緒に学校でピンクのシャツを着よう」と呼びかけました。翌日、呼びかけに賛同した数百名の生徒がピンクのシャツや小物を身に着けて登校し学校中がピンク色に染まり、いじめが自然となくなったそうです。このエピソードがSNS等で世界中に広まり、今では70カ国以上でいじめに反対する活動が行われているそうです。カナダで最初にこの出来事があった日が、2月の最終水曜日でした。それ以降、2月の最終水曜日はいじめについて考え、いじめられている人と連帯する思いを表す1日としているそうです。てなわけで、明後日、水曜日、いじめのない世界をめざしてピンクのシャツを着る、または身につけてみませんか?

Complete

2021/02/20

しっかりとボルトで留めてあるので余程のことがなければ落下することはないとはいえ、万が一への備えと化粧(見た目)のために見事な職人技でロープを巻き付けてもらい、子どもたちが上り下りをするのに丁度いい枝振りの階段を取り付け、遂に園庭に新たな環境が完成しました。作業をした日が全て不思議なほどに天気に恵まれたこともあり、完成まで要したのはたった5日間。主だって作業に当たってくださったYさん(卒園児B君・Yちゃんのお父さん)と完成した遊具(作品)を眺め、その出来栄えに満足し映像に残しました。今日はお見えになりませんでしたが、作業のお手伝いをしてくださったNさんにも感謝し、今後数年かけて空中回廊やツリーハウスを作るという夢を実現できるよう今後も力添えをいただけることを願うものです。そうそう、今日、登園していた5歳児のぞみ組のKちゃんのリクエストに応えてシーソーを作り、処分しないで取っておいた木製ブランコに手を加えてベンチも作りました。週明け子どもたちが喜んでくれることを願い、今度は園庭中央の腐食が進んでいる丸太の遊具のリニューアル作業に取り組みたいと思います。

これがこう!?

2021/02/19

冬に逆戻りしたような数日が続きましたが、今日は時折強い風が吹いたものの日中、春を感じさせる日差しが降り注ぎました。そのお陰で園庭は霜が融けてドロドロ!また、4・5歳児がサッカー教室でお借りした東部運動場のグランドも霜が融けコンディションがいまいちとなり転んで泥んこになる子どもたちが複数いて大変だったとのこと。しかし、そんな荒れたグランドを整備する管理人さんも大変ということで、「今日のような時は体育館を使って欲しい」とのお願いが入りました。朝の最低気温が氷点下まで下がることなく園庭も東部運動場もドロドロにならなくなる日がやってくるのが待ち遠しいです。
 さて、今日も子どもたちが園庭の砦(花見櫓)に登って遊んでいましたが、完成イメージの模型を実物まで持って行き改めて見比べてみると、直線(割り箸)でできている模型と一本一本太さや色、曲がり具合が違う材料でできた本物とでは迫力も趣も違い、似て非なるもので、しみじみ「よくこれがこうなったなあ」そんなことを思いました。いよいよ明日、完成となる予定ですが、「次はこんなの作りたいですね」きっと、そんな話がでることでしょう。ぜひ保護者の皆さんも登って見て感想を寄せてください。

雨水に薄い氷が・・・。

2021/02/18

今日は雪が雨に変わる頃とされる「雨水」でしたが、仙台でも大河原でもうっすらと雪が積もり園庭の水たまりには「雨水」ならぬ「薄い」氷が張るような寒い朝でした。4歳児あい組のA君とRちゃんはそんな寒さを気にする様子もなく、担任のM先生が朝の連絡を確認しに職員室へ行っている間にバルコニーで脱いだ長靴を片方ずつ履きニヤニヤしながら大喜びしていました。
 ところで、この「雨水」に雛人形を飾ると良縁に恵まれると言われていることもあり、今年も5歳児、のぞみ組・めぐみ組が玄関ホールと2階ホールにそれぞれ雛人形(七段飾り)を飾り付けてくれました。毎年のことですが、この雛人形が飾り付けられると女の子よりも男の子たちの方が興味を示し、雛壇の前で人形たちを眺めています。今日ものぞみ組のS君、K君、K君が2階ホールの雛人形を見ながらあれこれ話し合っていたのですが、そんな男の子たちを見ていたKちゃんが「あのね、人形たちって、『ト◯ス◯ー◯ー』みたいに私たちが見てない時(寝ている時)に動いているんだよ」と真剣な表情で話している姿は間も無く小学生とはいえ、まだまだ子どもの心を失っていないことが伝わってきてホッとするやら嬉しいやら・・・。反対に保育室で粘土を使って遊んでいたJ君が作ったテーブルに置かれて(寝かされて)いた作品は数個に分かれる見事な立体作品で名前まで付けられているのですから、その器用さと成長にビックリさせられました。そんな子どもたちが新一年生が誕生するということは、当然のことながら現一年生が二年生になるということになります。保育園に弟妹がいる子どもたちは送迎の際によく会っているので小学校での様子は何となく伝わってくるのですが、なかなか会うことができていない一年生たちもしっかりと成長していることと思いますが、どのように成長しどのような二年生になるのか気になります。

灯りをつけましょ

2021/02/18

 今日は二十四節気の雨水の日にあたります。保育園では毎年「雨水」のあたりにお雛さまをのぞみ組の女の子が中心となって飾ってくれます。ひな壇が載っている大型絵本を見ながら「三人官女はどこかな」「このひとってだぁれ?」「じょうろもってるお人形はどこだろう」と調べながら飾っていました。最初は右大臣左大臣を五人囃子と思って並べていたりしました。
 最後にぼんぼりに灯りがともされると、小さいクラスのお友達も「おひなさまだー」「きれいだねー」と見に来ていました。色々なクラスから「うれしいひなまつり」の歌が聞こえてくるようになると、もう春がすぐそこに来ているんだなぁと感じます。

自主的に

2021/02/17

日に日に日が長くなり春の到来が感じられるようになったものの朝夕はまだ寒く、今朝も朝の冷え込みに加え昨日の風によってバルコニーに降った雨が凍りつき園庭の水たまりには氷が張り、砂場はカチカチに固っていました。しかし、真冬とは違うのは少し日が差すと直ぐに解け始め、地面がぬかるみ始めるようになることです。そんなこともあり園庭で遊んだ子どもたちが保育室へ戻る時、玄関先は砂だらけになってしまいます。それに気づいたのでしょう、4歳児はと組のFちゃんとSちゃんがホウキとちりとりを使い掃き掃除をしてくれているのです。「お掃除してくれてるんだ、ありがとう。助かるなあ〜!」「誰かにお願いされたの?」と声をかけたのですが、「えっ?違うよ!」との返事に、担任のR先生にお願いされて始めたのではなく、遊び感覚で自主的に始めたことがわかりました。このところ4歳児あい組・はと組の子どもたちは5歳児のぞみ・めぐみ組から人数当番(出欠確認)と僕のところに検食を運ぶ当番活動の引き継ぎをしていることも今日の2人の姿に関係しているのかも知れませんが楽しそうに話しをしながら掃除する様子に子どもたちの気づきと行動力に驚かされました。
 さて、驚かされたといえば、今日の防犯訓練での先生たちの速やかな動きと火災や地震の避難訓練とは違う雰囲気を察した子どもたちが先生たちの指示に従い避難する落ち着いた姿でした。今日の訓練は大河原警察署に職員の派遣を依頼し我々職員の不審者対応の仕方や避難の様子等を見ていただき、避難の方法や課題、準備しておくと良いものなどを教えていただきましたが、様々な現場経験から不審者に扮した警察官を相手に初期対応する難しさを痛感させられました。避難を終えた子どもたちに生活安全課の女性警察官から話をしていただいたのですが、しっかりと話に耳を傾ていました。訓練終了後、子どもたちはお巡りさに群がり質問責めにしていましたが、そんな子どもたちに丁寧に対応してくださるお巡りさんには先ほどの不審者の姿はどこにも見当たりませんでした。あってはならないことですが、実際に不審者が保育園にくるようなことがあった時、子どもたちの命を守るため一人ひとりが自主的に判断・行動できるように今後も時々訓練をしようと思います。

眠い!?

2021/02/16

昨日の夕方、物凄い勢いで降り出した雨、側溝へ流れ込んだものの雨が降り出す前の風によって吹き溜まった落ち葉のお陰で流れることなく水位を増すばかり。このままではオーバーフローして道路へ流れてしまうと思い、側溝掃除用の道具を持ち出し落ち葉を掻き出したのですが降り続ける雨の中、傘を片手に濡れて重い葉っぱを掻き出すのは至難の技!結局、ほとんど効果もなく、それどころか服が濡れてしまうだけだったので途中で断念し、今朝改めて側溝と升に溜まった落ち葉を掻き出しました。それでも濡れた落ち葉の重いこと重いこと。それでも、そんな落ち葉と混ざった砂を掻き出すとその中に何やら動くものが見えたような気がしたので目を凝らして見てみると暖かい春がやってくるのを眠って寝ていたと思われるカエルがいたのです。安眠妨害となる突然の雨、そして、冬に逆戻りしたような寒い日に落ち葉の寝床をめちゃくちゃにされ叩き起こされさぞかし迷惑だったことでしょう。どうか、もう一度暖かな寝床を見つけもう少し眠りを続けてくれることを祈っています。
 さて、そんなカエルと反対に5歳児は小学校就学後を意識し、これから少しづつお昼寝をしないような生活を取り入れていきます。今日も普段なら聞こえてくることがないお昼寝の時間帯に園庭から響いてきた子どもたちの声と、朝から卒園記念品のランチョンマット作りに夢中になる子どもたちの姿に今年も卒園が近いことを再認識させられました。しばらくはお昼寝をしないでいいという新鮮さと嬉しさで大喜びですが、中には長い保育園生活の習慣通り眠い子もいることでしょう。

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