保育日誌
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2021/10/07
今朝出勤すると、玄関ホールに昨日の「ひかりのこまつり」の様子がたくさんの写真で紹介されていました。吹き出しやコメントなどがなくとも子どもたちの表情を見ているだけで、如何に楽しんでいるかが伝わってきます。子どもたちは外遊びに出かける時、保育室へ戻る時、給食を食べに行く時と何度も立ち止まり話をしていましたが、保護者の方々もたくさんの写真の中から我が子(孫)の姿を探すため足を止め必死に見入っていました。一方、5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちは今日がお客さんとして楽しめる日ということもあり、肌寒ささえ感じられるような天気だったにも関わらず、甚平や浴衣姿、そして先日の遊ぼう会の際に作ったTシャツ姿で登園し、自分たちだけの「ひかりのこまつり」を満喫していました。めぐみ組のM先生はそんな子どもたちの姿を収めるために古くなった保育園のデジカメとは比べ物にならない自前の立派なデジカメを持参してくれていて、午後にはクラスの様子が紹介されている掲示板に、そのカメラで納められた綺麗な映像(写真)が貼られていました。4・5歳児はこの「ひかりのこまつり」の余韻を楽しみながらも、今度は今月予定されている遠足に向けて準備が始められます。遠足が終わると、次はさつまいもを収穫しやきいも、11月には収穫感謝礼拝、そして、あっという間にクリスマスの準備が始まることでしょう。その全てが子どもたちにとって待ち遠しい行事・取り組みでありますように。
さて、昨日、紹介しようと思いながらもできなかったこと、それは、0歳児ひかり組の子どもたちの成長です。特に上手に歩けるようになった子どもたちの行動範囲の広がり、そして、食べこぼす量もかなりですが自分で食事をしようとする姿です。そのために日々関わってくれている先生たちに改めて感謝です。
Curiosity
2021/10/06
このところ沈みがちになりそうなニュースばかりの中、米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞に選ばれたという明るいニュースが届けられました。ご本人は「ただ自分の好奇心から研究した」と語り、この受賞を想像もしていなかったと話しておられます。奇しくも今週月曜日、第一光の子保育園を会場に町内の小学校と乳幼児施設の先生たちが集まり、幼小連絡会が開催されたのですが、その際、保育園で大切にしている保育や取り組み、特に遊びの大切さ、乳幼児期と就学後の学びの違いなどをお話しさせてもらいました。その中で、「Curiosity(好奇心)」が大切であること、子どもたちの育ちには「不思議だなあ?」「なぜだろう?」「なんだろう?」という気持ちが掻き立てられ、出会ったものを理解するために触ったり、舐めたりす流ことをお話しました。幼ければ幼いほど出会うもののほとんどが初めてであり、「不思議だなあ?」「なぜだろう?」「なんだろう?」の連続。そんな子どものような好奇心を持ちながら研究に取り組んだ結果がノーベル賞だとするなら、毎日何かに夢中になって取り組んでいる子どもたちの中からもノーベル賞受賞者が出てくるように思えてなりません。特に今日は5歳児が準備してくれた「ひかりのこまつり」を楽しみにしてくれたいたことが欠席者が数人だけというからもわかりました。9時50分オープンに合わせ0・1・2歳児クラスの子どもたちが3・4歳児より先にお客さんになり思い思いの出店(コーナー)で過ごさせてもらっている表情、本物の焼きそばを食べているかのような3歳児ひつじ組のHちゃん、そしてそんな小さな子どもたちに優しく声をかけ対応している5歳児が頼もしくいつも以上に輝いて見えました。そうそう、今朝、4歳児はと組のAちゃんはお昼寝する時も一緒というくらい大好きなオランウータンに自分のマスクを着けてあげよう必死になっていました。そんな行動からもAちゃんがいかにオランウータンが好きか伝わってきました。
さて、今日が変わったばかりの2時46分に岩手県沖を震源とする地震が起き、青森や岩手県内で大きな揺れが観測されました。今後一週間程度は注意が必要とのようですが、発生時間に午前午後の違いはあれど東日本大地震と同じということが気になってしまうのは僕だけでしょうか?大きな地震の前の余震でないこと、大きな本震がないことを祈ります。
秋
2021/10/05
子どもたちが夢中で追いかけていた(子どもたちに追いかけられていた)セミがトンボに、そして、毎日捕まえられていたダンゴムシがバッタへとその座を譲るようになって数週間。園庭を吹く乾いた風からも秋の深まりが感じられるようになりました。そして、9月7日に開催する予定だった5歳児主催の「なつまつり」も延期になってから間もなく1ヶ月を迎え「夏まつり」というより「秋まつり」との表現がぴったりな季節になってしまいました。そこで「ひかりのこまつり」と名を変えて遂に明日開催されることになりました。この日のために心を込めて準備を進めていた、のぞみ組、めぐみ組の子どもたちは、待ちに待ったお客さんを迎えることができる嬉しさもあり、いつもであれば夕方暗くなるまで楽しんでいる外遊びに出かけることなく、2階ホールでコーナーの準備をしてくれていました。本当であれば自分たちもお客さんとして楽しみたいところでしょうが、明日は他の年齢の子どもたちに譲り、明後日まで我慢していることが準備をしながら遊んでいる様子から伝わってきて健気で仕方がありませんでした。コロナ禍にあって例年であれば行われている地域のお祭りがなくなり、保育園でも恒例行事となっていた先生たちが準備していた「夏まつり」も様々な理由から2年間開催できていません。しかし、子どもたちに保育園の「夏祭り」の楽しさを感じて欲しいとの思いから、この2年間、5歳児の担任たちが子どもたちと一緒に「なつまつり」を企画・開催してくれています。明日は、そんな「なつまつり」を楽しみに待っていた売り子さんの呼び込みの声と買い物をして喜ぶ子どもたちの声が2階ホールから響いてくることでしょう。
さて、今日の午後のおやつは「芋のつきあげ」というさつまいもを使った長崎県の郷土料理が提供されました。そこで驚いたことは、さつまいもの優しい甘さの味だけでなく、5歳児の握り拳くらいはありそうな、その大きさ。一見するとまるでコロッケのよう。そして、そんな大きさのおやつを子どもたちはぺろりと食べていることでした。そして帰宅した後、更に夕飯も食べるのですから、大きくなるのは当たり前と一人納得しました。3歳児てんし組では身体測定をしていましたが、お芋の分は確実に重さが加わっていたでしょう。ちなみに4歳児はと組のK君たちが何やら笑いながら食べているので、何を笑っているのか見てみると、何とK君が「つきあげ」に牛乳をかけて食べているではありませんか!その様子を僕に見られた途端、まずいと思ったのでしょう、牛乳をかけたそれを大慌てで口の中に詰め込むので、餌でほっぺたが膨らんだハムスターのよう。それを見ていた同じテーブルの子どもたちが更に大笑いしていました。
あっぱれ!
2021/10/04
先週は長袖でなければ寒さを感じるような日があったと思ったら、今日は夏が戻ってきたかのように気温が上昇し、夏に比べると湿度は下がったものの少し身体を動かしただけで汗ばむような一日になりました。そんな中、5歳児めぐみ組のM先生は朝から遊具小屋のおもちゃを全て運び出し、子どもたちと一緒に汗をかきホコリまみれになりながら掃除(片付け)作業を始めてくれました。5歳児のみならず何が始まったのか興味を持った子どもたちが箒を持って掃き掃除をしたり、一斗缶に詰められた砂を出したりと忙しそうに、そして楽しそうに掃除に取り組んでいました。その陰で砂だらけだった小屋がしっかりと整理整頓されましたが、毎日使われるシャベルやスコップ、そして砂や石ころ、時には友だちを乗せるために使われるワイドカートと呼ばれる乗り物などが使われるため、今日の状態をキープしておくのは至難の業。そのためにも、子どもたちに砂を落としてから片付けることを伝えながら、自分のこととして小まめに掃除をしなければならないのでしょう。
さて、以前、5歳児の子どもたちが仕込んだ味噌が暑さのため発酵が進み容器の蓋を持ち上げてしまったことをお伝えしましたが、今日は夏のような暑さになったとはいえ、さすがに朝夕の涼しさも手伝い発酵も落ち着いたようです。すでに色と香りからは今食べても美味しいのでは?と思えてしまうのですが、今度は卒園式までじっくりと熟成が進んでいって欲しいと思っています。熟成!?成長といえば、4歳児の子どもたちの絵です。5歳児同様、遊ぼう会の思い出として絵を描き、それを担任の先生たちが掲示してくれているのですが、まだまだ頭足人という子どもならではの絵があるかと思えば、はと組のHちゃんが描いた綱引きの絵は進行役をしてくれた主任のY先生と子どもたちとが鳥瞰しているかのようにしっかり描き分けられているのですからびっくりです。
驚き
2021/10/01
制服のある学校では「衣替え」となるぐらいで、いつもであれば特別なことがない10月、その10月がこんなに多くの人たちが心待ちにしていたこと・待ち遠しいと感じたことはあっただろうか?そんなことを思わされた今年の10月初日。そして1964年、日本で初めて開催された東京オリンピックとそれに合わせて東京大阪間で新幹線が開通した時の10月は国中がさぞかし大騒ぎだったことと思います。そして、コロナウイルス感染症の第5波がようやく静まってきたことから、27都道府県出されていた緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置が昨日解除され、長い間我慢に我慢を重ねてきた飲食店などでアルコールの提供ができるようになりホッとしていることと思います。と同時にこの日を待っていたお客さんもさぞかし大喜びでしょう。そんな嬉しい日に台風16号が水を差すようにやってきて被害が出てしまった地域が心配ですが、これから少しずつ経済も改善方向に向かって行ってくれることを願うものです。その一方で心配なのは、これまでの反動で一気にタガが外れてしまったような行動を取ることによって再流行につながることです。思えばコロナにより研修会が軒並み行われなくなり、行われたとしてもオンラインでの開催。また県境を跨ぐ移動も控えるように呼びかけられ車での移動はもちろん、新幹線にも飛行機にも暫く乗っていません。そんなことがあるからなのか、園庭の上空を飛んでいる飛行機を見つけると、いつから乗ってないかなあ?今度はいつ乗ることができるのだろう?そんなことを思って見つめてしまいます。
さて、今日は台風の影響もあり一日中雨が降り続く一日となりました。午前中はちょっと動いただけで汗をかいてしまうような蒸し暑さがありましたが、そんな中、2歳児つき組のS先生と数人の子どもたちがレインコートに身を包み長靴を履いて誰もいない園庭を独占して遊び始めました。結構な雨脚、そして沢山の水溜りを楽しんでいて、長靴の中に明らかに水が入っていることがわかる音を立てて走り回る様子は、長靴を履いている意味がないほどでした。午後になると身体を動かさないと寒く感じるくらい気温が下がってきたのですが、そんな時に限って午後のおやつがアイスと言うのですから皮肉なもの!さすがのこどもたちも「寒くなる」とか「どうして寒いのにアイスなの?」と不思議がっていました。そうかと思えば、アイスそのものが苦手な子がいるのがびっくりでした。ちなみに僕のところにも5歳児めぐみ組のIちゃんたちがカップアイスを届けにきてくれたのですが、そのバニラアイスの上に昨日作っていた栗の渋皮煮を使ったジャムが掛けられていました。その前には貴重な渋皮煮が届けられその美味しさに驚かされたのですが、まさかジャムができるとはびっくりでした。最後に、明日は姉妹園である第二光の子保育園の「遊ぼう会」が予定されています。お天気は回復するようですが室内での開催ということで心配はなさそうです。子どもたち、保護者の皆さん、先生方も怪我なく楽しい時間となるようにお祈りいたします。
さあ、どうしよう!?
2021/09/30
夏野菜が終わって冬野菜が出てくるまでの端境期、園庭からも咲いていた花の彩りが見られなくなってきます。そんな中、築山のトンネルの先に植えてあるナナカマドの実が赤く色付き始め、子どもたちのごっこ遊びにとって格好の材料になります。きっと昨日誰が集めたのでしょう、今朝園庭中央の家の2階に沢山の赤い実が置いてあるのを見つけた5歳児のぞみ組のHちゃんは「園長先生、これ、ありが好きなんだよ!」と言いながら、「こんなに誰が集めたんだろう?」と言うので「まだ誰も遊んでなかったからわからないなあ?じゃあ、いくつあるか数えてみたら?」と声をかけてみました。するとそんな会話を聞いていためぐみ組のA君も興味を持ってくれたらしく、2人で真剣に数え始めました。ところが、実の数が結構あるためどの実を数えたか分からなくなり何度も数え直すことになってしまい、結局「もうわかんなくなっちゃった」と言い出しました。「じゃあどうしたらいいと思う?」と聞くと、そんな2人の姿を近くでじ〜っと見ていた4歳児あい組のT君が「あのさあ、10個ずつとかに分けて数えるといいんじゃない」と4歳児とは思えない素晴らしい方法を提案してくれたのです。そのT君のアイディアに納得したHちゃん、早速10ずつ並べて数え始めたところ、わかりやすかったのでしょう、時々ニヤニヤしているのです。その様子をまたしてもT君がじ〜っと見つめていました。我々が気づかない間にこのように子どもたち同士遊びながら教え教えられ育っていっているのだと思いますが、本当に素敵な時に出会いました。
さて、今年豊作だった園の栗、5歳児めぐみ組のM先生は渋皮煮を作るために拾い集めておいた栗の鬼皮を子どもたちと上手に剥いて、煮始めたところ、その際一緒に入れたあるものによって、それまでの(せっかくの)作業が水の泡になってしまったと言うのです。そのことを報告しにきたM先生の消沈した表情たるや、子どもたちに本当に申し訳ないと言う思いがヒシヒシと伝わってきました。幸いまだもう少し残っていた栗があったようで再チャレンジできたようですが、出来上がった渋皮煮を食べるときは格別な味がすることでしょう。一方、臨時休園などがあったため延期になっていた「夏祭り」を「ひかりのこまつり」と名を変えて10/6に行うために新たなポスター(お知らせ)を貼って準備を進めてくれています。開催する側の5歳児はもちろん、参加する他のクラスの子どもたちも楽しみで仕方がないようです。
待ってました
2021/09/29
今朝いつものように職員室で朝の礼拝・打ち合わせをしていると、田植えや稲刈りでお世話になっている田んぼの先生、Hさんがお見えになりました。その手には先日稲刈りをさせてもらった5歳児へのプレゼントの今年の新米が抱えられています。そこで、既に園庭で楽しそうに遊んでいたのぞみ組・めぐみ組の子どもたちを職員室前のバルコニーのところへ来てもらいました。急に呼び集められた担任のM先生も子どもたちも一体何があったの?という表情でしたが、Hさんが「今年もお米ができました。みんなにプレゼントするから美味しく食べてください」「では誰か代表の人、受け取ってください」という思わぬプレゼントに大喜びし、みんなが一斉に手を伸ばすのです。ひとまず、最前列にいた子どもたちに受け取ってもらい「じゃあ、順番に持ってみたら?」と声をかけると、「うわ〜!結構重い」と言いながらもお米の袋をラグビーボールをパスするように順番に手渡しながら歩いていました。今日頂いたお米は、収穫感謝礼拝を守る頃にHさんたちをお招きし、お泊まり保育の経験を生かし園庭でかまどで羽釜を使ってご飯を炊いて食べることになりますが、Hさんたちはきっと子どもたち以上に「待ってました」と言わんばかりにお見えになってくれることでしょう。
さて、5年前に園庭の改修工事(木製遊具作り)をした時に、子どもたちに甘い葉っぱの匂いを嗅いで欲しいとの思いから、桂の木を一本植えました。ところが枯れることはないものの、いい具合に育ってきたと思っていたら子どもたちに枝を折られてしまうなどのハプニングが続き、そこらじゅうがわたあめのような甘い香りに包まれるという僕が思い描いていたようなことはありませんでした。ところが今年は僕の理想には程遠いもののいい具合に葉っぱが落ち始めていたので、数枚拾い集め4歳児あい組の子どもたちに「ねえ、ねえ、この葉っぱいい匂いするんだけど嗅いでみて」と言いながら僕が葉っぱの匂いを嗅いでみせました。すると、それまで半信半疑だった子どもたちが「えっ?」と言いながらもマスクを外して鼻をクンクン。すると、単なる落ち葉から、砂糖がいい具合に焦げたような甘い香りがするのでびっくりし「えっ?どうして?どこにあったの」と興味を示して自分たちで落ち葉を拾い集め匂いを嗅ぎ始めました。中でもRちゃんは、かなりお気に召したようで、嬉しそうに両手いっぱいに落ち葉を拾い集め何度も匂いを嗅いでいました。僕はRちゃんをはじめ、子どもたちがこのように喜んでくれることをずっと楽しみに待っていたので嬉しくてなりませんでした。週末は台風の影響がありそうですが残っている葉っぱたちが吹き飛ばされることなく、子どもたちにたくさんの笑顔を与えてくれることを楽しみにしたいと思います。
長くなりましたが、今日の出来事をもう一つだけ紹介します。そろそろ0・1歳児が給食の準備を始めようとする頃、職員室の電話の画面が黄緑色に光ると同時に、どこかのクラスからの内線呼び出し音が響いたので液晶画面の番号を見ながら受話器を取り「は〜い職員室です」と応えると「ひかり組ですが、Oさんいますか?」というので「ごめん、今外出してるんだけど、どうかした?」と聞くと「ミルクを飲ませて欲しかったんですが、でも大丈夫です」とのこと。しかし程なくして、先程と同じ番号からの内戦呼び出しが響きました。そこで「は〜い!職員室で〜す。」と受話器を取ると「園長先生、ミルク飲ませて欲しいんでちょっといいですか?」との依頼を受けたので子機とメモを持ってひかり組に急ぎ、ソファーに腰掛け、柔らかいけれどずっしり重いK君を抱っこし、A先生からミルク(哺乳瓶)を受け取ってミルクを飲ませてあげることにしました。ところが普段やってくることがないおじさんがやってきたかと思ったら急に抱っこされた上、ミルクを飲ませられそうになるのですから、K君にとってそれは苦痛以外なにものもでもなく、泣き出してしまいました。結局は待ってましたとばかりにA先生の腕の中へ戻ってミルクを飲ませてもらうことになってしまいました。K君だけでなく顔中シチューでパックしていたり、床にたくさんの食べこぼしている子どもたちに関わらなければならない先生たちの力に全くなれなかった自分が役立たずでしかなく情けなくなってしまいました。そして改めて保育者の大変さを痛感させられた次第です。このことからも園長はいなくても保育はできるということは明らかです。
さっきまでの涙が・・・。
2021/09/28
保育室で連絡帳や荷物などの片付けを終え外遊びをするために玄関に向かう5歳児めぐみ組のMちゃんにいつものように「Mちゃんおはよう!」と声を掛けました。恥ずかしがり屋ということもありなかなか大きな声で返事が返ってくることはないのですが、今日はお母さんの後ろに隠れてしまうなどいつも以上に様子が違うのです。そこで再度「どうしたの?」と声を掛けてみましたが、やはり返事はありません。そしてそのままお母さんと一緒に玄関に向かっていくので絶対に何かあると思いお母さんに「どうなさいました?」とお聞きしてみるとコップを忘れてきてしまったことがショックで(気になって)泣いているというのです。そこで「じゃあ、給食室のY先生にコップ貸してもらいに行こう」と誘って保育園のコップを貸してもらいました。それでもショックから立ち直ることができず、しばらくの間、T先生に抱っこされなだめてもらっていました。その後、仲良しのHちゃんやRちゃんと遊んでいるうちに気持ちを切り替えることができたようで、お兄ちゃんに描き方を教えてもらったというド◯え◯んを上手に描き、みんなから「すっご〜い!」「じょうず!だれがかいたの?」と褒められ恥ずかしそうに笑っていて、誰が見てもさっきまで泣いたことなど想像できないほどでした。
一方、2歳児つき組のNちゃんとRちゃんは遊具小屋から砂場で使うカップなどを運び、園庭中央で何かしているので「何してるの?」と聞いてみると砂を振るいながら「ラーメン」と教えてくれたと思ったら、注文していないのに出来立てのラーメンをご馳走してくれました。贔屓目に見てもラーメンには見えず、どんぶりの底に粗挽きコショーだけが残っているような品でしたが、夢中になって仲良くラーメンを作っている彼女たちの楽しそうなこと!そんな姿を見ていると僕まで笑顔になりました。また、0歳児ひかり組の子どもたちも保育室前の園庭や砂場に出て遊んで(過ごして)いましたが、0歳児は月齢によって育ちに差があり、上手に歩けるようになったK君は自分では乗ることが出来ない三輪車に興味を示して押してみる姿があるかと思えば、座ることは出来てもまだ歩くことが出来ないYちゃんなどは、地面にどっかと座り砂の感触を楽しんでいるかのようでした。
シフトチェンジ
2021/09/27
4・5歳児は土曜日に「遊ぼう会」を終えたという達成感と満足感に満たされた表情で「園長先生おはよう!遊ぼう会楽しかった!」とか「遊ぼう会の後、◯◯に行って◯◯食べたんだ」と話しかけてくれました。体が冷えて風邪をひいてお休みする子がいるのでは?と心配していたこともあり、子どもたちの嬉しそうな表情と保護者の方々が早々に寄せて下さった「開催して下さってありがとうございました」との感想に雨の中での開催判断が救われたように思います。5歳児の担任は遊ぼう会を終えると嫌でも「クリスマス親子礼拝」を意識してしまうものですが、その前に来月は「遠足」だけでなく、臨時休園で延期になっている「夏祭り」も行う予定です。こんな風に保育園生活最後の行事を次々と終えていき気がつけば卒園式となってしまうのでしょう。こんな風に時間の流れや変化を表すかのように園庭の柿の木の実がオレンジ色に色付き畑に植えられた白菜も少しずつ結球し始めています。午後のおやつは少しずれたものの秋を象徴する「おはぎ」が提供されました。週末には10月になり、制服がある学校では衣替えとなりますが、僕も年度の後半をしっかりと歩めるように心身ともにシフトチェンジしなければ・・・。
なぜ!?
2026/10/25
昨日の朝、出勤した際に5歳児のぞみ組のHちゃんのお父さんにご挨拶すると「明日の遊ぼう会、今年も天気に悩まされそうですね」と心配そうに声を掛けられました。週間天気予報では雨の予報は出ていなかったと思っていた僕は一瞬「・・・・?」と思ったものの、何となく胸騒ぎがしてきました。そこでPCを立ち上げメールチュックも程々に大河原の天気予報をチェックすることにしました。すると☀️お日様マークが☁︎くもりマークになっているのです。まさか!と思ったものの天気は我々にはどうすることもできません。そんな僕の心配以上に天気予報をチェックしていた先生たちが「何だか天気が怪しくなっているんです」と言うのです。そして、当日の今日、外れて欲しかった天気予報が的中し雨が・・・。それでも、天気が回復するという天気予報を信じ、願い開催することを一斉メールにて連絡し準備に取り掛かりました。そんな中も降ったり止んだりを繰り返す雨。そして、メールを確認して下さり、天気を案じて下さったのでしょう、準備を手伝いに来てくださったR君のお父さんに感謝・感激させられました。着々と準備が進むと、遊ぼう会担当のN先生が天候回復を願って即席した“てるてるぼうず”がテントにぶら下げられた頃から雨脚が弱まりましたが、結局は終始降ったり止んだりを繰り返す中での開催となりました。それでもいつもと違い保護者の方々家族に見守れながらの遊ぼう会に子どもたちが喜んで過ごしてくれたことがその表情から十分伝わってきました。それでも雨の中の開催、そして4・5歳児だけのプログラムとなった「遊ぼう会」本当によかったどうか、そして、多くの乳幼児施設で行われている「運動会」の起源を保育者が学び直し、その運動会から派生しているこの行事そのものを考える時代になっているように思えました。何はともあれ、雨の降る中ご参加頂けたこと、大きな事故や怪我なく行えたこと、片付けや荒れたグランドの整備など多くの方々にお手伝い頂けたこと、そして家庭保育にご協力下さった0〜3歳児の保護者の皆さんに感謝いたします。雨に濡れた子どもたち、保護者のみなさん、先生たちが体調を崩すことがないことを祈ります。
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