保育日誌
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保育園は楽園!
2021/08/24
大河原町内の小学校は今日から二学期が始まり、駅から保育園に向かう際、しばらくぶりにすれ違う卒園児たちと「おはよう!いってらっしゃい」「いってきます」と挨拶を交わすことができました。保育園時代にはなかった宿題を初めて与えられた1年生にとって宿題はどんな感想だったか、そして、しっかり終えることができたでしょうか?中にはお家の方にはっぱをかけられ泣きながら数日間で終えたなんて子もいた事でしょう。保育園は時間割も宿題も課題もテストもなく、日々思い思いの遊びに夢中になり様々な発見や困難に出会いながら過ごすことができるのですから子どもたちにとって楽園そのものなのかも知れません。5歳児は今日が保育園のプールでの水遊びが最後でしたが気温が上がらず入水は断念となりましたが、水着に着替えての水遊びとなり、入水したのと変わらない場合によってはそれ以上と思えるくらいホースで水をかけてもらい「キャーキャー」悲鳴に近い叫び声を上げていました。一方、2歳児ほし組・つき組は10本ずつ、3歳児ひつじ組・てんし組の子どもたちは49本、午後のおやつに提供されるとうもろこしの皮むき手伝ってくれました。もちろん先生たちも手伝いますが子どもたちの力は侮れず結構な力となるため、厨房のスタッフにとっても、家庭ではなかなか経験することがない皮むきができる子どもたちにとってもwin-winの関係となっていることでしょう。
さて、朝夕と日中との気温差も影響しているのか、このところ熱が出たりお腹を下したり体調を崩しお迎えを待つ子どもたちが職員室にやってきます。今日は3歳児ひつじ組のY君がやってきたのですが、本調子ではないものの元気はあり医務室でお迎えを待つのは退屈になり、身長ぴったりのソファーに寝そべり本を見ていましたが、その様子はまるでお家のリビングでくつろいでいるかの様でした。
長くなりましたが・・・。このところ桜の木から次々と葉っぱが落ちてくるようになり、掃いても掃いてもきりがありません。それでも中には顔のように見える穴が開いている落ち葉があったりするとそれが結構楽しかったりするものです。そんなこともあり、できることなら今後も園庭には落葉樹を植えて行きたいと思っているのです。先日家の近くで可愛らしい実を付けている木を見つけその実に惹かれ思わず立ち止まってしまいました。勝手に実を取る訳にはいかないため、木の下に落ちていないか見てみると実だけでなく種が落ちているのを見つけ、保育園で育ててみたくて数粒の種を拾ってきました。しかし、何という木かわからなかったので調べてみたところ、エゴノキという木であることがわかりました。種から育てることは簡単ではないと思いますが、何年か後に子どもたちに可愛らしい実を見てもらえるように育ててみようと思います。
どうして?!
2021/08/23
雨の影響なのでしょうか、出勤時、そして朝の外掃除をしているとき玄関前の栗の木から結構な数のいがぐりが落ちていることに気付きました。とすると、今年こそは収穫できることを楽しみにしていた園庭の栗も同じようなことになっているのでは?との嫌なことが頭に浮かびました。そこでブランコの下にできていた水たまりの水を取り除くなどしながら栗の木を見にいってみると、案の定、ほぼ全てが落ちてしまっていました。「桃栗3年柿8年、梅は酸い酸い13年、梨はゆるゆる15年、柚子の大馬鹿18年」という諺を考えてみても来年6月、園舎建築から10年を迎える保育園の園庭に移植する前から育っていた栗の木ですので、たくさんの実を落としてくれてもいいと思っていたのに「どうして・・・?!」と思ってしまいます。幸いなことに、昨年豊作だった玄関前の栗の木にはまだたくさんのいがぐりが残っているので今年も栗拾いができることを楽しみにしながら毎日チェックしたいと思います。一方、雨のお陰で未満児クラス前の園庭は長靴が必要な水たまりができていました。これでは大変と思いマンホールを開けて排水したもののすべては排水することは不可能で水が残ってしまいました。しかし、その水たまりが0歳児ひかり組にとって恰好の遊び場となり特にK君はハイハイしたり座ったりと全身びしょ濡れになりながら遊んでいて、そんなK君の様子が気になるI君も行ったり来たり・・・。そして、3歳児てんし組のお姉ちゃんEちゃんが何度となく見に来てはニコニコしていました。気が付けばどうして?!というくらい日が暮れるのが早くなり朝夕の涼しさから秋を感じざるを得なくなり水遊びができるのもそろそろお終いになってきていることを痛感しました。
さて、町内の小学校は夏休みが終わり明日から登校となり、兄姉のお休みに合わせお休みしていた子どもたちが登園してくれるようになりました。1歳児うみ組のT君も久しぶりに登園して来てくれたのですが、同じクラスのK君のおばあちゃんがお孫さんのK君をお迎えに来てくださったとき、久しぶりに登園してきたT君を見るなり「あら~!T君久しぶりだね~」と言いながらT]君の目線に合わせて身体をかがめ頭を撫でてくれていました。ご自分のお孫さんだけでなくクラスの子どもたちにも目と声と心を向けてくださっていることが伝わってきました。K君に限らず園の子どもたちはこうしてたくさんの方々に見守られて育っていることを再認識させていただき、本当に嬉しく嬉しく思いました。
今日も盛りだくさんな一日
2021/08/20
まだ夏の日差しが降り注ぐ数日前の午後、事務のOさんに手伝ってもらい片付けをしたトマト畑に残っていた苗(枝?幹?)と除草などのために敷いたマルチシートを今朝4・5歳児の子どもたちと先生たちが引き抜ききれいに片付けてくれました。また、トマト畑の隣に植えられ四方八方、自由に育っていたカボチャが見事な実を付けていたのです。しかも、これまで葉っぱに覆われ目立つことも見つけることもできなかったこともあり大きな3つの実に只々驚きでした。子どもたちは春から数ヵ月シートに覆われ踏まれることがなかった柔らかい土が現れた途端、遊具小屋から砂遊びに使うシャベルやスコップを運んで来て穴を掘ったり山を作ったり、ナメクジやミミズを捕まえたりと畑本来と違った楽しそうな使われ方と化していましたが、子どもたちとはいえ入れ代わり立ち代わり何度も遊ぶと見事に転圧がかかり柔らかかった土もあっという間に硬くなってしまいますが、しばらくは砂とは違う土の感触を味わってもらおうと思います。そんな畑作業の前のこと、T先生やY先生たちと園庭のフェンス際で遊んでいたのですが、4歳児あい組のTちゃんが山の方を指さHしながら「何か出た~!」と興奮しながら僕のところへ走ってきました。その様子にそれまで別なことをしていた子どもたちまでがT先生やY先生がいるところへ集まり出しました。僕もいったい何が出たのか行ってみるとY先生が「今、そこのところをイノシシじゃない何かが歩いていたんです。カモシカだと思うんですがこの辺にいますかね?」と聞かれました。以前職員がお借りしている駐車場付近で見かけたということ、また田んぼの持ち主で地域のことをよくご存じなHさんにもカモシカがいるということを聞いていたので間違いないと思うのですが、天然記念物が園の山を歩いているとは何と贅沢な環境であるか再認識することができた朝でした。それだけでなく、お掃除をしてくれているMさんが玄関掃除をしている時「園長先生、ヘビみたいなものがいるんです」と職員室に報告しにきました。まさかと思いながらも確認しにいってみると、まだまだ小さいけれど20㎝程度のれっきとしたヘビが玄関隅でじっとしているのです。捕まえて外に逃がそうと思ってトライしたのですが、狭い隙間に逃げ込み隠れてしまいました。しかし、そのままにしておくわけにもいかず何度となく探したのですが結局、発見・捕獲とは行かず心配は募るばかり。しかし何度確かめても見つけられなかったということは隙を見て外へ逃げて行ったと思うのですが、カモシカの次はヘビと今日は珍客が訪れる日となりました。
そうそう!
2021/10/19
昨日、自由な世界に飛び立っていくことを願って蓋を開けたままにしていたメスのカブトムシ3匹が入っていた飼育ケース、今朝出勤して直ぐに確認してみたのですが、よほど住み心地が良いの3匹全てが飛び立つことなく土の中に潜って一晩を過ごしていたのです。日中も蓋を開けたままにしておくこともできたのですが、子どもたちの行動を想像すると「・・・!?」そんな時、何と4歳児あい組のHちゃんがオスのカブトムシを入れた飼育ケースを持ってやってきました。そこで「ねえHちゃん、女の子のカブトムシいらない?」と聞くと「えっ!?でもケンカしないの?」と聞いて来るので「大丈夫!仲良しになるからもらってくれない?」ともらってもらうために半強制的・誘導的に話をし納得してもらい1匹お嫁にいくことができました。残り2匹今晩飛び立っていくかどうか、今日も蓋を開けたまま退勤します。そして、そんなカブトムシが入っている飼育ケースの前では今日もカブトムシと比較にならないほど自由に楽しそうに遊ぶ子どもたちがいました。
ひと休み
2021/08/19
今朝電車を降り駅から保育園まで歩いている途中、ギンヤンマと思われるトンボが気持ちよさそうに空を滑空していました。その優雅で華麗な姿に気持ちよさそうと思っていたのですが、昨日ビニールを外したトマト畑の支柱にも待ったましたとばかりにトンボたちが止まりひと休みしているではありませんか!もしかすると、僕たちが気づいていないだけでこれまでも飛んでいたのかもしれませんが、雨が降る日が続いていたこと、そしてビニールが支柱を覆っていて止まるにも止まることができずにいたのかも知れません。そんなトンボに気づいた子どもたちは早速何とかして捕まえようと目の色を変えあの手この手と必死になっているものの、トンボたちもそう簡単に捕まえれれるはずもなく、子どもたちが手を伸ばそうとした時には手の届かないところへ悠々と飛び立ち子どもたちを見下ろす様にホバリングしては支柱に止まるを繰り返していました。そんな外の喧騒に気づくことも気にすることもなく0歳児ひかり組の子どもたち数人はまさに大の字といった格好でお休みの真っ最中。そんな姿を眺めているとき、4歳児はと組のW先生も通りかかり「可愛いですよね。みんなこんな時があったんですよね」とポツリ・・・。その一言の裏にある、現在担任している子どもたちとの違いや子ども(人間)の成長の喜びが伝わってきました。
さて、先週までの低温が信じられないほど気温が上がった今日、プールでの水遊びや園庭で水をかけてもらうなど涼を感じられるような保育がなされていましたが、3歳児ひつじ組のF君はまるで猫のように涼しいところを探し出す名人のようで、今日も職員室へやってきたかと思いきや気持ちよさそうにソファーへ腰掛けご満悦!そんなF君に「ねえFちゃん、こっちに座ってみない?」と1人用の別な椅子に座る事を提案してみると「・・・?」という表情を浮かべた後「ここ?」と聞いたかと思った時には肘掛けに腕を置きお偉いさんの様にドッカと腰掛けながら涼んでいました。ところが、外での水遊びになった途端、担任のN先生や僕に水をかけられようなもんなら水が届かないところまで脱兎の如く逃げ出しては振り返りほっとした表情を浮かべていました。その様子がさっきまでの職員室での姿と正反対で可笑しくて仕方がありませんでした。こんな水遊びができるも来週26日のプール納会で一応お終いになります。水を怖がって逃げていくF君やY君たちが来年の夏どんな成長を見せてくれるか楽しみです。
また来年
2021/08/18
カブトムシとトマトとにはまた来年たくさんの笑顔を与えてくれる事を願い感謝して「また来年」と声をかけます。そして、まだ収穫には早いのに砂場の周りには謎の巨峰の皮が。一体誰が・・・?!
曇時々雨のち晴れ
2021/08/18
大雨により九州や広島などでは大きな被害が出ていますが、保育園(大河原町)では昨日降っていた雨が上がり、園庭には子どもたちにとって最高の遊び場である水たまりができていました。その水たまりを囲み夢中になって遊ぶ子どもたちの姿は上から覗くとまるで”つぼみ”のよう!朝番だった5歳児めぐみ組のM先生はまだ誰も遊んでいない水の濁っていない水たまりの周りにしゃがみ込み水を撫でるようにしています。そこで何をしているのか近づいてみると、水を優しく揺らしてできた波と、子どもたちが作った波をシンクロさせ波紋で水遊びを楽しんでいました。きっと子どもたちだけだったらこのような遊びは始まることは難しく、且つ澄んだ水が濁らないように優しく遊ぶなどほぼ不可能。その証拠にその後、きれいに澄んでいた水はあっと言う間に濁っていたことは言うまでもありません。そう考えると、この波紋を作って遊ぶことはとても繊細かつ素敵な遊びであることを再認識させてもらいました。そうかと思えば、職員室の前のバルコニーでは4歳児あい組の子どもたちがバルコニーにあるありとあらゆる椅子を運んで並べ、Kちゃんが踏み台をピアノに見立て先生になりきり「じゃあ、次は”ミックスジュース”を歌おう」と言って楽しそうに保育園ごっこをして遊んでいました。こんな姿が見られるのも、普段担任のN先生との保育園生活が楽しいということの表れ以外になく、とても微笑ましい光景でした。微笑ましいといえば、突然降り出した雨に多くのクラスが保育室へ戻った後、雨が上がった頃合を見て2歳児の子どもたちが園庭に出てきて、誕生日を迎えたほし組のA君のお誕生日を皆で祝うなどし、思い思いの遊びに取り組んでいたのですが、その際移築した二階建ての家に上手に上りニコニコしているのです。移築する前は直角だった梯子を若干角度をつけて取り付けたことで上りやすくなったこともあるのでしょうが普段生活している高さとは違う高さから見える景色は特別なことでしょう。
さて、夕方には秋の虫たちの鳴き声が響くようになり秋の気配を感じます。そこで、職員室の飼育ケースで過ごしていたメスのカブトムシたちをこのままケースで過ごさせるのは可哀想なので夕方飼育ケースの蓋を開けたままにしてバルコニー置いておくことにしました。子どもたちが全員降園し暗くなってきた頃、それまで土に潜っていた3匹たちが忙しそうに動き出し始めました。それは、やっと自由な世界に飛び出し素敵なオスのカブトムシと出会うことができる事を喜び合っているように思えましたが、明日の朝出勤した時、飼育ケースに残っていたりすることもあるかもしれません。さてどうなることやら・・・?
そうそう、職員室前の砂場の上で育っているぶどう(巨峰)色からしてもまだまだ収穫時期にはなっていなのですが、不思議なことにぶどうの皮だけが落ちているではありませんか。ということは鳥か虫が食べている可能性も考えられないことはないのですが、鳥や虫は熟すまで待ってから食べるはず。ということは子どもたちが食べている可能性が大・・・。しかし食べたもののまだまだ酸っぱくてその場に吐き出した跡なのかもしれません。さて、その真相はいかに?今日も長くなりましたが、昨日できなかったトマト畑の片付けをしました。それまで雨に当たらないように覆っていたビニールなどを外すと気持ちのいい風が通り、太陽の日差しが当たり気持ち良くなった様に感じたのですがトマトたちはどう思って(感じて)いるのでしょうか?事務のOさんに手伝ってもらったものの全てを片付けることはできなかったため、続きは明日以降となりますが、たくさんの実を提供してくれたトマトを全てを取り除くと園庭が更に広く感じられることでしょう。今後秋冬野菜を育てる準備をしますが、これまで子どもたちに笑顔を与えてくれたカブトムシとトマトにはただただ感謝し「また来年ね」そう声をかけなければ。
何が起きた!?
2021/08/17
パンパンパンパン!というけたたましい音がしたと思ったらその後に怪しげな煙が園庭から見下ろせる田んぼの方に立ち上りました。園庭で遊んでいた子どもたちの中には突然の出来事に驚き「怖〜い」と言って耳を塞ぐ姿がありましたが、一体何が起きたのか確かめたい多くの子どもたちは一斉に音と煙のもとへ走り出しフェンスに掴まり田んぼを眺めると、そこにはお孫さんを連れた田んぼの持ち主であるHさんがニコニコしながら子どもたちに手を振ってくれるのです。と思ったらまた音と煙の原因のものがまたしてもパンパンパンパン!という大きな音をたてるので驚いたり喜んだり・・・。Hさんはお孫さんと一緒に散歩を兼ねて田んぼの様子を見にきてスズメを追い払うために爆竹を鳴らしていたのです。昨日のニュースでは隣国が東シナ海の一部と南シナ海での禁漁期間を解除し、爆竹を鳴らして出港する様子を伝えていましたが、久しぶりに聞く(見る)爆竹の音と白い煙に、さぞかしスズメは驚いただろうと思うとだけでなく今でも爆竹って売っているんだ!?と妙に感心してしまいました。そんな爆竹騒動が終わると子どもたちは何事もなかったかのようにそれぞれ思い思いの遊びを再開していましたが、4歳児あい組のK君とCちゃんは解けたゴザの紐を上手に使い木片を結んで砂場で釣りごっこを初めました。するとそこへ5歳児めぐみ組のA君が捕まえたカエルを持ってやってきたと思ったら砂場(水たまり)に放すのですから2人は目を輝かせカエルを釣ろうとするのですが当然釣れるはずなどなく、それどころか、買ってもらったばかりのきれいな靴がびしょびしょになることなど全く気にする様子もなく水の中へ入りカエルを捕まえる同じクラスのHちゃんの姿にさぞかしガッカリだったのでしょう呆然として「・・・・・」という表情を浮かべていました。
さて、先週から雨が続き今日も気温が上がらず肌寒さを覚える方も多かったことかと思います。先日までは毎日の様に実をつけてくれていた園庭のトマト畑のトマトもそろそろ収穫が見込めそうにもなくなってきたことが感じられ、午後の休憩時間には当番の先生がホットコーヒーを入れてくれました。そこで、ビニールハウスを解体し、大きく育った苗を抜いて秋冬野菜を植えるための準備の準備をしようと思っていたのですが、今日も雨。これでは畑の手入れはどうやらもう少しになりそうです。
ところで、この数日間、僕もお休みを頂きましたが、大きな事故や怪我の連絡はなく、十分な鋭気を蓄えることが出来ました。お盆期間とはいえ保育園はお休みすることはなく子どもたちを受け入れていました。その間も様々な配慮しながら保育をしてくれた先生たち、給食を提供してくれた厨房のスタッフに感謝します。一方、九州や広島などでは子どもたちが夏休み期間真っ最中に大雨による被害が出て尊い命や家などが失われてしまった方々が大勢いらっしゃいます。遠い地にあって、何も出来ず、これ以上被害が広がらないこと、少しでも安心して過ごすことができる様にと祈ることしかできません。電車で出勤する際に見える、仙台市内を流れる広瀬川や名取川、そして大河原などを流れる白石川の水嵩がいつもより増していました。「もしこの水が溢れたら・・・?」そんな事を想像しながら窓から外を見ていたのですが、九州や広島の被害は他人事ではなく、いつ何時自分たちのところでも起きても不思議ではない事を再認識しさせられました。
寂しい
2021/08/11
「おはようございま〜す」今朝玄関前の傘立てのところで何かしている保育補助・調理補助をしてくださっているYさんにそう挨拶すると「おはようございます。今、Iちゃんがここでカブトムシ見つけておうちに持って帰るというのですが、Iちゃんもお母さんも捕まえられなかっったので〜」という返事が返ってきました。そうです、YさんはIちゃんのためにカブトムシを捕まえてくれていたのです。そんなYさんと玄関の自動ドアを開けようとした時、扉のアルミの枠にカブトムシよりも珍しい「ナナフシ」が止まっているのに気づきました。木に止まっていれば驚くほど見事に枝に擬態して見つけること(見つかること)が難しいのですが黒い枠に止まっているので最も簡単に見つけ捕まえることが出来ました。Yさんも「うわ〜!気付かなかった。珍しいですね」と驚いていましたが、僕はYさんがナナフシを知っていたことにびっくり!そして何を隠そう僕自身3年前にM学院女子大学の「森の子ども園」で見たのが最後で保育園で見つけたのは今日が初めてだったこともあり子ども以上に嬉しくて興奮し、見たことがないであろう子どもたちに見せてあげたく、ダンゴムシを飼育しているケースに逃げられないように入れ、午後のおやつの時間に子どもたちに見せてあげました。すると枝の様に見えるのに勢いよく動く妙な虫に「怖〜い」とか「嫌〜!」と逃げ出しそうになる子どもたちもいましたが、多くの子どもたちが初めて見るナナフシに興奮していました。午前中、あった日差しもお昼頃には雲が広がりエアコンが必要ないほど気温が下がり始めました。園庭で鳴いていたアブラゼミもヒグラシにその座を譲って生涯を終え、そのアブラゼミをアリたちが分解し秋や冬に向けて忙しそうに巣に運ぶ様子、ウマオイなど秋の虫の鳴き声が聞こえてくるようになると夏が駆け足で過ぎ去って秋が近づいている事を痛感し寂しさを感じます。
さて、鬱蒼とするぐらい育ったトマト畑のトマト、赤く美味しそうに実った実を収穫したくても大人はどう頑張っても入っていくことが出来ず、子どもでも入っていくことを躊躇してしまいそうな中をトマト好きののぞみ組のRちゃんは服にトマトの匂いが着くことなど全く気にする様子も臆することもなく幹を掻き分けて潜り込み、狙いを定めた実を取ってきてくれます。そんな様子・姿からめぐみ組のM先生がRちゃんに「トマトの妖精」という素敵なニックネームをつけてくれましたそうですが、夕方の気温や明日からの天気を見るとトマトの妖精が活躍する(できる)のもそろそろお終いのように思います。暑かった夏が過ぎ去ると湿度がない気持ちのいい季節を迎えるのに何故だか寂しさを感じてしまいます。
気になる
2021/08/10
小学校中学校の兄姉の夏休みに合わせ既にお休みになっている子どもたちに加え、保護者の方々のお盆休みに伴いお休みする子どもたちが多くなり今週は届け出があった子どもたちをお預かりする夏期保育に入るため登園する子どもたちの数に合わせ職員も交代でお休みを取るようになります。今日も多くの子どもたちがお休みとなり、そこに台風の影響で風が強かったため、園庭から聞こえてくる子どもたちの声もいつになく静かでした。それでも今年は天気にも恵まれたこともあり次々収穫できるトマトを収穫し、給食の時にサラダバーのように準備されたトマトを嬉しそうに食べていました。それでも食べ切ることができないものは、保護者の方々にお買い求めいたくためにビニール袋に詰められ玄関ホールに並べられましたが、トマト好きの子どもたちだけでなく、苦手だけどちょっと気になる子どもたちまでもがトマトが並べられたベンチの前で立ち止まっていました。保育園のトマトを食べてトマト嫌いを克服した子どもたちもいますが、そのトマトを収穫できるのも残りわずか。1人でもトマト嫌いが克服することができるといいのですが・・・。
さて、子どもたちが園舎内で過ごしている時間は捕まえられることがないので安心しているのでしょう、園庭から多くのセミの鳴き声が聞こえます。これまでどこで鳴いているのか特別気にすることはなかったのですが、これまで一つ二つしか実ることがなく、実ってもイガが開きみが落ちる前に取られてしまう栗が今年はたくさん実をつけていたので喜んで見に行ったとき、驚いたことに花見櫓(砦)から一斉にセミが飛び立つではありませんか!彼らがなぜたくさんある園庭の生きている木ではないところにとまっていたのか気になって仕方がありません。これも生き物の不思議でしょう。
そうそう、仙台七夕も幕を閉じ飾り付けも全て撤去され、賛否両論ある中で開催されたTOKYO2020(東京オリンピック)も閉会し、期間限定で準備されていた近くのバス乗り場も撤収されるなど気付けば喪失感や寂しさを覚えています。この感覚・感情を2年ぶりに開催される夏の甲子園やパラリンピックが変えてくれる事を願うものです。
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