保育日誌
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「久しぶり」「初めまして」
2021/10/12
夏を思わせるような暑さになった昨日から一転、今日は雨が降り気温が上がらずのぞみ組のR先生だけが「暑い」と言うだけで寒さを覚える一日となりました。そこで、煙突の詰まりの有無を確認することを兼ねて子どもたちが寝静まっている間に数ヶ月ぶりに薪ストーブに火を入れました。幸いなことに焚き付けに使った小枝も薪も完全に乾燥していたこともあり、暫くぶりでしたがランチルームが煙で充満することもなくしっかりと燃えてくれました。程なくしてお昼寝を終え、3歳児ひつじ組の子どもたちが午後のおやつを取りにランチルーム(厨房)へ降りてきました。すると、いつもは「真っ黒な塊・置物」程度にしか見えていなかったであろう薪ストーブ(ガラス)がオレンジ色に光っていることに気付いた子どもたちがストーブの前に集まり柵の間から手を入れて嬉しそうに手をかざし始めました。この春に入園した子どもたちにとっては初めて見る、経験する火の暖かさが新鮮だったのか嬉しそうな表情をしていました。一方、これまでも薪ストーブの恩恵(暖かさなど)に預かってきた子どもたちには全く特別感はなく、大喜びする子どもたちを「どうしてそんなに喜んでるの?」といった表情で見ていました。これから毎日火が入る(入れられる)ようになると特別感はなくなっていくことと思いますが、料理をするために鍋が載せられいい香りが漂ってくること、そして、上手に焚付けができず、ランチルームが真っ白になり煙くて仕方がないなんてこともあるでしょう。
さて、雨が降り園庭に大きな水たまりができていたので、少しでも早く排水できるように水路を作るなどした後、必要ないことは承知の上で、園庭中央で放射線量の測定をしました。但し、今日は雨が降っていたので雨の影響のない二階建ての家の一階で計測をしたのですが、その時、足元にすり鉢状のアリジゴクの巣を見つけました。きっとこれまでもあったのでしょうが、気付かずに過ごしていたようで、巣は既に空っぽ。地味な生き物は子どもたちに見つかることなく成長し巣立っていたようです。
そうそう、4歳児あい組のT君は昨日撤去していた時からブランコを作り直して欲しい(一緒に作りたい)と言っていただけのこともあり、何と家で「設計図・イメージ図」を描いて(書いて)きてくれました。あいにく今日は雨で作業はできませんでしたが、是非T君のイメージを大切に形にしてあげたいと思います。
花も木も生き物
2021/10/11
厄介者の植物として忌み嫌われている「セイタカアワダチソウ」、元々は観賞用として輸入された外来植物。根っ子から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出すことで周りの植物の生育を阻害し、自分たちが勢力を拡大するそうです。そんなことを聞いていたので僕は見つけた途端目の敵のように抜いていましたが、葉には炎症を緩和するフラボノイドが含まれているようで、ヨーロッパでは葉を潰して虫刺され治療や怪我の止血や洗浄液として用いられ、アメリカではネイティブアメリカンの重要な薬草とされ、整腸剤や風邪、怪我に民間薬として用いられてきた歴史があり、日に干して乾燥させたものを細かく切り刻んで作る入浴剤がアトピー症に対しても効果的だそうです。そのほかにも開花直前に摘んだ花をオリーブオイルに浸してオリジナルのオイルを作ったり、ティーバックにいれてハーブティにする人もいるというのですから驚きです。春先、たくさんの花粉を振りまき多くの人を悩ます杉の木、この杉の葉がこれから寒くなると大活躍する薪ストーブの焚き付けには不可欠なほどよく燃えてくれます。明日から寒くなるというので杉の葉が落ちていないか園に隣接する杉林を見てみましたが、既に春に向けて新たな葉を付けているように見えましたが、そんなことにも驚かされます。
さて、2年前の2019年10月2日、🇸🇪スウェーデンから7名のお客様(先生たち)をお迎えしたのですが、その際、アウトドア教育の専門家である1人の先生が園庭をご覧になり「こんな芸術的な園庭は始めて見た」と驚き褒めてくださり、ある先生は園庭中央のブランコに腰掛け、澄ました表情で写真を撮ってもらいSNSのプロフィール写真に使うほどでした。そんな園庭中央のブランコのロープが痛んできたこと、またブランコをぶら下げている丸太も腐食が進んで見える(大人がぶら下がっても十分耐える強度を持っているのですが)こともあり、夕方の保育時間に撤去しました。子どもたちはついさっきまで遊んでいたブランコが壊されるという感情があるのか、「ねえどうして取っちゃうの?」「今度また作るの?」「お手伝いするね!」と興味津々。座る部分に使われていた部材は腐食することもなくまだまだ使えますし、ブランコをぶら下げるだけの強度がある丸太も確保できているので道具と時間があればそれらしいものは作れると思うのですが一番重要なのがロープの結び方(編み直し)は素人の僕には不可能なこと。改装工事から5ヶ月経った園庭のチェックをしていただきながら事故や怪我のことを考え、ここは「餅は餅屋」プロにお手伝いをお願いしようと思います。
SDGs
2021/10/09
SDGs「Sustainable Development Goals」は2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことで、17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。これから寒くなってくると保育園のランチルームは薪ストーブで薪を燃やし暖を取るようになります。焚き付けの時には煙突から煙が立ち上ることもあり、一見自然環境に悪影響を与えているように思われる方もいるかと思いますが、二酸化炭素を吸収して成長する木は森で朽ちても薪として燃やしても排出される二酸化炭素の量は同じです。そのため木を燃料として利用するのは二酸化炭素の増減には影響がないカーボンニュートラルで暖かさを生み出します。来年6月移転新築から10年を迎える保育園で課題と思っている(いた)ことはエアコンや照明器具等の不具合が出てくる頃ということです。建築当時、LED照明が普及し始めた頃だったこともあり、まだまだ高価で発展途上ということもあり導入しません(できません)でした。しかし、この10年で価格を含め、さまざまな課題が改善されてきたこと、そして、今後蛍光管(蛍光灯)が作られなくなっていくこともあり、まずは、2階ホール、職員室、ランチルームの照明を今日・明日二日間かけて交換工事をしてもらうことにしました。午前8時半、約束通り業者の方々が機材を搬入し作業を始めてくださったのですが、しっかりと下準備・打ち合わせをしてくださっていたとのことで、段取りと手際の良さにあっけに取られてしまいました。子どもたちも養生用にブルーシートが張られると天井が青っぽく変色することや機材が次々に撤去されていく様子を夢中で見ていました。天気がいまいちだったこともあり、本当であればホールで遊びたかったと思っていましたが、少々の雨は気にせずいつもの様に外で遊んでくれました。その間、作業が順調に進み、お昼を挟んで職員室、ランチルームのほとんどの機材が交換され、明日の午前中には全ての作業が終わりそうです。これまでの蛍光灯の優しさとは少々違うシャープな光に慣れるまで時間が必要かもしれませんが、LED化によって少しでもSDGsに寄与することができるといいのですが・・・。
楽しいね
2021/10/08
真夏の日差しを遮り、園庭に日陰を与えてくれていた桜の葉が日に日に落ちるようになり、いつの間にか空が広く感じられるようになってきました。そんな園庭では5歳児が担任の先生がビニール袋とハンガーで手作りした虫捕り網(虫捕り袋)を手に必死にトンボを追いかけています。ところが虫捕り網のような柄が付いていないこともあり思うように捕まえられず、それどころか枝にビニール袋が引っ掛かり空いてしまった穴をテープで修理しながら使っているのですから笑ってしまいます。そうかと思えば4歳児あい組のHちゃんとSちゃんたちは道具を使うことなく上手にトンボを捕まえ、職員室の前のバルコニーに座り込んで何かをしています。すると、これまで時々「ねえ、園長先生、このトンボ男の子?女の子?」と聞いてくることがあったHちゃんが「園長先生見て!このトンボ、ウンチしてる」というので「???」と思いながらも見てみると、ウンチではなくメスのトンボが卵を産み始めているところでした。そこで「これ、ウンチでなく、トンボの卵だよ!お水に尻尾をつけるとたくさん産まれるんだ」と教えてあげて卵を産みやすいように水を張った釜飯の鍋を準備してあげると、半信半疑といった表情で尻尾を水につけると、それまでウンチだと思って見ていた卵が水の中に落ちていることに驚きと不思議を感じたらしくHちゃんが目を輝かせ始めました。反対にSちゃんの目は三角になり、何かが納得できず不満そう。どうしたかのかと思ったら、Sちゃんが捕まえたトンボとHちゃんが捕まえたトンボを交換したばかりだったらしく、Sちゃんは悔しくて仕方がなかったということです。それでも、トンボが卵を産むこと、それを間近で見ることができたことは衝撃的な出来事であり嬉しく楽しい時間になったようです。
また、3歳児てんし組のEちゃんとRちゃんは車掌車の近くの地面にしゃがみ込み「お絵かき楽しいね」と言いながら拾った枝で次々と顔を描いているかと思えば、いつの間にできるようになったのかHちゃんが上手に柱を上ってニコニコしたいました。
次へ
2021/10/07
今朝出勤すると、玄関ホールに昨日の「ひかりのこまつり」の様子がたくさんの写真で紹介されていました。吹き出しやコメントなどがなくとも子どもたちの表情を見ているだけで、如何に楽しんでいるかが伝わってきます。子どもたちは外遊びに出かける時、保育室へ戻る時、給食を食べに行く時と何度も立ち止まり話をしていましたが、保護者の方々もたくさんの写真の中から我が子(孫)の姿を探すため足を止め必死に見入っていました。一方、5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちは今日がお客さんとして楽しめる日ということもあり、肌寒ささえ感じられるような天気だったにも関わらず、甚平や浴衣姿、そして先日の遊ぼう会の際に作ったTシャツ姿で登園し、自分たちだけの「ひかりのこまつり」を満喫していました。めぐみ組のM先生はそんな子どもたちの姿を収めるために古くなった保育園のデジカメとは比べ物にならない自前の立派なデジカメを持参してくれていて、午後にはクラスの様子が紹介されている掲示板に、そのカメラで納められた綺麗な映像(写真)が貼られていました。4・5歳児はこの「ひかりのこまつり」の余韻を楽しみながらも、今度は今月予定されている遠足に向けて準備が始められます。遠足が終わると、次はさつまいもを収穫しやきいも、11月には収穫感謝礼拝、そして、あっという間にクリスマスの準備が始まることでしょう。その全てが子どもたちにとって待ち遠しい行事・取り組みでありますように。
さて、昨日、紹介しようと思いながらもできなかったこと、それは、0歳児ひかり組の子どもたちの成長です。特に上手に歩けるようになった子どもたちの行動範囲の広がり、そして、食べこぼす量もかなりですが自分で食事をしようとする姿です。そのために日々関わってくれている先生たちに改めて感謝です。
Curiosity
2021/10/06
このところ沈みがちになりそうなニュースばかりの中、米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎さんがノーベル物理学賞に選ばれたという明るいニュースが届けられました。ご本人は「ただ自分の好奇心から研究した」と語り、この受賞を想像もしていなかったと話しておられます。奇しくも今週月曜日、第一光の子保育園を会場に町内の小学校と乳幼児施設の先生たちが集まり、幼小連絡会が開催されたのですが、その際、保育園で大切にしている保育や取り組み、特に遊びの大切さ、乳幼児期と就学後の学びの違いなどをお話しさせてもらいました。その中で、「Curiosity(好奇心)」が大切であること、子どもたちの育ちには「不思議だなあ?」「なぜだろう?」「なんだろう?」という気持ちが掻き立てられ、出会ったものを理解するために触ったり、舐めたりす流ことをお話しました。幼ければ幼いほど出会うもののほとんどが初めてであり、「不思議だなあ?」「なぜだろう?」「なんだろう?」の連続。そんな子どものような好奇心を持ちながら研究に取り組んだ結果がノーベル賞だとするなら、毎日何かに夢中になって取り組んでいる子どもたちの中からもノーベル賞受賞者が出てくるように思えてなりません。特に今日は5歳児が準備してくれた「ひかりのこまつり」を楽しみにしてくれたいたことが欠席者が数人だけというからもわかりました。9時50分オープンに合わせ0・1・2歳児クラスの子どもたちが3・4歳児より先にお客さんになり思い思いの出店(コーナー)で過ごさせてもらっている表情、本物の焼きそばを食べているかのような3歳児ひつじ組のHちゃん、そしてそんな小さな子どもたちに優しく声をかけ対応している5歳児が頼もしくいつも以上に輝いて見えました。そうそう、今朝、4歳児はと組のAちゃんはお昼寝する時も一緒というくらい大好きなオランウータンに自分のマスクを着けてあげよう必死になっていました。そんな行動からもAちゃんがいかにオランウータンが好きか伝わってきました。
さて、今日が変わったばかりの2時46分に岩手県沖を震源とする地震が起き、青森や岩手県内で大きな揺れが観測されました。今後一週間程度は注意が必要とのようですが、発生時間に午前午後の違いはあれど東日本大地震と同じということが気になってしまうのは僕だけでしょうか?大きな地震の前の余震でないこと、大きな本震がないことを祈ります。
秋
2021/10/05
子どもたちが夢中で追いかけていた(子どもたちに追いかけられていた)セミがトンボに、そして、毎日捕まえられていたダンゴムシがバッタへとその座を譲るようになって数週間。園庭を吹く乾いた風からも秋の深まりが感じられるようになりました。そして、9月7日に開催する予定だった5歳児主催の「なつまつり」も延期になってから間もなく1ヶ月を迎え「夏まつり」というより「秋まつり」との表現がぴったりな季節になってしまいました。そこで「ひかりのこまつり」と名を変えて遂に明日開催されることになりました。この日のために心を込めて準備を進めていた、のぞみ組、めぐみ組の子どもたちは、待ちに待ったお客さんを迎えることができる嬉しさもあり、いつもであれば夕方暗くなるまで楽しんでいる外遊びに出かけることなく、2階ホールでコーナーの準備をしてくれていました。本当であれば自分たちもお客さんとして楽しみたいところでしょうが、明日は他の年齢の子どもたちに譲り、明後日まで我慢していることが準備をしながら遊んでいる様子から伝わってきて健気で仕方がありませんでした。コロナ禍にあって例年であれば行われている地域のお祭りがなくなり、保育園でも恒例行事となっていた先生たちが準備していた「夏まつり」も様々な理由から2年間開催できていません。しかし、子どもたちに保育園の「夏祭り」の楽しさを感じて欲しいとの思いから、この2年間、5歳児の担任たちが子どもたちと一緒に「なつまつり」を企画・開催してくれています。明日は、そんな「なつまつり」を楽しみに待っていた売り子さんの呼び込みの声と買い物をして喜ぶ子どもたちの声が2階ホールから響いてくることでしょう。
さて、今日の午後のおやつは「芋のつきあげ」というさつまいもを使った長崎県の郷土料理が提供されました。そこで驚いたことは、さつまいもの優しい甘さの味だけでなく、5歳児の握り拳くらいはありそうな、その大きさ。一見するとまるでコロッケのよう。そして、そんな大きさのおやつを子どもたちはぺろりと食べていることでした。そして帰宅した後、更に夕飯も食べるのですから、大きくなるのは当たり前と一人納得しました。3歳児てんし組では身体測定をしていましたが、お芋の分は確実に重さが加わっていたでしょう。ちなみに4歳児はと組のK君たちが何やら笑いながら食べているので、何を笑っているのか見てみると、何とK君が「つきあげ」に牛乳をかけて食べているではありませんか!その様子を僕に見られた途端、まずいと思ったのでしょう、牛乳をかけたそれを大慌てで口の中に詰め込むので、餌でほっぺたが膨らんだハムスターのよう。それを見ていた同じテーブルの子どもたちが更に大笑いしていました。
あっぱれ!
2021/10/04
先週は長袖でなければ寒さを感じるような日があったと思ったら、今日は夏が戻ってきたかのように気温が上昇し、夏に比べると湿度は下がったものの少し身体を動かしただけで汗ばむような一日になりました。そんな中、5歳児めぐみ組のM先生は朝から遊具小屋のおもちゃを全て運び出し、子どもたちと一緒に汗をかきホコリまみれになりながら掃除(片付け)作業を始めてくれました。5歳児のみならず何が始まったのか興味を持った子どもたちが箒を持って掃き掃除をしたり、一斗缶に詰められた砂を出したりと忙しそうに、そして楽しそうに掃除に取り組んでいました。その陰で砂だらけだった小屋がしっかりと整理整頓されましたが、毎日使われるシャベルやスコップ、そして砂や石ころ、時には友だちを乗せるために使われるワイドカートと呼ばれる乗り物などが使われるため、今日の状態をキープしておくのは至難の業。そのためにも、子どもたちに砂を落としてから片付けることを伝えながら、自分のこととして小まめに掃除をしなければならないのでしょう。
さて、以前、5歳児の子どもたちが仕込んだ味噌が暑さのため発酵が進み容器の蓋を持ち上げてしまったことをお伝えしましたが、今日は夏のような暑さになったとはいえ、さすがに朝夕の涼しさも手伝い発酵も落ち着いたようです。すでに色と香りからは今食べても美味しいのでは?と思えてしまうのですが、今度は卒園式までじっくりと熟成が進んでいって欲しいと思っています。熟成!?成長といえば、4歳児の子どもたちの絵です。5歳児同様、遊ぼう会の思い出として絵を描き、それを担任の先生たちが掲示してくれているのですが、まだまだ頭足人という子どもならではの絵があるかと思えば、はと組のHちゃんが描いた綱引きの絵は進行役をしてくれた主任のY先生と子どもたちとが鳥瞰しているかのようにしっかり描き分けられているのですからびっくりです。
驚き
2021/10/01
制服のある学校では「衣替え」となるぐらいで、いつもであれば特別なことがない10月、その10月がこんなに多くの人たちが心待ちにしていたこと・待ち遠しいと感じたことはあっただろうか?そんなことを思わされた今年の10月初日。そして1964年、日本で初めて開催された東京オリンピックとそれに合わせて東京大阪間で新幹線が開通した時の10月は国中がさぞかし大騒ぎだったことと思います。そして、コロナウイルス感染症の第5波がようやく静まってきたことから、27都道府県出されていた緊急事態宣言、蔓延防止等重点措置が昨日解除され、長い間我慢に我慢を重ねてきた飲食店などでアルコールの提供ができるようになりホッとしていることと思います。と同時にこの日を待っていたお客さんもさぞかし大喜びでしょう。そんな嬉しい日に台風16号が水を差すようにやってきて被害が出てしまった地域が心配ですが、これから少しずつ経済も改善方向に向かって行ってくれることを願うものです。その一方で心配なのは、これまでの反動で一気にタガが外れてしまったような行動を取ることによって再流行につながることです。思えばコロナにより研修会が軒並み行われなくなり、行われたとしてもオンラインでの開催。また県境を跨ぐ移動も控えるように呼びかけられ車での移動はもちろん、新幹線にも飛行機にも暫く乗っていません。そんなことがあるからなのか、園庭の上空を飛んでいる飛行機を見つけると、いつから乗ってないかなあ?今度はいつ乗ることができるのだろう?そんなことを思って見つめてしまいます。
さて、今日は台風の影響もあり一日中雨が降り続く一日となりました。午前中はちょっと動いただけで汗をかいてしまうような蒸し暑さがありましたが、そんな中、2歳児つき組のS先生と数人の子どもたちがレインコートに身を包み長靴を履いて誰もいない園庭を独占して遊び始めました。結構な雨脚、そして沢山の水溜りを楽しんでいて、長靴の中に明らかに水が入っていることがわかる音を立てて走り回る様子は、長靴を履いている意味がないほどでした。午後になると身体を動かさないと寒く感じるくらい気温が下がってきたのですが、そんな時に限って午後のおやつがアイスと言うのですから皮肉なもの!さすがのこどもたちも「寒くなる」とか「どうして寒いのにアイスなの?」と不思議がっていました。そうかと思えば、アイスそのものが苦手な子がいるのがびっくりでした。ちなみに僕のところにも5歳児めぐみ組のIちゃんたちがカップアイスを届けにきてくれたのですが、そのバニラアイスの上に昨日作っていた栗の渋皮煮を使ったジャムが掛けられていました。その前には貴重な渋皮煮が届けられその美味しさに驚かされたのですが、まさかジャムができるとはびっくりでした。最後に、明日は姉妹園である第二光の子保育園の「遊ぼう会」が予定されています。お天気は回復するようですが室内での開催ということで心配はなさそうです。子どもたち、保護者の皆さん、先生方も怪我なく楽しい時間となるようにお祈りいたします。
さあ、どうしよう!?
2021/09/30
夏野菜が終わって冬野菜が出てくるまでの端境期、園庭からも咲いていた花の彩りが見られなくなってきます。そんな中、築山のトンネルの先に植えてあるナナカマドの実が赤く色付き始め、子どもたちのごっこ遊びにとって格好の材料になります。きっと昨日誰が集めたのでしょう、今朝園庭中央の家の2階に沢山の赤い実が置いてあるのを見つけた5歳児のぞみ組のHちゃんは「園長先生、これ、ありが好きなんだよ!」と言いながら、「こんなに誰が集めたんだろう?」と言うので「まだ誰も遊んでなかったからわからないなあ?じゃあ、いくつあるか数えてみたら?」と声をかけてみました。するとそんな会話を聞いていためぐみ組のA君も興味を持ってくれたらしく、2人で真剣に数え始めました。ところが、実の数が結構あるためどの実を数えたか分からなくなり何度も数え直すことになってしまい、結局「もうわかんなくなっちゃった」と言い出しました。「じゃあどうしたらいいと思う?」と聞くと、そんな2人の姿を近くでじ〜っと見ていた4歳児あい組のT君が「あのさあ、10個ずつとかに分けて数えるといいんじゃない」と4歳児とは思えない素晴らしい方法を提案してくれたのです。そのT君のアイディアに納得したHちゃん、早速10ずつ並べて数え始めたところ、わかりやすかったのでしょう、時々ニヤニヤしているのです。その様子をまたしてもT君がじ〜っと見つめていました。我々が気づかない間にこのように子どもたち同士遊びながら教え教えられ育っていっているのだと思いますが、本当に素敵な時に出会いました。
さて、今年豊作だった園の栗、5歳児めぐみ組のM先生は渋皮煮を作るために拾い集めておいた栗の鬼皮を子どもたちと上手に剥いて、煮始めたところ、その際一緒に入れたあるものによって、それまでの(せっかくの)作業が水の泡になってしまったと言うのです。そのことを報告しにきたM先生の消沈した表情たるや、子どもたちに本当に申し訳ないと言う思いがヒシヒシと伝わってきました。幸いまだもう少し残っていた栗があったようで再チャレンジできたようですが、出来上がった渋皮煮を食べるときは格別な味がすることでしょう。一方、臨時休園などがあったため延期になっていた「夏祭り」を「ひかりのこまつり」と名を変えて10/6に行うために新たなポスター(お知らせ)を貼って準備を進めてくれています。開催する側の5歳児はもちろん、参加する他のクラスの子どもたちも楽しみで仕方がないようです。
採用について
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