保育日誌
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陰の力
2021/12/03
月1回、年間12回、仙台からコーチに来ていただき行っている4・5歳児のサッカー教室、晴れの特異日を選んでいる訳などないのに、見えない支え、不思議な力が働いているのかと思えるほど天気に恵まれるのです。火曜日の夜から、翌水曜日の朝方まで雨が降り、お借りする東部グランドに水溜りができていたこと、また、朝の冷え込みで霜が降り、ぬかるんでしまい使用することができないことも考えていましたが、水曜日の午前中は常磐線が運休、東北本線も遅延や運休が発生するほどの強風が吹き荒れたこと、そして、今朝は思ったほど気温が下がらなかったことが幸いし、今月(今日)も丁度いい湿り具合のグランドをお借りすることができました。4歳児のサッカー教室が始まってしばらくした時、あい組のT君が遅れて登園する旨の連絡が入ったため、連絡を伝えながらグランドの様子を見に行って見るとコーチの指示通り楽しそうにボールを追いかける姿の中、はと組のAちゃんは、サッカーより落ち葉が気になったようで、グランドの隅にしゃがみ込みニコニコしていました。そんなAちゃんに担任のW先生が優しく声をかけサッカーに誘っていました。
一方、園庭は園舎東側の山の影響で9時半頃にならないと園庭全体に日が当たらないこともあり、車掌車の隣にあるドラム缶の上に結構な厚さの氷が張っていました。それに気づいた子どもたちが何としても氷を割ろうと、枝や石、スコップなどありとあらゆる道具を駆使する様子を見ていた4歳児はと組のK君が「園長先生ちょっときて」というので誘われるがまま様子を見に行ってみると。念願が叶ったようで氷が割れて大喜び!そんな子どもたちの様子でちょっとドキッとしたこと、それは5歳児のぞみ組のS君が本当に食べてしまうのでは!?と思うように口に氷を入れようとしたことです。そのドラム缶の近くのクライミングウォールでは3歳児てんし組のR君がSさんに見守られながらてっぺんい跨っていましたが、そんな姿からも子どもたちの成長を感じるとともに、そのために沢山の職員が子どもたちを支えてくれていることを再認識し、改めて感謝しなければならないと思わされました。
今日はこんなことが
2021/12/02
仙台で初雪が観測され、街にも冬の便りが到来したことを夕刊が伝えています。しかし、保育園(大河原)は、昨日のような風が吹くこともなく陽が差し職員室は暖房を止めても大丈夫なほど暖かでした。それでも、直接陽が入らないランチルームには暖炉の火が入れられ、その上には、アルミホイルに包まれたさつまいもが載せられていたので、今日もどこかのクラスでやきいもを作っていると思っていたのですが、そうではなく、のぞみ組のM先生が「干し芋」を作るために載せていたということがわかりました。干し芋はさつまいもを茹でるか、蒸すかして作るのだと思っていた僕にとって焼いてからも作れるということが驚きであり新鮮でした。きっと茹でたり蒸したりして作られた干し芋より香ばしい香りがする干し芋になるのでしょう。そんなランチルームの真上のホールでは、Iさんにいらしていただきクリスマスや冬・雪などをテーマに「ハープコンサート」を行っていただきました。今回は曲だけでなく、衣装もクリスマスに合わせて、赤い素敵なドレス(しかもノースリーブ)に着替えて演奏してくださったこともあり、特に女の子たちは音色だけでなく衣装の素敵さにも目を奪われていました。
一方、子どもたちがお昼寝している時間、ランチルームでは2歳児クラスの「クリスマス親子礼拝」に向けて、クリスマスの人形劇の準備をしました。旧園舎時代、大河原教会をお借りしてクリスマスの人形劇を行ったことがありますが、ほとんどの先生たちが初めての経験ということもあり戸惑いと緊張感が伝わってくる時間でした。コロナ禍の影響でこれまでと違う形になりますが、新たな気付きが与えられることでしょう。
まさか・・・
2021/12/01
昨日の晴天から一転、今日は天気予報通り朝から横殴りの雨が降り、家を出て仙台駅までの15分でズボンの膝から下がびしょ濡れになってしまいました。ところが、気温が下がらなかったことや雨脚が強かったためなのでしょう、電車は暖房も入れられず窓が閉まったままで大河原に着いても乾くはずもなく、園まで歩く間にまた濡れて、結局、違和感から解放されるのにしばらくかかりました。そんな雨のお陰で未満児クラスの前の園庭は、水が捌けず大きな水溜りになってしまうほどでしたが、午前中には雨が上がり、さつまいもが植えられていた畑にはゴルフ場のバンカーや池に負けないような芸術的な池ができ、その隣のタイヤの花壇もプールのような水溜りになっていました。すると、雨上がりでも誰もいなに園庭に出てきた2歳児つき組の子どもたちは格好の教材を見つけ大喜び!中でもT君はタイヤの水溜りが気に入ったようで、結構な風が吹く中、季節外れのプール遊びをするかのように、僕とは正反対にズボンや服、長靴が濡れることなど全く気にすることなく、濁った水溜りの中で何度もダイブしていました。そんなT君の楽しそうな様子に感化させられたようでAちゃんも加わりタイヤの水溜りにダイブし、二人で歓声を上げていました。
一方、保育室やホール、ランチルームからも楽しそうな子どもたちの声が響く中、ランチルームの暖炉の上にはやきいもをしたときにお休みした子どもたちのためなのでしょう、アルミホイルに包まれたさつまいもが音を立てることなく焼かれていました。こんなことが出来るのも暖炉や薪ストーブの良さと言えるでしょう。
楽しそうな姿が!
2021/11/30
青虫に葉を食べられることと寒さに耐えて見事に結球し八百屋さんの店先に並べても恥ずかしくないほどに育った4歳児の子どもたちが育てていたキャベツ!あい組のN先生が今日の料理のために収穫し、青虫たちに食べられ穴の開いた葉を取り除ききれいに洗って準備をしていました。そして、今朝そのキャベツとマヨネーズを抱え、ひかり組の前のバルコニーに座り何かを始めました。いったい何をしているのかと思い見てみると、生のキャベツにマヨネーズを付けて子どもたちに味見をしてもらっているのです。あい組以外の子どもたちまでがその魅力的な様子に気付き、分けてもらい嬉しそうに食べています。ところが、野菜が苦手なM君は喜んで食べている子どもたちと対照的でキャベツには全く興味を示すことなく、ストライダーにまたがり園庭を走り回っているのです。そこで、みんなで「お~いM君、ちょっと来て~!」と呼んでみると近くまでやって来てくれたので「ねえ、キャベツ食べたら?」と声を掛けた途端、ニヤッと笑ったと思ったら、踵を返すかのように一目散に逃げて行きました。それでも、保育室で茹でたキャベツにツナを入れ、マヨネーズで味付けして作った料理は、ほんの僅かではありましたが給食の時に食べていました。また、先日楽しみにしていた「やきいも」の時、お休みした2歳児つき組のM君、どうしても食べたかったこともあり、担任のS先生に新聞紙とアルミホイルを準備してもらいランチルームの薪ストーブの上で焼いてもらい美味しく食べることができて満足してくれたようです。
さて、夕方4時、玄関ホールには先生方手作りの様々な品物が並べられ「ミニクリスマスマーケット」が始まりました。昨夕・そして今日の朝から掲示された予告をご覧になり楽しみにしていた子どもたち・保護者の方々が、オープン前から待っていてくれる様子が見られ、いざ開店となった途端、お目当ての品を手にして嬉しそうな笑顔が溢れました。明日以降今日並んでいなかった商品が並ぶこともあるようですので興味のある方はご覧になってみて下さい。
始まり始まり②
2021/11/29
初氷と霜で真っ白に覆われた園庭から見える、雪で覆われた蔵王。夕方クリスマスマーケットのためにディスプレイされた商品の一部
始まり始まり
2021/11/29
昨日、日曜日からクリスマスを迎えるための準備期間、「アドベント」に入りました。キリスト教会でアドベント礼拝が守られているように保育園でも今日の礼拝からアドベント礼拝を守るようになり、またリースやツリーが飾られるように、各保育室にアドベントカレンダーや聖家族人形が準備され、玄関ホールのクリスマスツリーが光るようになり、その隣にはクリスマスの絵本がディスプレーされるなど、一気にクリスマスムードが高まりました。そして、コロナ禍で中止せざるを得なくなってしまった「クリスマスマーケット」を2年ぶりに開催しようと先生たちが準備してくれて、手作りの品々が並べられました。すると、これまでクリスマスマーケットを経験したことがある子どもたち保護者の方々が、帰り際、テーブルに並べられた品々を見付け、品定めをするかのようにテーブルの前で足を止め、「これほしい」「なんだ、明日からなんだって」と話し合う姿が見られました。そんな姿からも、「クリスマスマーケット」も園行事として定着していたことを再確認させてもらうことができました。とは言え、オミクロン株という新たな新たなウイルスによる感染が伝えられています。クリスマス親子礼拝が出来ないようなことにならないよう感染予防を徹底し、先生方に感謝し、皆さんに楽しんでいただけることを願うものです。
さて、今朝、宮城県内は高気圧に覆われて晴れたため、放射冷却の影響で冷え込み、仙台で初霜と初氷を観測したそうですが、大河原駅から園に向かう途中にあった水たまりにも氷が張り、園庭は全てが霜に覆われ真っ白になっていました。そんな寒い朝でも子どもたちはいたって元気で、いつもなら園庭に飛び出して来ると真っ先に乗り物置き場に向かう子どもたちが「すっげ~!雪だ」「まっしろしろすけだ!」と声を上げ畑を囲む丸太や、タイヤの花壇に向かい「かき氷みたい」と言いながら霜を触り感触を楽しんでいました。そんな中に必ず味見をする子がいるので、そっと様子を見ていたのですが案の定、3歳児ひつじ組のY君、4歳児あい組のT君とM君、はと組のHちゃんが、丸太の上やシーソーの上に降りた霜を大切そうにすくっては嬉しそうに舐め、「おいしい!」と言っているのです。誰に教えられた訳でもないのに霜や雪が園庭を白く覆うようになると毎年同じ様子が見られるようになるのですから、子どもたちのDNAに味見をするということが刷り込まれているのかも知れません。お腹を壊すほど食べる(味見する)ことはないと思いますが、しっかり様子を見て声を掛けなければと思います。
大変良くできました!
2021/11/26
予定より一日遅れて行うことになった「🍠やきいも」、今日は雨に降られることも、強い風に悩まされることなく実施することができました。一日延期になったことにより子どもたちの期待が一層高まったようで、4・5歳児は特にいつになく朝の身支度が早く、僕が西側玄関の手摺りの拭き掃除をしている時には火が付けられ、赤か赤とした炎と白い煙が立ち上り、その火を囲んだ子どもたちが白い煙に囲まれながらも、焼き上がりを楽しみにしながら遊ぶ子がいるかと思えば、T先生が草刈りでも始めたのかな?と思うような2サイクルエンジン音に誘われ隣接する体育館とグランドや法面の草刈りをするおじさんたちの作業(間違いなく今年最後の下草刈り)を見る子どもたちなど賑やかでした。ところで、この🍠やきいも、かまどでのご飯炊きを始め、お泊まり保育でのキャンプファイヤーなど、火に関して厳しいT先生が中心になって行うのではなく、4歳児あい組のN先生、はと組のW先生、3歳児てんし組のT先生が中心となり、僕は全く手伝うことなく行ってくれるのですから、頼もしく「あっぱれ」です。そして、職員室に届けてくれた、焼きたてのやきいもの甘さにもびっくりでしたが、植える、いもほりをする、落ち葉や枝を拾い集める、やきいもをする、この一連の活動を園でできる環境の素晴らしさ贅沢さに感謝です。そうそう、やきいもは終わりましたが、畑には寒さに負けずまだ、白菜、大根、キャベツ元気に育っています。今後外で「芋煮会」なんてことがないと思いますが、ランチルームの暖炉(薪ストーブ)が活躍する日があるでしょう。
段取り
2021/11/25
「段取り八分」とは、仕事を進める上で、事前の準備がいかに重要かを表した言葉で、段取りをキッチリしておけば、その仕事は8割完了したも同然という意味で使われます。今日は園庭で🍠やきいもをする予定でしたが、風が吹き、雨が降るという予報が出ていたこともあり、先生たちで話し合い、急遽明日へ延期することになりました。この日のために落ち葉や小枝を拾い集め、園庭には火の中心になる所には鉄板が置かれ、その周りには火に近づくことがないための目印の石やブロックを並べ、焼き上がりまで座って待つことができる丸太まで準備していたこともあり、子どもたちは少々残念そうにしていました。しかし、ここまで段取りをしていれば、朝9時過ぎには園庭から煙が立ち上り、火を囲んだ子どもたちの歓声が響くことでしょう。どうか、明日は天気に悩まされることなく美味しいやきいもを食べることができますように!
一方、僕は、凍結や積雪に備え、軽トラックとバスのタイヤ交換、来週日曜日から始まるアドベント(クリスマスを迎える準備期間)に向けて、玄関ホールに🎄クリスマスツリーを準備し、園庭のヒバの木にはイルミネーションとは言えないような昭和感たっぷりの年代物の電飾を取り付けました。来週には、各クラス、クリスマスの飾り付けがなされ、しばらくの間コロナ禍であることを忘れさせてくれるでしょう。毎年同じ飾りと笑われてしまいそうですが、僕もクリスマスに向けて飾り付けをしようと思います。
律儀・忠実
2021/11/24
今朝降ったり止んだりしていた雨、地域によっては雪となったことをニュースで伝えていました。そんな不安定な朝、雨が降っていない間に外遊びをしようと3歳児てんし組の子どもたちが2階の保育室から玄関に降りてきて靴を履き替えようとした時、園庭に水溜りができているのに気づいた(見えた)からなのでしょう「どうする、靴にする?」「長靴の方がいいかな?」と会話をしています。そんな子どもたちの会話を階段や手摺りや窓の拭き掃除などをしながら聞いていた僕が「長靴だと水溜りにも入れるから、長靴にしたら?」と話したところ、ちょっとした間があった後「先生に聞いてこよう!」と言うので「T先生も『いいよ』っていうと思うよ」と伝えたのですが、「でも・・・」と言いながら保育室へ戻るために階段を上って行きました。この様子から、子どもたちと担任の先生との信頼関係と、いかに忠実・忠臣かが伝わってきました。一方、4歳児あい組の子どもたちはYちゃんの誕生会があったことなどから保育室やホールで遊んでいました。男の子たちはYちゃんのお父さんを独占してホールでボール遊び、Yちゃんはお母さんやN先生、子どもたちとトランプに夢中。その近くではAちゃんが、裸ん坊のウォルドルフ人形に下着やセーターを着せるのに必死。特にパンツを履かせるのに難儀していて「園長先生手伝って」と言って人形を手渡してくるので、それだけ手伝ってあげると、その後、頑張ってセーターを着せていました。もしかすると、今日の寒さから、人形にも暖かい服を着せてあげたいと思ったのかも知れません。いつもなら園庭から見える蔵王が、今日は一日中黒い雲に覆われ、見ることができませんでしたが間違いなく白い雪に覆われていることでしょう。
さて、先週まで感染性胃腸炎などでお休みする子どもたちがいたため、GおばちゃんことKさんの「お話の部屋」(今回は3歳児クラス)を今日に延期していただきました。幸い、今週に入って感染が落ち着き、今日は感染症でのお休みは一人もなく、先生たちも安心して保育室へお迎えし絵本を読んでもらいました。担任の先生とは違った読み方や絵本のチョイスなど、子どもたちにとって楽しい時間となってる証拠に僕が保育室の入り口から様子を見ていても気づくことなく絵本に釘付けになっていることからも伝わってきます。
日課
2021/11/22
2013年、卒園記念品ととしていただいた玄関ロビーの鳩時計の鳩が窓から鳴きながら飛び出し、女の子(ハイジ)がベルを鳴らして4時を告げてくれるのをおばあちゃんと一緒に見ることを日課にしている1歳児うみ組のK君。先週は保育室で「さようなら」をして玄関ロビーやってきたものの、既に1分ほど過ぎてしまい、鳩が出てしまった後だったこともあり、悔しくて泣いていまったことがありました。その反省を生かして下さったのか、今日は3時56分頃にはやって来て、定位置であるベンチに腰掛け、脱いでいた靴下を履かせてもらいながら4時になるのを待っていました。そして、いつものように鳩が「パッポ~、パッポ~、パッポ~、パッポ~」と4時を告げると満足し、今度はこれまた日課となっている展示してある給食のサンプルを確認した後、靴を履いて降園していきました。この一連の日課に毎日付き合い、泣いて悔しがる時にはなだめ、同じ時間帯にお迎えにくるクラスのT君とお母さんにも優しく声をかけてくださっているおばあちゃん。そんな優しいおばあちゃんとK君との微笑ましい関わり、素敵な関係を見られることが、いつの間にか僕の日課になっていたように思います(気付かされました)。世の中、多くの時計が電波時計となり、正確な時間を告げてくれる中、電池の容量が減ってしまい、鳩が飛び出すスピードが物凄くゆっくりになったり、時には出てこなくなったりすることがありますが、そんなアナログの鳩時計であろうとK君にとってはなくてはならない存在(もの)となっているのでしょう。そして、鳩時計の下に飾られ毎日日付や曜日、天気を変える万年カレンダーと共に素敵な卒園記念品であることにも気づかされます。
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