保育日誌
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デジタルとアナログ
2022/08/31
昨日帰宅して食事を終えた時、懇意にしているMG女子大学のN先生から携帯電話に着信があったことに気付きました。しかし、N先生は現在、10月にフィンランドの森のこども園の園長先生を日本にお迎えする下準備を兼ねてスウェーデン、デンマーク、フィンランドに出かけていて国内にはいないはず。きっと何かの間違いだろうと思っていたら、またしてもN先生からの呼び出しが・・・。これは何かハプニングがあって予定を早めて帰国することになったのだろうと心配してながら、念のため相手をしっかり確認した上で電話に出ることにしました。すると、単なる電話ではなくデンマークからのビデオ通話なのです(@_@;)!そんなことに驚きながら電話に出ると、2019年10月にスウェーデンから保育園を訪問・見学しに来て下さったアウトドアの専門家である先生の姿があり、保育園の様子(変化)と僕が元気かどうか気にして下さって連絡をしてくれたという嬉しい知らせだったのです。来園して下さった時に「芸術的な園庭」と褒めていただいたのですが、N先生があれから更に手が加わり変化・進化していることを伝えてくださっていたようで嬉しいやら恥ずかしいやら・・・。できることなら、もう一度来園いただき、変化し続けている園庭を見てもらい感想を聞かせていただきたいところですが、実現することは難しいことでしょう。しかし、前述の通り、デジタル化が進んだ現代はビデオ通話を通して様子をタイムリーに伝えることができます。ただし、時差があること、そして最も問題なのが言葉の壁でしょう!
さて、以前も書きましたが、今年度になって時々玄関ホールに袋詰めされた採れたて野菜が並べられ、保護者の方々にお買い求めいただいています。昨日は今年度最後の枝豆を並べたのですが、先生たちにも食べてもらいたく5歳児のぞみ組の子どもたちに手伝ってもらい枝に付けたままの実をもぎ取ってもらいました。昨日、大人数人で頑張っても1時間程度かかった作業が、子どもたちに手伝ってもらうとあっという間にもぎ取られ、重さを図り袋詰めした豆を先生たちのところまで届けてくれるのですから本当に助かりました。デジタル化・機械化が進んでも枝から実を取るのはアナログ。子どもたちの力に感謝です。秋野菜が収穫できるようになった時には子どもたちに収穫するところから手伝ってもらいたいと思います。
エクボの主人(あるじ)
2022/08/30
雨の日はアリたちも晴耕雨読なのかいつも忙しそうにしているのに今日は姿が見られませんでした。そのお陰でアリ地獄たちは獲物がやって来ないので暇な一日になったことでしょう。
晴耕雨読!?
2022/08/30
「晴耕雨読」とは、言わずと知れたように、晴れた日は畑に出て耕作し、雨の日は家で読書することですが、子どもたちは晴れていても今日のように雨が降っていても何かしら体を動かして遊んでいてことわざ通りにはなりません。もちろん雨の日は園舎内という限られたスペース、限られた備品・玩具を使っての活動となるため園庭と違い少々ダイナミックさは欠けてしまいます。しかし、今日の朝番担当だったY先生は子どもたちが雨の日でも活発に遊べるように2階ホールにマットや滑り台やなど様々な遊具を並べてくれたお陰で朝から子どもたちの賑やかな声が響いていました。そうかと思えば、5歳児、のぞみ組めぐみ組の子どもたちは「光の子まつり」と名付けたイベントを企画していることもあり、今朝も保育室でその準備に取り組む姿が見られ、保育室のテーブルには出来上がった品物が並べられているのです。その中の焼きそばの色は真っ黒で極太な群馬県の太田市の「太田焼きそば」あるいは、秋保温泉で有名な「さ〇ち」のおはぎのような色合い!そんな中、くじびき屋を開店するために数字を書き切る作業をしていたHちゃんに「これいくつあるか数えてみて」と話して景品を渡してあげたところ「え〜っこんなにたくさん数えられない」という返事が返ってきたものの、しばらくすると「97個だった!でも97まで数字書けない」と報告しに来るのです。それでも、みんなで話し合ったのか、夕方には手描きの大小様々な四角の中に数字が書かれた番号札が継ぎ接ぎだらけの段ボール箱の中に入れられていました。
さて、こんな風に子どもたちが園舎内で過ごしている時、雨が降り続く園庭ではいつもなら忙しそうに動いているアリたちも晴耕雨読ではないでしょうが姿が見られず、また、巣に水が入らないようになのでしょうか、入り口がしっかり閉じられていました。反対に雨が当たらない園庭中央の二階建ての家の一階部分の乾いた砂には複数のえくぼがあり、そこにはアリを待ち構えている主人(あるじ)アリ地獄が住んでいるのですが、さすがに今日は暇な一日になったことでしょう。
よく見てる!
2022/08/29
自分たちで思いついたのか、現在2年生になる子どもたちが在園中に遊んでいた姿をよく見ていて(覚えていて)思い出したからなのか5歳児めぐみ組のT君がペダルカーの後輪に古タイヤを装着させたホッドロッド(アメリカンカスタムカー)スタイルにして遊んでいるのです。ところがタイヤの大きさと重さが影響するのでしょう、T君の脚力だけでは勢いよく走らせることは難しいようで3歳児ひつじ組のMちゃんに椅子を押してもらっているのです。当然、椅子に腰かけハンドルを操作することが中心のT君に比べ、車が止まらないように小走りで車を続けるMちゃんの仕事は重労働。そこで、T君に「ねえ、Mちゃんと交代してあげたら?」と声を掛けてみると、直ぐにMちゃんにシートを譲りMちゃんがハンドルを握り走り出したのですが、それまで押すだけでなくT君のハンドルさばきをよく見ていたようで、障害となりそうな事物を避けながら走っていました。また出勤すると必ず息絶えた虫たちが1階玄関ホールに落ちているので今朝もアリの巣に運んだのですが、6WD(6本足)とは言えアリの体の数倍あろうかというアブをいとも簡単に巣の中に運び込む姿に驚かされます。そんな虫たちの様子を4歳児あい組のY君、N君、A君がしゃがみ込んで夢中で見ていました。一方、プールが撤収されたことでその生長が良く見えるようになったぶどう棚のぶどう(ナイアガラ)当然のことながら美味しそうに見えるぶどうに子どもたちが気付かないはずはなく、その中でも目敏い子どもたちが手の届くところに実った実を摘んで(収穫して)洗って食べる姿が見られました。しかし、美味しそうに見えてもまだまだ熟していないようで、口に入れた途端、顔の中央に口や目など全てのパーツが集まる表情から如何に美味しくないか(酸っぱいか・苦いか)が伝わってきます。これから少しでも甘みが増し子どもたちが食べた時、笑顔が広がることを願うもです。
収束を願って!
2022/08/26
コロナ禍になってから、これまで当たり前だったことが次々に出来なくなってしまっています。その中の一つが、子どもたち一人ひとりの誕生日に合わせて行っていた誕生会です。保護者の方々をお招きし、子どもたちと同じように過ごして(遊んで)もらい、給食を食べ、その後、お茶を飲みながら懇談の時間となっていました。その事により、子どもたちが普段保育園でどのように過ごしているか知る(見る)ことができるため、誕生会を楽しみにしていてくださる保護者の方々もおおいのです。しかし、そんな楽しみ・喜びの時間がコロナによって変更を余儀なくされてしまい、保育園生活最後の誕生会となる5歳児以外は午前中だけの誕生会をお願いしています。今日は5歳児めぐみ組のK君、2歳児ほし組のKちゃん、0歳児ひかり組のAちゃんのお誕生会を行いましたが、僅かな時間でも皆にお祝いされることは誕生日を迎えた子どもはもちろん、父・母となった保護者の方にとっても特別な時間です。今年度は難しいかと思いますが、少しでも早くこれまで通りの誕生会ができることを願わずにはいられません。
さて、時々玄関ホールに袋詰めにされた採れたて野菜が並べられて(販売されて)いることに多くの方がお気づきかと思います。今日も一袋¥100-と値付けした、きゅうり、なす、かぼちゃ、オクラ、唐辛子、モロヘイヤを並べたところ、わざわざお財布を取りに車に戻ってお買い求め下さる保護者の方が大勢いらっしゃいました。この野菜の売り上げはキリスト教保育連盟を通してウクライナの子どもたちや災害に遭われた方々のためにお送りします。来月には最後となるであろう、えだまめを収穫することができるかと思います。その後、サトイモ、ネギ、そして、今週種を蒔いていただいた人参、これから種を蒔くカブも並ぶ日がやってくるはずです。コロナが落ち着いていれば、子どもたちをバスに乗せて収穫に行きたいと思っているのですが・・・。
まさかの地上絵!?
2022/08/25
昨日、物置から運んできた大きなゴザのお陰で子どもたちの遊びに変化が見られるようになりました。今日も園庭に広げられたゴザの上で4歳児あい組の男の子たち数人が楽しそうに遊んでいるので様子を見に行ってみました。すると、顔(ほっぺ)が砂まみれになったY君の上にY君、A君、R君、H君が跨ったかと思ったら、Y君が腕立て伏せをするかのように上半身を持ち上げると上に乗っていた子どもたちが転がり落ち大喜びしています。どう見てもY君は重くて苦しそうで、揉めてしまうのでは?と思い「ねえ、ねえYちゃん重くて苦しいんじゃないの?」と聞いてみると「うん大丈夫」と返事が返ってきたと思ったら転がり落ちた仲間たちに「早く乗って」と催促して同じことを繰り返して大喜びしています。そこで、改めて何をしているのかよ〜く観察していると、どうやらY君は強い恐竜になりきっていて、仲間をその背中に乗せて遊んでいたと言うことがわかりました。あい組は今なお恐竜ブームが続いているようですが、ゴザがあるお陰で保育室やホール以外でも遊ぶことができるようになったのかも知れません。その隣に敷かれた古いゴザの上では5歳児のぞみ組の女の子たちがお家ごっこをして遊んでいたのですが、身動き一つせず目を閉じて眠っているHちゃんをSちゃんトントンしてあげていて、それをHちゃんが見守っている様子はお家ごっこというより、物資がない時代を彷彿とさせ、担任のW先生と一緒に笑ってしまいました。たった一枚のござが子どもたちの遊びや生活を変化させてくれましたが、数日遊ぶと飽きて(慣れて)また別な遊びが始まるとともに、ここ数日憧れの眼差して見ていた他のクラスの子どもたちが遊び始めることでしょう。そして、ゴザの近くの地面に描かれた可愛らしい顔の絵、誰が描いたのかわかりませんが「ナスカの地上絵」ならぬ「まさかの地上絵」そんな風に見えてなりませんでした。
秋
2022/08/24
「園長先生、お家のカブトムシ死んじゃったから、保育園で探して欲しいんだけど」最近そんなことをお願いされます。しかし、バッタやコオロギ、カマキリやトンボが活躍する季節に代わってしまった今、どう頑張ってもカブトムシを見つけることは不可能なことです。それでも大切にお世話をして育てていたカブトムシが息絶えてしまうことはショックなことで、何とかしたいという思いは理解できます。そんな子どもたちには「寒くなってきたのでカブトムシは捕まえられないけど、これからトンボとかバッタがいっぱい出てくるからそれを捕まえよう!」と話し、納得してもらうようにしているのですが、捕まえられる虫たちの立場で考えると「たまったもんじゃない」ないということになります。うるさいほどに鳴いていたセミたちも夕方を知らせるかのように優しくカナカナと鳴くヒグラシがほとんどとなり、桜の木は少しづつ葉を落とし始めています。一方、植えてから数年経っても中々大きくならず心配していたカツラの木の樹勢が良くたくさんの葉を付けてくれています。この葉っぱ、秋が深まると綿あめのような甘い香りを漂わせ、子どもたちの遊びに幅や深まりを与えてくれることでしょう。
さて、不思議なほどに子どもたちに人気があるゴザ。その多くがボロボロになりつつあり解れた紐が園庭のあちこちに落ちていて、それを結んで釣りごっこをする姿が見られるのです。そんなゴザでも子どもたちにとっては大切な遊び道具で、時には奪い合うほど・・・。そして、今日5歳児めぐみ組のYちゃんが「園長先生、敷いて遊ぶやつ(ゴザの意)誰も貸してくれない」と不満を訴えてきました。そこで、「わかった、じゃあ、物置に片付けてあるはずだから一緒に探しに行こう」と伝え、Sちゃんにも手伝ってもらい「遊ぼう会」などで使う普段使っているゴザの6枚分ほどの大きさのゴザを物置から運び出し、園庭に広げました。すると、別なことをしていた子どもたちまでが集まって来て、ゴザの上で走ったり踊ったり・・・。ちょっとしてこと(変化)で子どもたちの遊びは変わります。そのちょっとしてこと(スパイス)を準備してあげることが保育者に必要なことです。今週末はお天気が崩れそうですが、身体を動かすのが気持ちのいい季節を迎えます。先生たちも様々なスパイスを用意してくれていますので、どんな秋を過ごすことができるか楽しみです。
苦渋の決断!?
2025/02/23
今日は「くもり」との天気予報だったはずですが、日中日が差し暑い一日となりました。本来であれば去りゆく夏を思う存分満喫するべくプール遊びをするところでしたが、なかなか収束の兆しが見えないコロナウイルス感染症のことを鑑み、来週予定していた「プール納会」を待たず、プールを解体し園舎北側に片付けました。記録的な速さで梅雨明けしたものの、その後雨の日が続いたことやコロナの影響もあり入水することができた日は少なかったようです。そんなこともあり、プールを片付けた後、水着に着替えた5歳児は担任の先生たちにホースで水を掛けてもらい海水浴場で歓声をあげて遊んでいるかのようでした。また、2歳児ほし組の子どもたちは紙を剥がした団扇を使ってシャボン玉遊びを楽しんでいましたが、たらいに入れられたシャボン液がまんべんなく団扇に行きわたらなかったり、強く振り過ぎたりで上手に飛ばすことができない様子も見られましたが、いい具合に外れたお天気を楽しんでいました。
一方、担任のN先生が大好きで仕方がない4歳児A組のKちゃんやHちゃんは片時もN先生の傍を離れたがらないことがあるのです。そんな2人を含め、朝N先生と一緒にいた子どもたちに毎朝必ず死んでいるアブを見せて「ねえ、このアブ、ありの巣に持って行ってみない?」と声をかけてみました。すると、2人は同じようにN先生の顔を見上げるのです。そんな2人にN先生が「行ってみたら!?」と促し、園庭中央のケヤキの根元にあるアリの巣まで一緒に向かい、穴の上に置いた(置かれた)アブが小さなアリが小さな巣の中に運び入れる様子を夢中になって見ていました。これから訪れる秋・冬に向けてアリたちがせっせと食料を運ぶ様子を見ていて、少しお手伝いしようかと思い、このアリの巣にはほぼ毎日数匹のアブなどを運んでいるのですが、時には別な巣にも運んであげようと思っています。それが余計なお世話にならないことを願いながら・・・。
栄冠は君に輝く
2022/08/22
仙台育英学園高等学校が全国高校野球選手権で東北勢初制覇を果たしました。東北の悲願だったことを象徴するように、帰宅時にいつも通る仙台駅や駅周辺のファッションビルには早くも優勝を祝う掲示や横断幕が飾られていて、多くの方が映像に納めていました。しばらくはこの快挙が話題になりそうです。
ジンクス
2022/08/22
仙台の夏の風物詩で東北三大祭りの一つである「仙台七夕まつり」、また、冬の一大イベントとなった「仙台光のページェント」には、それぞれあるジンクスがあります。一方、園庭に植えてある柿の木やザクロ、ビワなどの果樹を見ていても何かしらの法則があるように思うのです。特に柿は豊作の年と不作の年が隔年で訪れると聞いたことがあります。確かに園庭の柿の木も昨年は結構な数の実が付いていましたが、子どもたちに取られてしまったことも影響しているの今年は余り実っていないような・・・。反対に昨年・一昨年とほとんど実が付かなかったザクロと築山の近くに植えたある栗の木には昨年と比較にならないほどの実が付いています。その原因は何故なのか調べてみると、柿が実を付けると植物ホルモンが分泌され、周囲の芽の成長を抑え次の年に実がならないようにしているといわれているそうなのです。これを「隔年結実」と言うようで、たくさん実を付けた翌年は、柿もパワーを蓄えるために休憩しているようなのです。このようなことが、みかんや栗、りんごなどでも見られるということから、合点がいきました。ということは今年あまり実が付かなかったビワは来年たわわに実を付けてくれるということでしょう。今年、園庭以外でも野菜を育てる機会を戴き、これまで複数の野菜を収穫することができていますが、そのためには、種まき苗植え後の、除草、追肥など様々な手が加えられていることを実体験(目の当たりにし)して農家の方々の大変さと収穫する喜びを感じています。同様に果樹農家の方々も素人とは違い、毎年同じように収穫できるように剪定や肥料を与えるなど様々手入れがなされていることと思いますが、来園も梅ジュースを作ることができるよう、次期を見て梅の枝の剪定をしたいと思います。
最後に高校野球ファンのみならず、東北の多くの方々が深紅の優勝旗が白河の関を越えることを待ち望み興味関心を持っていた、その願いが遂に結実し優勝旗が宮城県にやってきました。雪が多い東北や北海道では積雪や寒さから冬場はグランドで練習することは不可能となり、優勝することは難しいといったジンクスめいたことがあったかも知れません。しかし、今では室内練習場が充実するなど環境も整ってきたチームも多く、これまでのようなジンクスは払拭されることでしょう。コロナ禍にあり嬉しいニュースが少ない今、この優勝は地域を明るくしてくれることでしょう。仙台育英の皆さん、優勝おめでとう!プロ野球でも、東北に同じような喜びが訪れることを願うものです。
採用について
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