保育日誌
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オアシス
2022/11/24
何日ぶりでしょうか、久しぶりにまとまった雨が降ったことで未満児クラス前の園庭はサバンナに現れたオアシスのような大きな水溜りができました。すると、水を求めて集まってくる動物のように子どもたちが集まってきて、朝から水遊びが始まり絶滅した恐竜の島づくりをするなど賑やかな声が響きました。それだけではありません、カラカラに乾燥していた園庭も雨によって柔らかく簡単に穴を掘ることができるようになり、シャベルやスコップを持った子どもたちがあちこちで砂(泥)遊びに興じていました。同様に畑も雨によってぬかるみ、何人もの子どもたちが長靴を履いて泥の感触を楽しんでいましたが、中には足(長靴)が抜けなくなり脱出するのに必死になる様子も見られました。子どもたちが雨(水溜り)を喜ぶように、雨に濡れた畑の野菜たちが生き生きして見えたのですが、5歳児の子どもたちが植えたキャベツは青虫に食べられたのでしょう、葉っぱに芸術的な穴が空き、そこに差し込む太陽の日差しが面白い影を作ってくれていました。芸術的といえば、1歳児そら組の保育室前に、子どもたちが描いた絵が飾られていましたが、その絵に添えられた子どもたちがどんぐりの帽子のようなベレー帽をかぶっていて、微笑ましく見ることができました。雨や風、日差し、生き物などなど人間が創り出すことができない(自然が与えてくれる)保育教材の素晴らしさと、それを生かすことができる保育を行うことの大切さ、保育園が子どもたち、保護者にとって最高のオアシスでなければならないことを再認識することができました。
嬉しい出来事!
2022/11/22
園庭でさつまいもを収穫して以来、やきいもをすることを楽しみに小枝や落ち葉を集めていましたが、お休みする子どもたちが多くなってこともあり延期が続いていましたが、今日、ようやく念願かなって実現することができました。担当の先生たちは「明日、風が強くなる予報があるので・・・」と心配していましたが、一夜明けた今日、そんな心配は無用の天気となり、やきいもを楽しみに登園してきた子どもたちは、イモを洗い、新聞紙やアルミホイルに包む作業や集めていた枝や落ち葉を運ぶ手伝いなど喜んで取り組んでいました。そして、枝や落ち葉に火が入り、空に向かって立ち上る白い煙が、やきいもによって製造される雲のように見えて不思議な感覚を覚えました。
さて、そんな楽しいやきいも作りに取り組んでいる時、園舎内外に♪ピンポンパンポ~ンというチャイムが鳴り、地震発生と避難することを知らせるアナウンスが入りました。このアナウンスと避難指示は主任のY先生と事務のOさんしか知らず、子どもたちにはもちろん、職員は誰も知らされていない、抜き打ちの避難訓練でした。しかし、これまでの経験もあり、チャイムが鳴った途端、動き(遊び)を止めプレーリードッグやミーヤキャットのように周りを見渡し、アナウンスの指示に従い、近くの先生たちのところへ駆け寄り静かに身を屈め次のアナウンスを待つ姿が見られ、地震が収まったことを知らせるアナウンスを聞くと遊びが再開され賑やかな園庭に元通り!しかし、ほどなくして今度は火事発生にともない車掌車のところへ避難するようなアナウンスが入ると、保育室でクリスマスに向けた準備をしていた5歳児めぐみ組の子どもたちが防災頭巾を被り園庭に避難してきました。そして、各担任から子どもたちが無事避難した報告を受けるまで要した時間は4分。二階建ての建物、そして、広い園庭で好きな遊びややきいもをしていた中での抜き打ちの避難訓練で子どもたちと先生たちが避難するのに要した時間が長いか短いかの判断は難しいのかも知れませんが、子どもたちも先生たちも真剣だったことは間違いありません。
さて、これまで何度となく玄関ホールに並べられ、お買い求めいただいている野菜、今日もカブや大根を並べたのですが、その中にスーパーや八百屋さんではとても商品とならない大根を袋に入れ顔を描いて並べてみました。正直、買ってもらうことはないと思っていたのですが、意外や意外、多くの子どもたちが不思議な大根に気付き足を止めてくれました。そして、5歳児めぐみ組のHちゃん、3歳児てんし組のHちゃん姉妹が買ってくれて、お人形のように抱きかかえて降園していきました。これまでの売り上げを含め、クリスマス献金やウクライナの子どもたちのためにお送りしたいと思います。お買い求めくださっている保護者の皆さん、本当にありがとうございます。
よ~く見てみると
2022/11/21
緑の葉っぱが生い茂り日陰を与えてくれていた桜の木が色付いた葉っぱをほぼ全て落とすと、これまで以上に空が広く見られるようになるだけでなく見えなかったものを発見することができるようになります。今朝のことです、いつものように園舎内、西側の階段の手摺の消毒作業をしながら丸窓から外を眺めると、木の高所に鳥が作ったと思われる巣があること、また、桜の病気として有名な「てんぐ巣病」に罹っている枝があることに気付くことができました。とは言え、どちらも素人では到底どうすることもできない高さにあるため確かめることも切ることもできず、もどかしさだけが残ってしまいます。また、雨脚が弱まったので、落ち葉掃きをするべく正門付近から玄関に向かって作業をしている時のことです。先週までと違い掘り起こされたような形跡がある地面に気付きました。最初は、いつものモグラの仕業だろうと思いながら詳しく見に行ってみると、明らかにモグラのそれとは違う形跡と広さが掘り起こされています。もしかして?と思い違う所も確認してみると、案の定、見事に何ものかが荒らした形跡が残っているのです。どうやら、この休みに餌を求めてイノシシがやって来て、ミミズや幼虫を食べるため、土を掘り起こしたようなのです。不思議なことですが、幸いなことに、すぐ近くで育ててあったほうれん草、人参、白菜、ほぼ虫に食べられて丸くなることがなさそうなキャベツは被害もなく無事だったのですが、味をしめて再来なんてこともないとは言えません。子どもたち、保護者、職員が被害に遭うようなことがないように対策を考えなければなりません。どなたか詳しい方がいらっしゃったらご指南いただければ幸いです。
さて、きょうは本当にしばらくぶりにまとまった雨が降りました。この雨も一ヶ月もすると雪に変わることもあるでしょう。多くの方がそろそろ始めるか、終えられた方もいらっしゃるかも知れませんが、備えあれば憂いなし、路面凍結や積雪に備え今日明日の二日間で軽トラックとバスのスタットレスタイヤに交換してもらいます。コロナが落ち着き、子どもたちを乗せて出かけられるといいのですが・・・。
お願いですから
2022/11/18
一週間ほど前、0歳児ひかり組のM先生が園庭に実ったザクロを使って「ザクロシロップ」を作っていることを書きましたが、そろそろ飲み頃になったかと思い、どんなふうになったか尋ねてみました。すると、残念なことに飲み頃を迎えたと思ったら、胞子によってによって増殖するありがたくない緑色の小さな菌類が育ってしまい、味わうことができなくなってしまったと言うのです。これまでにないくらいに豊作となったザクロ、その実でシロップ作りにトライしたことが初めてだったこともあり、どんな味になるのかひかり組の担任はもちろんみんな楽しみにしていたのですが、それも叶わず終いとなってしまいました。この失敗の原因を探り、きっといつか美味しく飲むことができる日がやって来ることでしょう。そんなガッカリな結果とは反対に、先日、りんごを薄く切り、ネットに入れて乾燥させてりんごチップス作りもしていましたが、こちらは上手く出来上がったらしく、ひかり組の子どもたちだけでなく、他のクラスの子どもたちもご相伴に預かっていました。そして、2階のバルコニーには、これまた園庭で収穫した柿を使って干し柿が作られていますが、こちらもありがたくない菌類によって食べられなくなってしまうことがないように願うものです。
さて、今朝は冷え込み寒い朝でしたが、空気が澄むようになり園庭から見える蔵王に雪が積もったことがはっきり見えるようになりました。そんな様子を映像に残したく誘われるように園舎の屋根に上ったのですが、蔵王のきれいさはもちろんでしたが、それ以上に園庭で楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿が芸術的に見えてなりませんでした。
いつの間に
2022/11/17
玄関ホールの掲示板に各クラスの子どもたちの様子が掲示されています。そんな中で気になっていたのが先日5歳児めぐみ組のN先生が書いていたHちゃんの「空中逆上がり」の話題でした。いったいどんな技だろうと思っていたのですが、お願いしたわけでもないのに今朝、鬼ごっこをしていて男の子を物凄い勢いで追いかけていたHちゃんが「園長先生見せてあげる」と話しかけてくれて披露してくれたことで、どんな技か分かりました。これまでの卒園児でもこの技を披露してくれたという記憶はなく、Hちゃんが最初だと思います。担任のN先生によれば随分練習してできるようになったとのことですが、前述の通り、鬼ごっこをしている時のスピード感やバランスなどを見ていても、その運動能力、運動神経の高さは間違いないと思います。将来のことは自分で決めるものですが、陸上でも体操系(鉄棒)でも、もしかするとサッカーでもオリンピックなどで活躍し注目されるトップ選手になれるのでは・・・?そう思ってしまうのは親バカならぬ園長バカなのかも知れません。もしそうなったら、それはご家族の皆さんはもちろんのこと、N先生や園庭が培ってくれたことになるかも知れません。
さて、このところずっとまとまった雨が降らず、朝の冷え込みで霜によってお湿り程度の水分しかなく、園庭も畑の土も乾燥しています。ところがそんな環境にあっても畑の野菜たちは枯れることなく育ってくれていて、今朝、明日の給食に必要なほうれん草を収穫してくることができました。畑の先生によれば「雨が降ればもっとグッと大きくなるのだけど」とのことですが、嬉しい反面、そうなれば収穫するのも大変なことになるのは間違いないでしょう。それでも、そろそろ雨の日があってもいいと思っています。
完成
2022/11/16
今日の午前中は園を留守にさせてもらい、某県立大学の勉強熱心な学生さんお二人と一緒に以前勤務していた幼稚園(現在は認定こども園)を含め、仙台市内の認定こども園、2箇所にお邪魔させてもらいました。第一光の子保育園もそれなりの広さがある施設だと思いますが、いずれの施設も保育園とは比較にならない広さと自然環境が整った中でしっかりとした保育観を持って保育がなされていることを再認識させられ、改めて他を観ることで気づくこと、考えさせられることの多さ、大切さ、必要性を痛感してきました。とはいえ、保育園も地域との関わりや唯一無二の園庭の手作り遊具、そこで楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿、0歳児ひかり組の子どもたちが園の畑で育てた二十日大根を使って調理する姿、誰にでもフランクに関われる可愛らしい子どもたち、自慢することができるスタッフがいることを再確認する機会にもなりました。午後には保育園を案内しましたが、その際、昨日園内の地図を描いていた5歳児のぞみ組のN君が「園長先生、見てできたよ」と言って1階の保育室も書き加え完成させた園舎内の平面図を見せてくれました。そこで「N君、今度はお庭の地図も描いて(書いて)みてくれない?」と聞いてみたのですが、様々なものや木がある園庭の環境を思い浮かべたのでしょう、わずかな間があった後、苦笑いを残して保育室へ戻って行きました。
寒さとともに
2022/11/15
ジャンパー、暖炉、毛糸、寒くなると必要不可欠
どうして
2022/11/15
『桃栗三年柿八年』という有名な諺は、単に実を付けるまでの年月を表すものではなく、人が技術や知恵を身に付けようとしても一朝一夕に実現できるものではなく、長い年月をかけることが必要という意味があるそうです。そんな諺に出てくることのないセンダンの木、数年前、月一度、絵本の読み聞かせをしにきてくださる、ごろすけおばちゃんことKさんの庭で育った苗木をいただき園庭に植え替えて以来、すくすくと育っていましたが、昨日の朝、園舎西側の階段の手摺りなどの消毒をしているとき今年初めて実をつけたことに気づきました。同じようにこれまで成ったことのない実が付いていることに何人かの先生たちも気づいていたようで「園長先生、この木なんて言う木ですか?」「今まで実がなったことないですよね?」と聞いてくれました。銀杏のような強烈な匂いがすることもなく、一見すると小さなりんごのように見えるため、食することができそうに思いますが、人や家畜が食べると中毒を起こして酷い時は死に至る毒があるそうなので、園庭で実ったものは何でも口にしてしまいがちな子どもたちも多いので気をつけなければなりません。一方、漢方ではひび、あかぎれ、しもやけ、煎じて内服すると整腸薬、鎮痛剤、樹皮は虫下しの駆虫剤として内服、葉は強い除虫効果を持つため農家において除虫に等々色々な効能があるというのですからどうしてなのか不思議でなりません。不思議といえば、5歳児のぞみ組のN君が間もなく給食の準備を始めるころ担任のW先生にもらったのでしょう、空になった牛乳パックを持って何かをしているので「ねえねえ、N君何してるの?」と聞いてみました。すると、「えっ、保育園の地図だよ」と言って迷路のような線と箱が描かれた物入れが付いた不思議な作品を見せてくれました。しかし、まだまだ完成には至っていなかったようで、各保育室の前に移動して座り込みクラス名のプレートを見ながら箱の中のクラス名を真剣に書いて園舎内の地図を完成させました。どうしてこんなことを始めたのか定かではありませんでしたが、漢字で書かれた「子育て支援室」とトイレを知らせるピクトグラム(男の子と女の子)だけは「難しいから無理」と言っていましたが、素敵な地図が描かれました。
さて、今日は日差しが少なかったため、子どもたちもジャンパーに身を包んで遊ぶ様子が見られ、5歳児のぞみ組の子どもたちは給食が配膳される前、暖炉の前に群がり「あったか〜い」と言いながら身体を温めていました。また、めぐみ組の子どもたちは2歳児の保育室のバルコニーで担任のN先生と一緒に毛糸と枝を使ってインディアンクロス(蜘蛛の巣編み)作りに夢中になっていました。ジャンパー、暖炉、毛糸と寒さが深まるとともに必要不可欠なものが揃ってきたようです。
たいへんよくできました
2022/11/14
3歳児ひつじ組のK君が嬉しそうに「園長先生見て!」そう言って手にした小さな袋を見せてくれました。しかし、袋にプリントされている某キャラクターははっきり見えるもののK君が何を見て欲しいのか直ぐには分かりません。そこで、「何が入っているか見せて」とお願いして袋を手渡してもらい、よ〜く見てみると、そこには、誰もが幼い頃に一度は経験した(遊んだ)ことがあるであろう、ダイヤモンドが複数入っています。K君も園庭で見つけた宝物をお母さんにプレゼントするため大切に袋に入れていたようで、それを僕に見せてくれたと言うわけです。園庭全体が砂場と言っても過言ではない環境のためダイヤモンドは星の数ほどあり拾い放題!そこから自分が納得したものだけをお母さんへのプレゼントとして持ち帰ろうとしている姿がなんとも健気で可愛らしく思いました。お家でもK君の思いを受け取り大切にしてくれていることを願うものです。一方、花見やぐらでは5歳児めぐみ組の子どもたち数人がレーシングカートの古タイヤを運び、それを重ねて遊んでいます。園庭には乗用車の古タイヤも転がっていますが、サイズも重さを考えても小さなカート用のタイヤが手頃で扱いやすいようです。片腕に複数のタイヤを入れて運ぶ様子は、フランスの某タイヤメーカーのキャラクターのようでした。
さて、3歳児てんし組の窓には子どもたちが毛糸を使って作った、どれひとつとして同じものがない唯一無二で表情豊かな可愛らしいハリネズミたちが飾られています。こらから寒さが増してくると、保育室で遊ぶことも増え、毛糸を使って遊ぶことも苦ではないでしょう。このところ雨が少なく比較的暖かい日が続き、園庭も乾燥してカラカラ状態ですが、寒さが本格的になったとき、大雪が続くなんてことがないといいのですが・・・。どうなることでしょう?
素敵ですね
2022/11/11
園舎2階が生活スペースの3・4・5歳児は朝、送って来てくれたお父さん・お母さんが出勤するする姿を玄関上の大きな窓や階段の踊り場から「いってらっしゃ~い」「〇〇時にお迎えにきてね」「じゃんけんぽい」とコンタクトを取るのが朝の恒例の姿です。特に5歳児は遠足が延期になったもののお弁当持参だったこともあり、嬉しそうに登園してきました。そして、めぐみ組のHちゃん姉妹が踊り場から車に向かったお母さんに向かって大きな声で「ママだ~い好き!」と叫びました。その時、お子さんを保育室に預けお仕事に向かうために階段を降りて来た4歳児はと組のK君のお母さんがその声を聞き「わ~かわいい!」とおっしゃっるので「素敵ですよね」と話し掛けると「本当にそうですよね」と言って車に向かっていきました。大好きなおかずが入っていたであろうお弁当を持ってきた(作ってもらった)から出た「ママ大好き!」ではないことは、車を見送る2人の姿はもちろん、多くの子どもたちの姿や様子から伝わってきます。そして、そう言ってもらえる保護者の方々も幸せだなあ、そう思いました。
さて、やきいも作りのために集められた落ち葉を更に乾燥させるため、夏にプールが設置するアスファルトの上に広げられました。子どもたちはその落ち葉を拾い上げて空へ向けて放り投げて頭に降ってくるのを喜ぶ姿や、良い音を立てるのが嬉しくて踏みしめる様子が見られました。そうかと思えば、3歳児ひつじ組のT君は砂場で使うことを目的に作られている玩具(トンネル)を腕に装着し、足にはレーシングカートのタイヤを履き、ロボットになり切って闊歩していました。この姿、誰に教えてもらうわけでもないのに毎年見られるのです。子どもの思考回路は同じということなのでしょう。
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