社会福祉法人 光の子児童福祉会

保育日誌

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最後まで

2023/03/30

嬉しいことに、今週、卒園児を含め大勢の方々が退職する僕のために会いに来てくれました。ハンカチやソックス、カップ、甘味、そしてお花を持ってきてくださる方もいるため、狭い拙宅はリビングだけでなく、贅沢なことにサニタリールームも花で溢れ、家族それぞれが鏡に映る自分の顔を見て「花に囲まれている遺影のように見える」と大笑いしているほどです。今日もたくさんのお花が届きましたが、その中に、16年前、僕が園長として初めて卒園証書を渡した中の3人が(一人はY先生のお嬢様)がわざわざ来てくれました。来園してくれることなど知らない僕は、クリーンセンターにゴミ処理に出かけ、その足で役場に出かけ、町長やお世話になった方々にご挨拶に出かけていたため、車で1時間以上待っていてくれたと言うではありませんか。そんなことに感動していると、正門に自転車に乗ってやってきた子どもたちが「お〜い、たけちゃ〜ん」と手を振るのです。その卒園児たちを園庭に迎え入れると、大きくなった身体を窮屈そうにして三輪車に乗ったり、丸太わたりをするなど、童心に帰ったように昔を楽しんでいました。その様子を見ていたのが、外で花見をしながら給食を食べる準備をしていた5歳児たち。三輪車に乗って築山を下ろうとする姿に「だめだよ〜!」と大きな声で嗜めるのですからどっちが年上なのか分からないほどでした。しかし、そんな5歳児たちも数年後、保育園に来た時に同じような事をするようでなりません。特にひょうきん者のめぐみ組のS君は、給食後保育室に戻り片付けを済ませると、バルコニーに登場し「お〜い、園長先生!」と呼びかけるので見上げてみると、ロボットになったつもりなのでしょう、ガムテープの芯を腕にはめて「うお〜」と叫んでいました。一方、眩しいのが苦手だという、いつも元気なめぐみ組のMちゃんは皆が給食を食べはじめても元気がなく給食を食べようとしません。そこで、ビーチパラソルがあった事を思い出し、園舎に戻り、日陰を作ってあげると、納得したのか、ようやく食べはじめたのですが、その光景はまるで大物女優かD夫人のよう!こんな風に年度末まで楽しい時間が過ぎていますが、いよいよ明日が今年度の最終日となります。どんなドラマが待っているか楽しみでなりません。

※多くの方にいただいた手紙はこれからの宝物となるかと思いますが、その中に1歳児そら組のM先生のお母様からいただいた手紙があります。M先生の事を心配しながら、僕の拙いHPの文章を毎日楽しみに読んでくださっていたという、なんとも奇特なお母様。そんなお母様の楽しみを裏切る事なく、最後まで書こうと思います。頑張らなきゃ!

Its Showtime!

2031/03/28

第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶりに優勝を飾った日本代表「侍ジャパン」。その優勝の余韻がまだまだ残っている中、間もなくプロ野球が開幕となります。その前に咋年8月に開催された全国高等学校野球選手権大会(通称甲子園)で東北勢初の日本一を達成した仙台育英学園が新チームでも東北大会で優勝し、春の選抜にも出場していましたが、夏春連覇の願い叶わず敗退となってしまいました。夏の大会で優勝した際、S監督が優勝インタビューで涙ながらに「青春ってすごく密なので。」と語り、その年の世相を反映した言葉を選ぶ「新語・流行語大賞」で「選考委員特別賞」を受賞するほど話題になりました。青春時代の蜜の大切さは重々承知しているつもりですが、コロナ禍になったばかりの頃から保育園、幼稚園、認定こども園こそ、抱っこやおんぶ、群れて遊ぶ事が当たり前で、そんな密な時間が重要・必要だとの思いは今も変わりません。それを表すかのように今日も仲良く思い思いの遊びを楽しんでいました。そんな子どもたちのところへ、退職前の片付けをしているときに出てきた、いつ使ったか、それどころか持っていたことすら忘れていた小道具が出て来ました。その小道具を被り園庭に出てみると、退職を数日後に控えてまで妙なことを始めた園長に気づいた子どもたちが集まって来ました。そんな子どもたちに小道具を被ってもらったところ一瞬にしてショータイムの始まりとなり、保育園の侍ジャパンたちが誕生し、そこだけ太秦撮影所に変わったような雰囲気になりました。
 さて、桜の花と競い合うように様々な花が咲き始めたが、先月園庭遊具の改修・新設の時、パワーシャベルに踏まれたのに何事もなかったように桜が咲くことに球根たちの強さに驚かされます。そんな訳で、これからしばらくは花たちの共演、Showtimeが続きそうです。せっかくですので、PDFで保育園の侍ジャパンの姿をご覧ください。

楽しそう!

2023/03/28

「ぐりとぐら」「はじめてのおつかい」などの名作絵本のイラストを描いた山脇百合子さんの絵を彷彿とさせるように、正門から職員室までの歩道の足元にスイセンやチューリップ、パンジーやシバザクラが美しさを競い合うように花を咲かせ始めました。中でも生命力が強いスイセンは数を増やし、シバザクラは歩道を覆いつくすように伸びて(広がって)いるところも見られるほどです。そこに、栄養士のY先生のお母さまが植えてくださった花たちが加わったこともあり、桜の開花に加え春の到来をより一層実感させてくれます。そんな花たちに水を掛けている子どもたちを見ると、幼いながらに春の到来を感じ、行動してくれていることを実感させられます。一方、園庭中央のけやきの木の下では、昭和の子どもたちが空き地で廃材を見つけて基地作りをしていたことを思い出させるように、ベニア板をバランスよく立てて、その中に入り込み建物の中から「園長先生見て、ここにいるよ」と嬉しそうに叫んでくれます。ところがバランスが崩れゆっくりと倒れると、大笑いしながらそのベニア板を布団のように掛けて大喜びしているのですから、見ている僕まで笑ってしまいます。また、入園当初、僕が廊下の前を歩いているだけで警戒し、先生たちのところへ逃げて行った未満児クラスの子どもたちも数日後には進級する時期を迎え、子どもたちから僕に声を掛けてくれるだけでなく、近付いてくれるようになってくれました。㋃にはそんな子どもたちのところに新しい友だちが加わることになり、子どもたちの様子も変化することでしょう。新入園を喜んで迎え入れ、友だちが更に増えることをも喜んでくれることを願うものです。

大忙し!

2023/03/27

ミツバチたちが後ろ足にたくさんの花粉を付けて忙しそうに飛び回る事ができるほどたくさん桜が咲き出し、空が少〜しピンク色に染まり始めました。今年は園庭の桜を愛でることはできないことを覚悟していた僕にとっては、これまでにない喜びを感じています。年度末となり、今日から登園する子どもたちがぐっと減りましたが、子どもたちも桜の開花を喜びながら外遊びを楽しんでいました。そうかと思えば、地面に目を向けてアリが活発に活動を始めていること、ドクダミが小さな葉っぱを広げ出したことなど、そんなわずかな変化に気づき夢中になっている様子、また、昨日の雨でできた水溜りやチョコレートのような泥んこを集めて遊ぶ姿が見られました。そんな中、先生たちは新年度に向けた準備に追われています。僕もテーブルの上にできている、マンハッタンのような書類の山の片付けを済ませなければならないのですが、子どもたちが書いてくれた手紙や絵が出てくると、ついつい手が止まってしまい一向に片付けが進まず困っています。そうなる前にミニマリストのように、自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるという考えを身につけなければならないことを痛感させられました。

正解

2023/03/24

以前にも書いた事がありますが、2014年にスウェーデンに研修に出かけた際、スウェーデン在住のK先生が「答えは一つではない。場合によっては正解はない」とおっしゃっていました。多様性が求められる今では当たり前の事ですが、それこそ子どもたちの生活(遊び)そのものであることに気付かされます。子どもたいは何度も失敗や発見を繰り返し、自分なりに納得する事や時が正解であり、小学校以降の勉強のような答えがある問いとは異なるのだと思います。そんな中で過ごしてきた、5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちは4月から小学生となり教科書を使った勉強が始まると、保育所生活とは違うたった一つの正解を求められる事が増えることでしょう。
 保育終了日だった今日、在園児はもとより、卒園児たちまでが新たな道を選んだ僕に感謝を伝えに来てくれました。旧園舎時代を含め、子どもたち・保護者の皆さん、先生(職員)たちに支えられ園長として16年歩ませていただきましたが、肩書きこそ「園長」でしたが、1・2年目、また、震災後、公立保育所と合併し現在の保育園での保育が始まった時もどこからどう見てもそんな肩書きとはかけ離れ、子どもたちも保護者も職員も不安でしかなかったことと思います。もちろん、今でも「園長」として相応しいかと言えば否であり、模範の対象として失格だったかと思いますが、子どもたちと最前線で関わってくれている先生たちのお陰で多くの方々が保育園のために協力くださり、唯一無二の園庭ができるなど子どもたちの楽園が形成されて来ました。その中で育ったからこそでしょう、4月から小学校3年生になるK君が届けにきてくれた手紙には、将来、第一光の子保育園の園長先生になりたいと書かれているのです。また、4月から高校一年生になるY君がお母さん、妹のRちゃんと一緒に挨拶に来てくれて、プレゼントしてくれキーホルダーの絵はY君が在園中に職員室のホワイトボード(行事予定表)に描いた落書きであることが直ぐにわかりました。それはなぜか・・・。なぜだかその落書きだけは消すことが出来ずに今でも残してあったからなのです。大々的なセレモニーなどが大の苦手な僕はこっそりフェードアウトしたいのが本音ですが、高校生になる卒園児までが会いに来てくれたことの嬉しさ、喜びは保育者冥利に尽きます。その他にもたくさんのメッセージやお花を頂戴しました。心から感謝いたします。以下に卒業式でよく歌われる日本のロックバンドの曲の歌詞を紹介します。保育園の子どもたちにはまだまだ難しい内容ですが、「答えがある問いばかりを教わってきたよ。だけど明日からは僕だけの正解をいざ、探しにゆくんだ、また逢う日まで。」そんな子どもたちであることを願います。

「正解」
この先に出会うどんな友とも、分かち合えない秘密を共にした。
それなのにたったひと言の「ごめんね」だけ、やけに遠くて言えなかったり。
明日も会うのになぜか僕らは、眠い眼こすり、夜通しバカ話。
明くる日、案の定、机並べて居眠りして、怒られてるのに笑えてきて。
理屈に合わないことを、どれだけやれるかが青春だとでも、どこかで僕ら思っていたのかな。
あぁ 答えがある問いばかりを教わってきたよ。そのせいだろうか、僕たちが知りたかったのは、いつも正解などまだ銀河にもない。一番大切な君と仲直りの仕方、大好きなあの子の心の振り向かせ方、なに一つ見えない僕らの未来だから、答えがすでにある、問いなんかに用などはない。
これまで出逢ったどんな友とも違う君に見つけてもらった、自分をはじめて好きになれたの、分かるはずない。君に分かるはずもないでしょう。
並んで歩けど、どこかで追い続けていた、君の背中、明日からはもうそこにはない。
あぁ 答えがある問いばかりを教わってきたよ。そのせいだろうか、僕たちが知りたかったのはいつも正解など大人も知らない、喜びが溢れて止まらない、夜の眠り方、悔しさで滲んだ心の傷の治し方、傷ついた友の励まし方。あなたとはじめて怒鳴り合った日、あとで聞いたよ。君は笑っていたと想いの伝え方がわからない、僕の心、君は無理矢理こじ開けたの。
あぁ 答えがある問いばかりを教わってきたよ。だけど明日からは僕だけの正解をいざ、探しにゆくんだ、また逢う日まで。
次の空欄に当てはまる言葉を書き入れなさい。ここでの最後の問い。
「君のいない 明日からの日々を、僕は/私は きっと □□□□□□□□□□□□□□□□□」
制限時間はあなたのこれからの人生。解答用紙はあなたのこれからの人生。答え合わせの時に私はもういない。だから、採点基準はあなたのこれからの人生「よーい、はじめ」

おめでとう

2023/03/23

今年度の保育は明日が終了日となり、来週は家庭保育が出来ないお子さんをお預かりするだけとなりました。そこで、今日は子どもたちの卒園・進級を祝う「お祝い会」が行われました。コロナ禍にありこの3年間、全園児が一堂に会する機会がぐっと減ってしまいましたが、今日は久しぶりに全園児がホールに集まり、5歳児から4歳児へ当番活動の引継ぎ、進級字から卒園児、卒園児から進級児へのプレゼントや歌の交換がなされました。その後、お祝い会担当の先生たちが編集してくれたスライドショーを見せてもらいましたが、自分が登場した時はもちろんのこと、これまで一緒に過ごしてきた仲間たちが登場すると「わ~っ!〇〇ちゃんだ!」「〇〇君だ!」と歓声を上げ大喜びする姿に、さすが映像慣れしている現代っ子であることを再認識させてもらいました。また、今日の給食のメニューは日本の祝い事には欠かせない(欠かせなかった)赤飯が提供されるなど、職員みんなで子どもたちの卒園・進級を祝ってくれていることを実感させてもらいました。
 さて、保育とは無関係な野球の話題です。昨日3月22日、WBC=ワールド・ベースボール・クラシックの決勝が行われ、日本がアメリカを3対2で下し3大会ぶり3回目の優勝を果たしました。ベースボール(野球)発祥の国、アメリカに勝利したことに日本のみならず、海外の野球ファンが「おめでとう!」と祝福しているようですが、数ヵ月前のサッカーワールドカップの時も日本の代表選手やファンの行動を称賛する声が上がりました。そこに共通するものは、相手に対する尊敬・思いやり、配慮があるからなのではないでしょうか?大人(一流のメジャーリーガー・プロ野球選手)になっても野球小僧のような眼差しでメンバーを応援する姿、優勝して抱き合う姿に心を打たれるのは何故なのか?そして、僕だけなのでしょうか?年度末は涙が流れる季節でもありますが、悲しい涙ではなく、嬉しい涙で溢れることを願うものです。

終わりよければ・・・。

2023/03/22


先週土曜日の卒園式がこんなお天気だったら・・・。そんな事を思わせるような晴天になった今日は5歳児のぞみ組めぐみ組の子どもたちにとって保育園生活の最後の思い出づくりとして「いちご狩り」に出かけてきました。これまでであれば、僕がサッカー教室でお世話になっているコーチにクラブチームのバスをお借りして、仙台からバスで出勤していましたが、今年度は「娘も卒業式を終えて時間があるので、僕が運転して保育園に向かいます」そう言ってくださったので、いちご狩りへの運転も含め、全てお言葉に甘えさせてもらい、また、保育園のバスはT先生にハンドルを握ってもらったため、初めて子どもたちと同じ感覚でバスに乗せてもらうと言う何とも不思議で贅沢なバス乗車をさせてもらいました。保護者の方々にはギリギリまで秘密にしていていただいた「いちご狩り」でしたが、お弁当持参で登園しバスに乗って出かけられる事が嬉しくて仕方がなかった事がバスの中での興奮具合からも伝わってきました。そして、いちご農園に到着し、集合写真を撮ってもらってから、いよいよ30分間のいちご狩りとなりましたが、ハウスの中は春を通り越し、初夏を思わせるような温度だったこともあり、子どもたちは完熟のいちごのように顔を赤くしながら自分でもぎ取ったイチゴを頬張っていました。満足いくまでイチゴを食べた後、角田市の台山公園へ移動し、お弁当を食べるまで公園でひと遊びしました。保育園にはない固定遊具でそれぞれ楽しそうに遊んでいましたが、子どもたちに誘われて何年ぶりかでローラー滑り台をしたところ、お尻が焼けるかのような感覚が襲いました。思えば、何年も前にこのローラー滑り台で苦い思い出を経験していたのに、子どもたちに誘われ、はしゃいで滑ってことで、以前痛い思いをした時と同じ感覚がお尻に残ってしまいました。そんな遊具で遊び、お弁当を食べ、保育園に戻ってきましたが、バスの中での子どもたちの姿は、まさに修学旅行を楽しんでいるかのようでした。ただ一つ残念だったのはめぐみ組のS君だけが欠席だったことです。この日のために秘密を守ってくださり、お弁当を準備してくださった保護者の方々、わざわざ仙台からバスを運転して来てくださったTコーチ本当にありがとうございました。

いかがですか?

2023/03/20

先週末に卒園式を終え、今朝登園してきた5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちの表情から、緊張感から解き放たれほっとした様子が感じられました。一方で今日で保育園での礼拝が最後だったことや今週末の保育終了日をもって、いよいよ(本当に)保育園に来ることがなくなることを理解している子どもたちから「保育園とお別れするの寂しい」とか「24日で保育園終わりだよね」いう声が聞かれ、子どもたちながらに様々なことを感じていることを表現してくれる姿、また、以前、保育者として勤めてくれていたY先生(現在は山形の保育園で園長)が遊びにきてくれて、礼拝を一緒に守った後、ほんのわずかな時間、園庭でサッカーをしてくれただけなのに一緒に給食を食べるなどしたのですが、偶然にも今日がY先生の誕生日だったので、♪ハッピーバースデーを歌って誕生日をお祝いしましたが全く違和感を感じることはありませんでした。そんな姿に改めて成長を感じ、安心して小学校へ送り出すことができると確信しました。そんな子どもたちと同じように園庭の畑に植えた玉ねぎの苗が寒い冬を越し順調に育っていますので、5月から6月には子どもたちが新玉ねぎを食すことができることでしょう。
 さて、先日の卒園式の際、すっかりお馴染みとなった卒園記念品の「手作り味噌(数ヵ月間2階の倉庫で熟成)」を持ち帰りましたが、その他に春に子どもたちが仕込み、味噌屋さんで熟成させてもらったみそを充填してもらいました。数に限りがありますが、購入ご希望の方がいらっしゃれば卒園児以外でも1㎏入り1個960円で購入していただけます。ご希望の方は職員にお声がけください。

おめでとうございます。

2023/03/18

3月中旬、しかも卒園式当日に雪が降ることなど想像もしていませんでしたが、今年度の卒園式は雪の降る寒い中での卒園式となりました。そんな中、子どもたちは普段とは違う「晴れの日」に相応しい服に身を包み、喜びと緊張とが入り混じった表情で誰一人お休みすることなく45人全員が登園してきました。入場までに保育室で手作りのコサージュを付けてもらうなどして式本番、入場となりましたが、この日を迎えるまで様々な準備をしてきたとは言え大勢の保護者を迎えるとドキドキするのでしょう、緊張していることが伝わってきました。一方、入場する姿を見ただけで喜びや寂しさが込み上げてきたのか、すでに目頭を抑えている保護者や先生の姿につられてしまう事がないようにするのに必死でした。リハーサルの時とは違い、本番は割愛する場面がないため、有に1時間以上の時間がかかりましたが、涙あり、笑いありの第一光の子保育園らしい卒園式だったと思います。卒園式後の来週も数日登園し、本当に保育園とお別れの子どもたちがいます。本日卒園証書をもらった子どもたちが、これからも大勢の方々に愛され健やかに成長する事を祈ります。雪の降る寒い中ご参加くださった保護者の皆様に改めて感謝申し上げます。また、卒園式の為に家庭保育にご理解・ご協力くださった在園児の保護者の皆様にも感謝いたします。

願い

2023/03/17

今朝、いつものように園舎内の消毒作業をしている時、5歳児のぞみ組の廊下側の窓に昨日まではなかった「てるてる坊主」がぶら下げられているのを見つけました。このてるてる坊主、言うまでもなく明日の卒園式が天気になるようにとの願いを込めて作られたものでしょう。子どもたちから「作りたい」と言ったのか、担任のW先生の発案かは定かではありませんが、形こそ一つ一つ違うものの表情がどれも笑顔なのです。それが晴れの日でも雨の日でも笑顔で過ごしてきた普段の子どもたちの表情に見えてなりませんでした。であれば、明日がどんな天気であろうとも素敵な卒園式になることでしょう。中には明日が卒園式という実感が湧かないのか、一輪車を押して園庭を歩いている僕を見つけ「乗りたい乗りたい」と言いながら追いかけて来て4人の子どもたちが飛び乗ってきました。総重量は何㎏になるか分かりませんが、未満児とは比較にならないずっしりとした重さが腕に伝わってきて子どもたちの成長とともに力の衰えを実感させられました。
 さて、そんな卒園児以上に重さや大きさを感じさせてくれたのが今日卒業式を終えた後、保育園に挨拶に来てくれた小学校6年生の卒園児たちです。数年ぶりに来てくれた子どもたち全員が一体何を食べてこんなに育ったのかと思うほど担任だったN先生よりもはるかに大きい(重い)ことが一目瞭然で、「おめでとう!」の意味が、卒業というより、相〇部〇の入門が決まったことをお祝いしているかのようだと保護者の皆さんと笑い合いました。こんな風に照れながらも大きな体の卒園児が遊びに来てくれるのは、最前線で素敵な保育をしてくれた先生たちがいたからこそ!中学校でも素敵な友だちと思い出を作ってくれることを願い、明日卒園する子どもたちも、今日来てくれた6年生たちのように大きくたくましく育ってくれることを祈るものです。

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