保育日誌
下記よりご希望の保育園をご選択下さい
この季節ならでは
2022/05/11
昨日の「ひつじの毛刈り」同様、すっかり5歳児の恒例行事となった「田植え」今年も田んぼのオーナーであり田んぼの先生のHさんのご厚意により、園庭から見下ろせる田んぼの一角にのぞみ組めぐみ組の子どもたちが田植えをさせていただきました。天気予報によると気温が上がらず雨が降ることもあると伝えていたので寒さに耐えることと泥だらけになる事を覚悟していたのですが、いい具合に予報が外れ、青空が覗き身体を動かすと寒さを感じることもない田植え日和となりました。多くの子どもたちが初めての田植えということもあり泥に足を取られ悪戦苦闘していましたが、転んで泥だらけになったのはのぞみ組のYちゃんぐらいで、10年目となった今年の田植えでも手は泥の手袋、足は泥のソックスを履いているようになりながら楽しみにしていた田植えをすることができました。しかし、それ以上に楽しそうだったのは朝7時過ぎから準備をしてくださっていたHさんとお手伝いをしたくださった方々です。田植え後、Hさんから「園庭から田んぼの様子を見ていること、そして、大きく育って秋に稲刈りができるようにおまじないをしておいてね」とお願いされ(約束)をして園に戻りました。梅雨の長雨や低温、夏の暑さや台風にも耐え、秋に豊かな実りがあるように願い祈りながら時々田んぼの様子を観察しに行くなどしたいと思います。
さて、5歳児が田植えに出かける頃、4歳児はと組の子どもたちが明日の給食で提供される予定の「筍ごはん」に使う筍の皮剥きをしてくれていました。剥いても剥いてもなかなか食べられる(食べる)ところが出てこない大きな筍が使われた明日の給食、旬の味が楽しみです。
待ってました②
2022/05/10
毛刈りの様子と刈り取られた羊毛!バリカンの振動と羊の匂いは子どもたちの記憶に残ることと思います。取材に来てくださったK新報の記者もバリカンを握り毛刈りを体験して行かれましたが、バリカンの揺れと羊の大きさからか「子どもたちは怖いかも知れませんね」とおっしゃっていました。ところが、毛刈りだけでなく、園庭にも興味を持ってくださったようで「園庭を取材してみたいです」そんな事をおっしゃっていました。我が園の園庭、他所とはかなり違う印象を受けたようです。
待ってました
2030/05/10
旧園舎時代から始め、今では保育園の恒例行事の一つとなっている「ひつじの毛刈り」、今年も子どもたちが楽しみに待っていてくれるようにと、担当の先生が一階ロビーにクイズやディスプレーをしてくれていたこともあり、子どもたちは朝から🐑ひつじの来園を心待ちにしながら園庭で過ごしていました。そんな子どもたちの多くが朝の集まりをするために一旦保育室へ戻った9時半ころ、軽トラックの荷台に載せられたあんずちゃんという名前のメスの🐑がひつじがやってきました。到着時間に合わせ準備をしていた4歳児あい組の子どもたちは待ってましたとばかりに軽トラックに近づき「やった~!」「かわいい~!」と大喜び!ところが、そんな中でひつじが怖いA君は軽トラから離れたところから様子を眺め、Hちゃんにいたっては遥か彼方に逃げて行って、近くにいる先生に助けを求めているのです。反対にひつじの来園を心待ちにしていた子どもたちは朝の集まりを終え大喜で園庭に飛び出してきて、結構な大きさで独特な匂いのひつじに物怖じすることなく撫でたり触ったりする子どもたちも大勢いました。ほとんどの子どもたちが園庭に集まったころ毛刈りとなりましたが、昨年度からこの日(毛刈り)を楽しみにしていた5歳児のぞみ組めぐみ組のこどもたちがバリカンに手を添え毛刈り体験をすることができました。あんずちゃんにとって二度目の毛刈りだったそうですが、大勢の子どもたちに囲まれるという経験いったいどんな気持ちだったのでしょう?ただ、暑さが苦手というひつじは涼しくなって「待ってました」と思っているのかも知れません。今日刈り取った羊毛は約3㎏。今後しっかりと汚れを落とし教材として大切に使おうと思います。そうそう、玄関を入ってすぐのところにT先生がめだか用の鉢を準備しています。寒い冬を越えて育っためだかが泳ぐもの間もなくかと・・・。そして子どもたちだけでなく保護者の方々で玄関が混み合うことでしょう。
期間限定
2022/05/09
先週「こどもの日」に合わせておやつとして提供された「柏餅」柏の葉が新芽が出るまで古い葉が落ちないということから、新芽を子ども、古い葉を親に見立て「家系が絶えない」「子孫繁栄」と縁起を担いだそうです。正門を入ってすぐのところに植えてある柏(フランス種)がいつまでたっても葉が落ちないことに疑問を持ち、葉を落とすため枝を揺らしてたことがあったのですが、柏餅の由来を知り、何と恥ずかしいことをしていたのだろうと思いました。そして、今朝外の掃き掃除をしている時、裸んぼになっていた柏の木の枝に新しい柔らかそうな葉っぱが育っていました。仙台を代表する「青葉通」や「定禅寺通」や「広瀬通」でもケヤキやイチョウが若葉を広げ始め、この期間限定の黄緑色のトンネルができています。同様に園庭の桜やケヤキ、ヤナギや桂などありとあらゆる木々が若葉を広げ、その下では☘クローバーやたんぽぽが生き生きと育っています。沖縄は梅雨入りしたことをニュースが伝えていましたが、東北が梅雨入りするころには黄緑色だった葉が緑色に変わることでしょう。
さて、今週5歳児は、明日「🐑ひつじの毛刈り」、明後日には「田植え」と行事が目白押しですが、5歳児限らず梅雨前の期間限定の気持ちのいい季節を満喫できることを願うものです。
下ノ畑ニ居リマス
2022/05/06
詩人、童話作家として「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」や「雨ニモマケズ」の童話や詩を書いたほか、教師、科学者、宗教家、作曲家など多彩な顔・肩書を持つ宮沢賢治。自分の不在を知らせる為に「下ノ畑ニ居リマス」と書き残し畑で作業をしていたようです。そんな賢治と比較になりませんが、職員室でPCに向かって仕事をしているより、外で作業をしていることが多いであろう園長。連休前に5歳児めぐみ組のN先生から畑の畝立てについて相談されていたため、朝の打ち合わせを終えた後、管理機を使って土を再度耕し、畝を立て、肥料を施し、マルチシートを張る作業を行いました。親戚に農家が一人もおらず、畑仕事の経験などなく育ったのですが保育園で毎年畑仕事をするようになり、管理機や鍬の使い方も何となくできるようになったと思っていました。ところが、N先生は若いにもかかわらず僕よりもずっと鍬使いが上手なのです!そんなN先生からのいい影響が子どもたちに伝わっているようで、肥料の蒔き方を伝えると、きれいに立てた畝に子どもたちが上手に溝を作り肥料を施し優しく土を掛けてくれました。また風にあおられながらマルチシートを張り、飛ばされないようにシートの周りに土を掛けるところまで手伝ってくれました。結構な日差しのお陰で汗だくになりましたが、その甲斐もあり、小一時間程度で4本の畝が出来上がりN先生も「子どもたちとやった割には上手くいきました」と喜んでいました。後は購入後に植える苗がしっかりと育ってくれることを願うばかりです。一方、来週水曜日に予定されている5歳児の田植えを前に、Hさんの田んぼには機械できれいに稲が植えられていて、子どもたちが植えるところには苗が準備されていました。週間天気予報によると天気が崩れる様子はなさそうですので、今年も子どもたちの賑やかな声が響き、道路に足跡が残ることでしょう。
さて、保育園には姉妹で入園してくれている子どもたちが結構います。それぞれクラスの子どもたちと楽しく遊ぶ姿が見られるのですが、今日は2歳児うみ組のK君が運転する車の後部座席に4人仲良く座って遊んでいたので「どこへ行くの?」と聞いてみたところなぜでしょう「山形!」と明確な返事が返ってきました。もちろんのこと、K君は4人がそんなことを考えて(言って)いても我関せずといった具合で、どこへ向かっているのか物凄い勢いでグルグルとハンドルを回していました。
PS:昨日が「こどもの日」でしたが、保育園はお休みだったので、今日の午前中までこいのぼりを飾りました。程よく乾いた風が吹いてくれたこともあり、片付けるのにぴったりな一日でした。
堂々巡り
2022/05/02
雨が降る度、大きな水たまり(池)ができてしまっていた0・1歳児の保育室前の庭。水遊びをするにはうってつけのスペースではありましたがあまりにも大きくなりすぎてしまったこともあり、昨年度㋁、園庭に新たな遊具を作った際、改善するべくダンプカーで運んでもらった結構な砂を子どもたちにも手伝ってもらい汗をかきながら埋め立て作業を行ないました。その甲斐あって以前のような水たまりができることはなくなっていました。ところが、今朝出勤し、こいのぼりを飾ろうと園庭に出てみると、昨日降った雨により園舎や桜の若葉がきれいに映るような大きな水たまりができているではありませんか!その様子に呆然とし何とかしなければと思いつつ、先ずはこいのぼりを飾り、園舎内の消毒作業を行なうことにしました。消毒作業を終え、放射線量の計測した後、水を掻き出そうと思いながら、再度園庭に出るとY先生、A先生が遊具小屋から様々な道具を持ち出し、すでに子どもたちと一緒に作業に取り掛かってくれていたのです。子どもたちは最高の水遊びといった感覚で作業をしていたように思いますが、雨が降る度に同じことをしなければならないのは堂々巡り、元の木阿弥・・・。改善策を再考しなければならなそうです。同様に先日、管理機で耕した畑は一見変わらないように見えても、水を含んでドロドロになり畑というより田んぼと化してしまっていました。それを知らないのか、反対に感触の気持ち良さを知ってなのか多くの子どもたちが畑に入り、朝から靴が泥だらけになって遊んでいました。中でも、4歳児はと組のK君などは泥にはまって抜けられなくなっているのですから困ったものです。明日からまた天気が良くなるとの予報が出ているので、土が乾いているうちに再度管理機を掛け、野菜の育てるための畝づくりの手伝いをしようと思います。
楽しみ②
2022/04/28
青空に映える、個性豊かな🎏こいのぼり
楽しみ
2022/04/28
桜より一足早く花を咲かせ仄かな香りを漂わせ春の到来を伝えてくれた梅の花(木)、桜が咲き始める頃になるとスイセンやシバザクラなどが次々に彩りを与えてくれるようになり、いち早く花を咲かせた梅の存在が目立たなくなりました。そんな目立たない梅の木ですが、これから梅雨までの間、またしても注目を集めることがあります。それは、子どもたちにはまだ気付かれて(気付いて)いないものの、今年も咲いていた花の後にまだまだ小さいもののたくさん実を付け始めていました。順調に育ってくれれば、例年のように子どもたちが梅狩りをして梅ジュースや梅ジャム作りに勤しむことが出来るはずです。ただ、心配なことは、昨年度末、新たに加わった丸太を使って作った遊具に登ると、脚立を使うことなく子どもたちでも容易に収穫でしてしまうようになったことです。これから暖かい日が増えてくるようになると目敏い子どもたちに実が見つかり、お願いしていないのに摘果されることになるでしょう。また、次々に花を咲かすタンポポは子どもたちに摘んでもらうことにより種が広がり子孫を増やすことができます。そのタンポポの手伝いをしているかのようにまだ枯れたような様子のラベンダーの根元で1歳児うみ組のK君が必死にタンポポを摘もうとしていました。その側を、4歳児あい組のHちゃんが、2歳児つき組のAちゃん(妹)に三輪車を押してもらって遊んでいたのですが、何だか立場があべこべ反対のように思いましたが、二人がとても楽しそうなことから、お互いに納得していることが伝わって来ました。
一方、5月5日の「こどもの日」に向けて各クラスで製作した(年齢に合った)🎏こいのぼりが飾られていましたが、同じものが二つとないユニークな作品ばかりでホッコリさせてもらいました。
たられば
2022/04/27
2週間前、園庭で桜の花を愛でながら過ごしていましたが、花びらが散った後、今度は赤いオシベが付いたガクが木全体を覆っていました。そのおしべが次々と落ちて地面を覆い、ガクに代わって黄緑色の柔らかそうな若葉が木を覆い始めています。花びら以上にがさばる大量のガク、一生懸命に掃き集めるのですが、ものの10分程度でまた落ちているのです。そんなエンドレスな仕事をしている時、このガクが佐藤錦やナポレオンといったサクランボだったら、子どもたちが園庭で思う存分サクランボ狩りができるだろうし、園庭や正門付近に直売所を設け、お買い求めいただけたら素敵だろうなあ?そんな夢のようなことを思い浮かべました。今日は特に風が吹いていたこともあり掃いても掃いてもなくならないため、掃き掃除はほどほどにして、伸び掛けて来た正門付近の下草刈りをしました。ところが、暫く使っていなかった刈払機の歯が少々ずれてセットされていたようで、エンジンの回転数を上げると腕に物凄い振動が伝わり、手がコントのように小刻みに揺れて(動き)しまうのを堪えるのが可笑しくて仕方がありませんでした。その陰で、給食を食べる時、腕がパンパンになっていました。
ところで、草刈り作業をしていると、草の下に生えていたキノコを刈り取っていました。その時にはあまり気にしなかったのですが、別なところの草を刈ろうと思ったとき、そこに、刈り取られる前の不気味なキノコが二つ生えていることに気付きました。どう見てもグロテスクで食べられそうにないと思ったものの、何というキノコか、そして毒の有無を調べてみました。すると、そのキノコは「アミガサタケ」という春に最初にでてくるキノコで、ロシア中部でよく食べられ、このキノコを材料にした珍料理もあるというのです。子どもたちが毎日カエルを捕まえ、時にニホンカモシカが現れ、巣箱にヘビが棲み、ロシアで食べられるキノコが自生する保育園、改めて驚きでした。しかし、このキノコ食してみようという勇気は・・・。もしよろしければ、どなたか召し上がりませんか?
カモフラージュ
2022/04/26
「ねえ、園長先生何かいるよ」5歳児めぐみ組のM君が園庭中央の家を指差しながらそう言うので見てみると、T先生がいつも着ている服のような色合いの蛾がとまっています。葉が茂る木にとまっていればカモフラージュになって目立つことはなかったのでしょうが、角材で作られた家で羽化したのか、いとも簡単に見つけられてしまいました。しかし、Ⅿ君はあまり虫が得意ではないようで、虫好きの子どもたちがするように棒で突いてみることも捕まえようとすることもなく離れて様子を見ています。そこで、僕が近くに落ちていた木を拾い、蛾が葉と同化できそうなところへ逃がしてあげました。おそらく、その後は子どもたちに発見されて捕まえられることなかったと思いますが、自然の作り出す色合いや不思議さを感じさせられました。
そうかと思えば、めぐみ組のN先生が「園長先生、あそこの巣箱からヘビが顔を出したので入っていると思います」と言うのです。そこで、教えてもらった巣箱まで行き、巣箱を叩いてみたり、底に開けてある穴から棒で突いてみると、入口の丸い窓から、舌をペロペロ出すへびの顔が見えました。ただ、朝の打ち合わせの時間と重なってしまうので、子どもたちに「ヘビが出てこないか見ててね」と見張りをお願いして職員室へ戻り、打ち合わせ後に巣箱の中を確かめるために脚立を準備して子どもたちが待っていてくれているところへ戻り、脚立を立ててそ~っと蓋を開けて覗いて見ると、急に明るくなって驚いたのか、まだ小さなアオダイショウが怪訝そうに見上げていました。昨年のように今年もシジュウカラが子育てのために巣箱のチェックをしに来る頃かと思っていたのに、ヘビが先客になっていようとは・・・。鳥たち同様、雨風を凌いで子育てができる巣箱、そして、餌となるカエルが沢山いる園庭はヘビにとっても最高の環境だということでしょう。とは言え、子どもたちや園長に素敵な住まいを叩かれ危険を感じたヘビ、安住できるところへ引っ越してしまうかも知れません。
採用について
採用情報から各種文章まで、ご報告。