保育日誌
下記よりご希望の保育園をご選択下さい
もう少し
2023/03/16
卒園・進級を間近かにし、子どもたちの心境にも様々な思いが去来しているのでしょう、このところ感じることは進級する子どもたちが嬉しくてならないことが言動から伝わってくることです。4歳児、あい組・はと組の子どもたちは憧れだった、保育園での最高学年であるのぞみ組・めぐみ組になれる(なる)という実感が湧いて来たのか、これまで挨拶をするのにモジモジしていたり、荷物をお家の方に持ってもらっていた子どもたちが大きな声で「園長先生おはよう!」と挨拶をしてくれるようになり、自分で荷物を持って保育室へ向かうようになりました。また、今日は卒園式の総練習を見にきてくれましたが、いつも賑やかに遊んでいるのぞみ組・めぐみ組の子どもたちが真剣にリハーサルに臨む姿を目の当たりにし、一時間という長丁場でも静かに見ていました。また、日々送迎に関わっていただいているにも関わらず、出席者の人数制限のため、卒園式当日においでいただくことができないのぞみ組のHちゃんのおじいちゃん、M君のおばあちゃんにお客様としていらしていただいた事は子どもたちにとっても僕にとっても良い緊張感に包まれたように思います。
一方、もう少しすると(来年度から)午前のおやつがなくなる2歳児が次年度に向けて早い時間から外遊びをするようになり、まだまだ上手に漕ぐことができないSちゃんが三輪車に跨り、Y君を乗せて僕に動物の事を教えてくれている3歳児てんし組のN君の前を一生懸命に地面を蹴って(歩いて)進むと言う何とも可愛らしい姿が見られ、また、4歳児はと組のRちゃんが妹の2歳児ほし組のYちゃんに丸太渡りを優しく教えてあげる仲の良い姿にほっこりさせてもらいました。
翻弄
2023/03/15
コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点からマスクの着用が当たり前のようになっていましたが、感染症法上の位置づけが5月8日に「5類」に移行するのを前に、政府は一昨日、13日からマスクの着用ルールを個人の判断に委ねる(緩和する)新方式が適用され「脱マスク」の日常が始まりました。しかし、通勤ラッシュなどの混雑時や、医療機関や高齢者施設を訪問する時など感染リスクが高い状況では引き続き着用を求めています。日々通勤のために利用している朝の電車も高校で卒業式が行われた後は空席が増えたのですが、ほとんどの方が今までと変わる事なくマスク着用を継続しています。本当は早々に脱マスク生活を始めたいところですが、保育園という施設の性質上、そして、今週末に卒園式を控えていることもあり、直ぐに外すことは控えなければならないと思っています。もしかすると、外したくとも周りの目を気にして外せないでいる方も多いのかと思いますが、そこが、何とも日本人らしいところなのでしょう。
さて、この3年間、コロナによって様々な制約がなされ、これまでとは違う保育が求められました。その中でも今年度ののぞみ組・めぐみ組の子どもたちは行事の度に天気や感染症に翻弄(悩まされ)されてきました。だからこそ、土曜日の卒園式は何としても快晴の下、皆出席で迎えられる事を願っているのですが、またしても雨が降り気温も上がらない(しかも何故だか土曜日だけ)という予報が出ているではありませんか。その予報が当たったとしも子どもたちの門出を祝うホールはこれまでの成長を見守る暖かい眼差しがあふれるように、明日の一部礼拝、二部証書授与通しての最終リハーサルを行ってくれることと思います。そして、子どもたちが日々過ごしてきた傷がたくさん残るホールに並べられた花道を堂々と歩く姿、立派に証書を受け取る姿に成長を感じ多くの保護者の方々が涙する姿が目に浮かびます。
創意工夫
2023/03/14
東日本大震災から12年を迎えた3月11日、発災時刻に黙祷し祈りを献げました。テレビでも東日本大震災関連の番組が組まれ、否応なしに当時のことを思い返すことになりましたが、そこで再認識・再確認させられたこと、それは、当たり前と思っていることが当たり前ではないこと。そして、物質的な豊かさでは満たされないことがあり、それ以上に感性的・精神的な豊かさが必須であることでした。停電してしまえば、エアコンやファンヒーターや炬燵では暖は取れないこと、テレビもビデオもパソコンも役に立たない道具と化してしまうことでした。そのため。暖を取りながら調理ができるように焚火をすることなど、自分たちで創意工夫して過ごす日々が求められました。しかし、子どもたちの保育園での姿を見ていると、遊具や玩具が無くとも自分たちでルールや目的を決めて遊んでいることがわかります。今日も満開に近い梅の花を摘んで匂いを嗅ぎ「いい匂~い!」と言いながらうっとりしている3歳児てんし組のR君、A君、Yちゃん。また、5歳児めぐみ組のМ君が「ねえ、園長先生、〇×ゲームしよう」と誘ってくれたのでしばらく勝負をしましたが、「次は、〇〇!」「じゃあ、次は〇〇」と次々に仲間が増え、たった二本の棒(枝)で遊びが続きました。また、朝、園舎内の消毒をしている際、0歳児ひかり組の保育室から不思議な音(鳴き声)が聞こえてくるので覗いてみると、僕に気付いたМ君とY君が近寄ってきてくれてY君が指をなめながらニヤニヤし始めました。すると、それを横で見ていたМ君が真似をするように指をなめてニヤニヤ・・・。このように年齢問わず子どもたちなりに創意工夫しながら遊んでいることに前述の感性的・精神的な豊かさがあるように思えました。
5歳児のぞみ組めぐみ組は今週土曜日に迫った卒園式に向けて最終確認・準備に追われています。そんな中、玄関ホールの大きなガラス窓や階段の壁に、担任の先生たちが撮りためた写真が展示されるようになり、卒園・就学が近づいていることが一層感じられるようになりました。この写真の取り組み数年前に保護者の方々にもご協力いただくことから始めましたが、先生たちチョイスの素敵な写真をお楽しみください。
ありがとう!
2023/03/13
毎週月曜日の守っている各年齢の礼拝、来週大河原教会のM先生にお話しして頂き、今年度の礼拝は最後となり僕が担当するのは今日が最後となりました。これまでずっと牧師でもない僕が子どもたちと先生、時には誕生会にお見えになった保護者を前に聖書のお話をすることが、大きな重圧であり偽善のように感じていました。しかし、そんな僕の拙い話に耳を傾け、目を輝かせて聞いてくれる子どもたちの姿を目の当たりにすると味が引き締まる思いとなり、そのために、しっかりと学び、学びつつ伝え、伝えつつ学ぶことの重要性を痛感させられました。これは、保育にも通じることで、何十年保育をしていても疑問や課題が生まれることからもわかるように、たった数年で子どもや保育の事を知る事などできるはずもなく、そのために常に学び、学びつつ伝え、伝えつつ学ぶを繰り返さなければなりません。今日も4歳児はと組のY君とN君が遊具小屋の入り口にカップやお皿を並べ、そこに一生懸命に砂を入れ遊んでいるのです。そこを通りかかった僕に「ねえ、園長先生、今ね、ハ◯ピ◯セ◯ト作ってるんだよ」と話しかけてくれて、窓のとことに並べてある商品の説明もしてくれました。そんなこともあり、先日、担任のN先生がきれいにしてくれた小屋は言うまでもなく砂だらけ!挙げ句の果てに小屋の入り口のサラサラの砂を集めるためにシャベルで掘ったため、平だったところが凸凹になってしまいました。そんな穴もあっという間に埋まってしまうことでしょう。
さて、話は一転しますが、お昼前のことです。「カブトムシの幼虫がたくさんいるのですが、保育園で要りませんか?」こんなお電話をいただきました。話をお聞きすると「ジャガイモを植えるため準備していたら、堆肥の中に幼虫がいて・・・。このままだと可哀想だから保育園で必要なら持って行ってあげようかと思って」とのこと、しかも「60匹くらいいるんだけど」と言うのです。せっかくのお電話、しかも、何匹いるかまで数えてくれているとなると、むげにお断りすることは失礼ですし、それどころか、虫好きの子どもたちにとってみれば宝物を届けてくださると言うことにほかなりません。そこで「では是非いただきます」とお返事をすると、子どもたちが給食を食べ終える頃、年配の女性が堆肥が入れられたお米を入れる袋と共に幼虫が入った発泡スチロールの箱を届けてくれました。早速蓋を開けて見ると、虫嫌いの方々だったなら、間違いなく悲鳴をあげるような大きな幼虫がいっぱい!そこで、メダカや昆虫となれば、いきものがかりのT先生にお願いすべく伝えると、子どもたちが午睡中、雌雄を調べながら「こいつは立派なオスになる」「こいつはちょっと心配」と言いながら大きな衣装ケースに住まいを変える作業をしてくれました。
カブトムシの幼虫に限らす、「園長先生、〇〇要りませんか?」「保育園で使えるのでは?」とご連絡をいただくことがあります。在園時の保護者はもとより、卒園児の保護者や地域の方々が保育園の事を考えてくれていること、そんな方々に支えられている事を再認識する出来事でした。この幼虫たち、しっかり堆肥を食べ、立派なサナギになり子どもたちが驚くような成虫になってくれることを願うものです。
時間とともに
2023/03/10
明日3月11日は言わずと知れた「東日本大震災」が発生した日です。あの日からあっという間に12年が過ぎ、沿岸部は特に復興・復旧工事が進み震災前のとは一変、きれいになった一方、マリンスポーツを楽しんだ海の風景(景色や面影)はなくなってしまいました。しかし、原発事故による放射能被害が大きかった原発周辺は、今なお空間線量率が高いため、立ち入りが原則禁止され、居住を制限する「帰還困難区域」があるのが事実であり、家々(町)が朽ちてしまっています。しかし、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではありませんが、震災の記憶が薄れつつあることも事実のように思います。しかし、保育園では12年前の発災時間に合わせ、多くの子どもたち(クラス)が先生たちと防災訓練を行っていました。そんな先生たちの中には当時、小学生だったという先生がいるのですからジェネレーションギャップを感じてしまいます。もちろんのこと、在園児たちは震災の記憶などありませんが、地震以外にも子どもたちを襲うことは様々です。一昨日は、町内の公共施設と教育機関に対する爆破予告があり、緊急連絡をさせていただくことがありましたが幸い何事もありませんでした。そして、この悪質な一件の裏で面白いことがあったことを5歳児めぐみ組の担任N先生が置いてくれていたメモで今朝知りました。そこにはめぐみ組のCちゃんとお母さんの会話が書かれたのですが、一般的には(本当なら)職員室にいなければならない(いるであろう)園長(僕)が如何に職員室にいないかを的確に表している内容で笑ってしまったのですが、Cちゃんがそんなことを思っていてくれたことが嬉しくてなりませんでした。
そして、このとこと連日のように書いていますが、来年度保育室が2階へ変わり、朝のおやつが無くなる2歳児クラスの子どもたちが朝早くから生き生きと外遊びを楽しむ姿が見られるのです。今朝もAちゃん、A君、Sちゃん、Yちゃんたちが自分たちだけで園庭中央の家に登って遊んでいましたが、「あのね、お尻の方から降りるんだよ」と教え合う姿に驚きました。こんな風に子どもたちが喜んで遊んでくれる(上り下りする)お陰で梯子の足を掛ける部分が見事(きれいに)に擦り減っていて、時間の経過と子どもたちの凄さを思い知らされます。
辛いに一を足すと幸せに!
2023/03/09
昨日今日と暖かい日が続いた事もあり梅が次々と咲き始め、日に日に蕾を膨らませている桜の開花が待ち遠しい毎日を過ごしています。2歳児クラスの子どもたちは来年度から午前中のおやつがなくなり、進級する際クラス変えもあり、更に保育室も2階になるため大きな変化があります。そんな変化を見据え、ここ数日今までよりも早い時間から外に出て嬉しそうに遊ぶ様子が見られるようになりました。中でも2歳児つき組のY君は、僕が間近でレンズを向けていることに全く気付く事なく独り言を言いながら夢中でプリン作りをしていました。その姿が現在小学校2年生になった兄のR君「そっくり!」で「びっくり!」また、3歳児ひつじ組のM君にとってこの暖かさは大好きな虫の出現の季節を意味するため嬉しくて仕方がありません。今朝も職員室前のバルコニーから楽しげな声がするので見てみると、虫好きでも敬遠したがる”カメムシ“を見つけた(捕まえた?)M君たちが観察の真っ最中。一方、この暖かさによってスギ花粉の飛量散が増えたことで花粉症の子どもたちは悲惨なことになるため外遊びをしたくとも保育室で遊ぶことを選択することになります。花粉症の辛さが分かるだけに可哀想でなりません。少しでも早くこの辛い日がなくなりますように!
さて、今日は3月9日、9日後には卒園式!その卒園式に向けて僕も一緒に証書授与の部分のリハーサルを行いましたが、外遊びの時とは違う子どもたちの真剣な姿、緊張した表情が伝わってきました。卒業式の定番ソングとなった♪「流れる季節の真ん中で ふと日の長さを感じます。せわしく過ぎる日々の中に 私とあなたで夢を描く〜」の歌詞で有名な「3月9日」は、卒業ソングではなく、もともとは“サンキューの日”に結婚する友だちを祝うために作った曲なのだそうです。さて、3月18日はいかに・・・。
辛いに一を足すと幸せに!
2023/03/09
昨日今日と暖かい日が続いた事もあり梅が次々と咲き始め、日に日に蕾を膨らませている桜の開花が待ち遠しい毎日を過ごしています。2歳児クラスの子どもたちは来年度から午前中のおやつがなくなり、進級する際クラス変えもあり、更に保育室も2階になるため大きな変化があります。そんな変化を見据え、ここ数日今までよりも早い時間から外に出て嬉しそうに遊ぶ様子が見られるようになりました。中でも2歳児つき組のY君は、僕が間近でレンズを向けていることに全く気付く事なく独り言を言いながら夢中でプリン作りをしていました。その姿が現在小学校2年生になった兄のR君「そっくり!」で「びっくり!」また、3歳児ひつじ組のM君にとってこの暖かさは大好きな虫の出現の季節を意味するため嬉しくて仕方がありません。今朝も職員室前のバルコニーから楽しげな声がするので見てみると、虫好きでも敬遠したがる”カメムシ“を見つけた(捕まえた?)M君たちが観察の真っ最中。一方、この暖かさによってスギ花粉の飛量散が増えたことで花粉症の子どもたちは悲惨なことになるため外遊びをしたくとも保育室で遊ぶことを選択することになります。花粉症の辛さが分かるだけに可哀想でなりません。少しでも早くこの辛い日がなくなりますように!
さて、今日は3月9日、9日後には卒園式!その卒園式に向けて僕も一緒に証書授与の部分のリハーサルを行いましたが、外遊びの時とは違う子どもたちの真剣な姿、緊張した表情が伝わってきました。卒業式の定番ソングとなった♪「流れる季節の真ん中で ふと日の長さを感じます。せわしく過ぎる日々の中に 私とあなたで夢を描く〜」の歌詞で有名な「3月9日」は、卒業ソングではなく、もともとは“サンキューの日”に結婚する友だちを祝うために作った曲なのだそうです。さて、3月18日はいかに・・・。
本当は何歳?
2023/03/08
時代は昭和でも平成でもなく、令和だというのに、保育園の子どもたちの遊ぶ姿を見ていると、お絵描き、絵本を読む、鬼ごっこ、木登りや砂遊び、ごっこ遊び(ままごと)、虫探しなど僕が幼い頃にしていた遊びと変わらないことをして遊んでいることに気付かされます。誰に教えられたのか、誰の影響なのか、今朝も5歳児めぐみ組の男の子たちが「あしたもてんきになりますように!」(僕は「あ〜したてんきにな〜あれ!」でしたが)と大きな声でそう叫びながら靴を飛ばし、天気を占っているのです。団塊の世代、バブル世代、Z 世代、Y世代、 X世代など時代と共に世代にも変化があり、今やα世代と言われ、保育園の子どもたちが選挙権を持つ頃には新たな世代名(β世代だとか?)が付けられるのだと思いますが、靴飛ばし・天気占いをするその姿はまるで昭和時代にタイムスリップしたかのようで「本当は何歳?」と聞きたくなってしまいます。そんな姿の要因の一つは保育園(室)にはテレビやビデオといったメディアがない事があるのかも知れません。そのため子どもたちなりにどうすれば楽しく遊ぶ事ができるか、自分たちで考え実行し失敗や成功を繰り返すことが求められます。その経験こそが小学校以降での学びの基礎、土台であり、ひいては人生(生きていくため)の知恵になるのだと思います。5歳児とはいえ、脚力も付いていることもあり、それなりの高さ・距離で靴が飛んでいきますが、靴飛ばしができるのは保育園に隣接する住宅がない小高いところにあり、広い園庭があり、飛ばした靴が民家の屋根に載ってしまうことも、うるさいと叱られることもない環境が成せることでしょう。一方で、子どもたちがこんなことをして遊んでいることを知らないお家の方々は片方のソックス(靴)だけがやけに汚れていることに疑問を抱きながら洗濯をしてくださっているのかと思うと言葉がありません。しかし、幸いなことに子どもたちの「あしたもてんきになりますように」との願いの通りお天気が続いているのであっという間に乾くことでしょうか・・・?!
さて、今日は5歳児にとって保育園生活最後の「お話の部屋」の日で、ごろすけおばちゃんことKさんとの時間を過ごすことができました。長い子では6年間、絵本を読んでいただくだけでなく伝承遊びを伝えていただきましたが、そんなKさんにのぞみ組の子どもたちが開口一番「ねえ、おばちゃん何歳?」「80歳?」と尋ねるではありませんか!すると「そんなには歳取ってないなあ!そんなだったらこんな風に歩かなきゃない」と腰を曲げ杖をついて歩く真似をしてくださいました。このような関わりを子どもたちが忘れることなく育ってくれることを願うものです。Kさん、1年間ありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。
最後に、2月末に保育園についてのアンケートをお願い(配布)しましたが、提出締め切りが明後日となりました。毎年、回収率が半数以下で残念に思っていますが、皆さん、遠慮なさっているのか今年度も回収率が上がっていません。お一人でも多くの意見を聞かせていただければ幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
春が来た #2
2023/03/07
フードドライブと商工会婦人部からのプレゼントと満月
春が来た
2023/03/07
昨日は土の中で冬ごもりをしていた虫や動物たちが外に出てくる頃と言われる啓蟄でした。そして、今日はまさに生き物たちが活動を始めるような春を思わせる陽気となりました。明日は今日よりも気温が上昇するとのことですが、今日でも十分暖かく子どもたちも先生たちも薄着で過ごすことができました。そんな春の陽気に誘われたのでしょうか、1歳児そら組の子どもたちはバルコニーに出て午前中のおやつを食べていました。その前に3歳児てんし組のОちゃんと2歳児うみ組のAちゃんの誕生日(誕生会)をお祝いし、5歳児めぐみ組のMちゃんに「ねえ、ねえ、園長先生クラリネットの歌弾いてくれない?」とのリクエストに応え、バルコニーに腰掛け、♪クラリネットをこわしちゃったなどを歌っていました。そこへ数人の子どもたちがやって来て、「じゃあ、次は・・・」と次々にリクエストが舞い込みます。そんな子どもたちに応えながら歌っていたのですが、そら組の子どもたちがお祈りしておやつに提供された「源〇パ〇」を食べる様子を見ると「いいなあ」とか「何かおやつの時間早くない?!」と羨ましそうに眺めていました。そんな子どもたちも数年前まで午前中におやつを食べていたのに・・・。そう思うと可笑しくてなりませんでした。
一方、4歳児あい組のN先生と子どもたちが遊具小屋の中から全ての玩具を運び出して大掃除を始めてくれました。窓と扉は開けているとはいえ、砂埃が舞う空気が乾燥している中の作業は大変なこと。床や壁はボロボロですが子どもたちは楽しそうに手伝ってくれて、砂だらけだった遊具小屋が数ヶ月ぶりに綺麗になりました。さて、この綺麗さ何日続くでしょうか・・・。
さて、昨日フードドライブ(フードドライブとは家庭で余っている食材を持ちより、それを必要としている方に寄付する活動だそうです)にご協力くださいというお知らせを配布させて頂きましたが、そのために今日から玄関ホールにカゴが置かれました。すると、準備して頂いたカゴだけでは収まりきらないほどの食品が届けられ、段ボール箱を準備しなければなりませんでした。たった一日だけでこれだけの食品(善意)が届けられること、そして、そのような活動に関わっている方がいることに感動させられました。また、商工会婦人部の方々が、卒園を間近にしている5歳児にウエットシートを届けにいらしてくださいました。のぞみ組・めぐみ組を代表してYちゃんとM君が卒園式の準備を抜けて受け取りに来てくれたのですが、商工会の方々をたじたじにするYちゃんのあいさつや会話にほっこりさせられました。
長くなりましたが、今日は満月とのことですが、季語である「朧月(おぼろづき)」のように霧や雲に霞むことなく仙台駅前のビルの明るさにも負けることなく綺麗に輝いていました。
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